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アメリカでレンタカーを借りてみた件【後編】〈ライターHideoのアメリカ取材珍道中:連載 第6回〉

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営業所の出庫ゲートは高速道路の料金所のような作りになっています。ゲートの手前で停車し、ボックスの中にいるスタッフに最後の手続きをしてもらいます。

免許証とクレジットカードを準備して出庫ゲートへ

 駐車されているクルマのドアは開いていて、キーも車内に置かれていますので、荷物を積み込んだらそのまま出庫ゲートに向かいます。出庫ゲートにいるスタッフに日本の運転免許証とパスポート、クレジットカードを渡して出庫前の手続きをしてもらいます。

 ちなみにアメリカではジョージア州を除いて国際免許証を所持していなくても、日本の免許証があれば運転できます。その辺りを説明しようと思うとちょっと長くなりますので、またの機会にレポートできればと思います。出庫ゲートでは現時点の走行距離を聞かれるか、スタッフが自分でメーターを覗き込んで確認してきます。もし聞かれた時はオドメーターにマイル表示されている距離を答えましょう。

ここで免許証とパスポートを提示し、クルマの走行距離をメーターで確認します。決済すると印刷された支払い明細を渡してくれます。

 ここで注意したいのが、前編の最後に書きました「支払い時になぜか保険料が加算されている問題」です。

 なぜそうなっちゃうのかハッキリとはしないのですが、最初の可能性として考えられるのは、航空会社のアプリを通して予約した時に、気づかないうちに任意保険がパッケージされたプランで予約してしまっていたということです。

 そして、もうひとつの可能性として、出庫ゲートのスタッフが「任意保険に加入しますか?」といったことを聞いてきて、うかつに「イエス」と答えてしまったとも考えられます。

 正直われわれも英語のリスニングは完璧ではありませんので、相手が言っていることを聞き取れないこともあります。なので最近は特にスタッフの一言一言を注意して聞くようにしています。そんなこんなで出庫前の手続き自体は10分ほどで完了します。目の前のゲートが開けば、いよいよ出発です。

ゲートの向こう側に見えるのが営業所の出口で、そこからは一般道です。あらためて右側通行であることを自分に言い聞かせる瞬間です。

 逆にレンタカーの返却に関しては、借り出しの時よりも簡単です。特に前編で紹介したFPOを申し込んでおけば、返却専用の営業所入口に直接向かえばOK。“Return”と書かれた案内に従って進むと、だいたい同じように返却に訪れたクルマの列ができていますので、スタッフの誘導に従って最後尾に並びます。

 端末を持ったスタッフが来て、忘れ物がないか車内を確認した後、領収書をその場で印刷するかメールで送るか聞いてきます。僕たちはだいたいいつもメール送信を選びますが、返却の手続き自体はそれで完了です。

トラバースのインパネ。2019年式ということで、まだまだ内装もきれいでした。

 そこからは来たときと同じようにシャトルバスに乗って空港に向かうのですが、利用する航空会社によってターミナルが違うので、航空会社の名称かターミナルの番号をドライバーに伝えます。

 また、荷物があまりにも多い時は、返却したクルマをそのままスタッフが運転して空港に送ってくれる時もあります。そうしてもらえると本当に楽で助かるのですが、実際どうするかはその時のスタッフの判断によるので、僕たちはいかにも「荷物を降ろすの大変だなあ〜、撮影機材重いんだよなあ〜」といった感じを出しながら、もっさり動くことを心がけています(笑)。

レンタカーはナビが付いていないケースが多いのですが、今回のトラバースはナビも装着済み。普段はグーグルマップでもこと足りますが、やっぱり車載ナビはあった方が便利です。

 さて、以上がロサンゼルス空港でレンタカーを借りて、返すまでの一連の流れですが、参考になりましたでしょうか? 今後もアメリカならではの交通ルールやレンタカー事情などについて、逐次レポートしていきたいと思っています。

こちらは返却時の様子。返却専用のレーンが設けられているので、誘導に従ってクルマを停車させます。待っていると順番にスタッフがやって来て、手持ちの端末で返却手続きをしてくれます。奥では空港に向かうシャトルバスが待機しています。

著者プロフィール
小林秀雄:大正から昭和初期の文豪の如き不健康な風貌ながら、趣味は草野球とサーフィンというわかりにくい男。編集プロダクション勤務を経てフリーライターへ。愛車は初代VWゴルフで、ただいまエンジンスワップを画策中。

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