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アウディQ2の使い勝手を徹底チェック|SUVレビュー

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〈マルチディスプレイ・ナビ&空調〉インターネットにも接続するインフォテイメントシステム

ナビゲーションシステムは「1st edition」に標準装備され、ほかの仕様ではオプション設定。8.3インチのディスプレイとMMIコントローラーを組み合わせ、ナビはもちろんのこと車両とも深く連携して、車両設定などのインターフェイスとしても機能する。ナビゲーションの目的地設定はGoogle検索と連動し、インターネット上から該当する施設をピックアップ可能。またApple CarPlayやAndroid Autoも対応している。もちろんきちんと日本語に対応されているのは言うまでもない。
ディスプレイを活用するのはナビやオーディオだけにとどまらず、車両設定やインターネットに接続しての情報確認など幅広い。
Google earthと連携し、ナビ画面は航空写真を背景に誘導ルートを表示することもできる。10年前には考えられなかった世界がここにある。
オープニングのグラフィックも非常に凝ったもの。ディスプレイは1024×480ピクセルの解像度を持った横長の8.9インチだ。プロセッサーはNVIDA製。
専用の通信ユニットが組み込まれ、オンライン検索などインターネットとの連携も先進的。Wi-Fiのホットスポットとしても機能し、スマホなどを接続できる。
車両走行特性を切り替える「Audiドライブセレクト」を操作した際も画面に特性が表示される。最上段の「エフィシェンシー」は燃費重視モードだ。
ステアリング操作に連動して左右に振れる補助線もバックガイドモニターに表示。右側のセンサー表示は、予測軌跡で障害物を避けて通れるか判断できる。
CDドライブは使わない人も増えているが、ふたつのSDカードスロット、SIMスロット、そしてETC2.0ユニットとともにCDドライブがグローブボックス内に組み込まれている。
センターコンソールの手の届きやすい位置に置いた「MMIコントローラー」は、上部へタッチパッドを組み込んだダイヤルに最小限のスイッチを組み合わせる。最小限の指先の動きで、直感的に多機能のインフォテイメントシステムを簡単に操作できるのが美点だ。
空調はスタンダードな「1.0TFSI」にマニュアル式、それ以外のモデルには左右独立オート式を採用。大きくて目立つ温度調整ダイヤルが操作性を高めている。

日本語対応の手書き入力も可能

かつては「使いづらい」と言われていた輸入車のナビだが、最近は事情が大きく変わり驚くほど使いやすくなっている。そのポイントのひとつが、タッチパッドを使って目的地などを手書き入力できる機能だ。もちろん日本語にも対応しており、認識率も良好。書き順なども判断材料としているようだ。

目的地検索時は手書き入力に予測検索を組わせたことで、検索の手間がかからないのは大きな魅力。驚くことに漢字だって手書きで入力できる。
タッチパッドは指の届きやすい場所に配置。ただし右利きドライバーと右ハンドルの組み合わせは、体を捻って右手で書くか、もしくは写真のように左手を器用に使って書くことになる。

OTHER ITEMS

〈車両に備わる救急セット〉ドイツの法律では車載が義務付けられている救急セットに加え、路上で作業する際に存在を周囲にアピールする黄色で反射材付きの安全ベストが搭載されている。安全を重視するメーカーの姿勢が垣間見られる付属品だ。
〈LEDヘッドライト〉「1.0TFSI」を除きヘッドライトはLED式。ロービームの下で一直線に光るポジションライトも特徴的だ。「1.0TFSI」はハロゲンヘッドライトを組み合わせ、オプションでLED式を選択可能。
〈バニティミラー〉スライドリッド付きのミラーを運転席/助手席ともにサンバイザーに内蔵。リッドを開けると照明が点灯するが、天井に埋め込まれているのは自然な光の当たり方でメイク直しができるようにという配慮だ。

〈アドバンストキー〉金属の飾りがアウディらしいデザインのキー。「1.0TFSI sport」と「1.4TFSI」は、身に付けているだけでドアロック/アンロックやエンジン始動ができる非接触式となる。テールゲートオープナーのボタンも備わる。

〈居住性&乗降性〉SUVとしては低めの運転姿勢がアウディらしい

全長4.2mボディに効率よく居住空間を作り、後席でも不足のない居住性を備えるQ2。あくまで前席をメインとしているモデルだが、ファミリーユーザーでもしっかり活用できるパッケージングだ。

ドライビングポジションは、SUVという響きから考えると地面に 対しても床に対しても低めで見下ろし感は比較的少ない。そういった意味では、低い着座位置にこだわるアウディらしい運転環境作りといえるだろう。アイポイントは地上約130㎝前後だ。
スタンダードシートを組み込む「1.0TFSI」を除き写真のようなスポーツシートが標準装備される。スポーツシートはスタンダードシートに比べてサイドサポートが大きくなっているが、左右幅がゆったりとしているので「スポーツ」という響きから想像するほどのタイトさはなくリラックスできる。

後席でのトピックは、なんといっても乗車姿勢の適正さ。床と座面の段差(ヒール段差)がしっかりとあり、たとえ大柄なドイツ人のように長い足でも収まりがいいから、余裕が少ない足元でもタイトさを感じにくいのだ。サルーンのように大人がゆったりくつろげる後席ではないが、小さい子供のいるようなファミリーになら実用上困らないだろう。身長167㎝の筆者が座った時の頭上のゆとりは、コブシひとつ分程度。コンパクトボディに起因する前後席間距離の短さを、室内高を有効活用してフォローしているパッケージングといえる。

3名掛けも可能だが2名掛けをメインと考えていて、左右席に座る人を包み込むような立体形状のシート。中央席のシートベルトはこのクラスの多くの国産車と違って巻取り部が背もたれに内蔵されているので、着装しやすいし後方視界の邪魔をしないのもポイントだ。センターアームレストがないのはドイツのプレミアムブランドの車種としては珍しいが、このクラスのSUVとしては珍しいことではない。
シート電動調整機能は、すべての仕様ともに非採用。「1.0TFSI sport」と「1.4TFSI」には前席シートヒーターを標準装備。空調パネルに3段階切り替えスイッチが備わる。

後席に備わるISO-FIX対応のチャイルドシート装着バーはカバーが備わるタイプ。カバーを外せば間口が広く、しっかりとバーが見えるのでチャイルドシートを取り付けしやすいのは安全哲学へのこだわりを感じさせる。

Q2のようなクロスオーバーSUVを手に入れると、多くの人は乗り降りのしやすさに驚くはず。その理由は高すぎず低すぎずの着座位置で、平均的な身長の大人にとっては腰を下ろしたり立ったりがしやすいからだ。前後席ともに開口部の天地高もしっかり確保されていて、筆者の場合、フロントはシートの高さを低めにしておくと天井をほとんど意識することなく乗り降りできるから助かる。また開口部下部はサイドシルの広範囲をドアが覆う形状になっているので、車体が汚れていてもスカートやズボンのスソが汚れにくいのも見逃せない。

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