4WDの世界的代表選手を比較した 夢の対決? メルセデス・ベンツGクラスとジープ・ラングラーには似て非なる様式美がある
- 2018/12/28
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MotorFan編集部
ジープの新しい楽しみ方

21世紀以降の従来型Gクラスは、無理やり足を硬くして高性能タイヤを履かせてアップデートを図っていた感が強かった。このため所有欲は大いにくすぐられるのだが、実際のドライブにはやせ我慢がつきものだったのである。その点、新型Gクラスで少し苦労が伴うのはコクピットの高みに上るときぐらいしかない。
フラフラせずにビシッと走るという表現は新型ラングラーにも当てはまる。こちらはGクラスのようにフロントのサスペンション形式を変更してはいないので、より一層驚かされる。今回の試乗車は17インチのオフロード系タイヤを履いていたこともあり、ビシッとまではいかなかったけれど、不満は一切ないし、強固になったフレームと新たに加わった直4ターボのお陰でとにかくドライビングが愉しいのである。



先日行われた新型ラングラーの試乗会ではV6モデルにしか乗ることができなかったのだが、今回4発を積んだラングラー・アンリミテッド・スポーツをドライブできたことで、ようやく新型の全体像を把握することができた気がする。
V6モデルはオフロード走行におけるスロットルの踏みはじめの安定したトルクを求める人、もしくはターボのお転婆な感じが気に入らない人向け。一方アルファロメオ・ジュリアのエンジンをベースにしている直4ターボの性格は、まさにアルファそのもの。2t弱の車重をものともせずにビュンビュンとターボキックを繰り出してスピードを上げていく。信じられないかもしれないが、曲率を問わず次のコーナーが楽しみな気持ちになるのである。

これまでのラングラーというかアメリカ車になかったファンなフィーリング。アメリカ人とイタリア人の結婚によって新たな個性が産み落とされた瞬間である。個人的には4発のラングラー推しである。
ラングラー・アンリミテッド・スポーツとG550。頑なに伝統的なスタイルを守りつつ、かなり入念に内面的アップデートを果たした2台のどちらかを選ぶ人は、本気でアウトドアに興じるにせよファッションで乗るにせよ、一時的な流行に左右されない丁寧なモノ選びをする人なのだと思う。ガスライターよりジッポー、ステンレスより炭素鋼のナイフ、見たことのないアディダスよりもスタンスミス……。
伝統を重んじるということはカスタマーに媚びていないということ。消費者のご機嫌を伺い過ぎて、コロコロと姿かたちを変えていったモデルも少なくない現代にあって、今回の2台には気持ちいいくらいに迷いがないのである。「黙って俺についてこい」クルマがそう言っている。
※本記事は『GENROQ』2019年1月号の記事を再編集・再構成したものです。
ジープ・ラングラー アンリミテッド・スポーツ
■ボディスペック
全長(㎜):4870
全幅(㎜):1895
全高(㎜) :1845
ホイールベース(㎜):3010
車両重量(㎏) :1950
■パワートレイン
エンジンタイプ:直列4気筒DOHCターボ
総排気量(㏄) :1995
最高出力:200kW(272㎰)/5250rpm
最大トルク:400Nm(40.8㎏m)/3000rpm
■トランスミッション
タイプ:8速AT
■シャシー
駆動方式:AWD
サスペンション フロント:リジッド
サスペンション リヤ:リジッド
■ブレーキ
フロント:ベンチレーテッドディスク
リヤ:ディスク
■タイヤ&ホイール
フロント:245/75R17
リヤ:245/75R17
■環境性能
燃料消費率:11.5(km/ℓ:JC08モード)
■車両本体価格:494万円
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