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ルノー・カングーに挑戦状! プジョー・リフターついに上陸!〈ディーゼルと8速ATがもたらす最先端の走り〉

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長きに渡ってルノー・カングーが圧倒的な強さを誇っていたカテゴリーに、ついにプジョーが殴り込みをかけてくる! フランスで古くからフルゴネットとも呼ばれていたMVP(マルチ・パーパス・ヴィークル)カテゴリーは、欧州をはじめ世界の多くのマーケットで絶大な人気を集め、各メーカーがしのぎを削っていたが、ここ日本では事実上カングーが市場を独占してきた。しかしここへきてプジョーがリフターを、そしてシトロエンがベルランゴを投入することを決定。しかもリフターやベルランゴの現行型は本国でもデビューからそれほど月日が経っておらず、最新モデルの日本導入と言って差し支えない。強力ライバルを全方位的に上回る商品力を武器に、プジョー・シトロエン連合の反撃が始まる。

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 2018年に現行リフターが登場して以来、プジョーの輸入元のコールセンターへの問い合わせて最も多かったのは、同モデルの日本導入の可能性に関するものだったという。

 それほどの注目を集めていたリフターが、ついに日本に上陸する。

 まずデザインからして特徴的だ。ミニバンとSUVとワゴンをクロスオーバーさせた個性溢れるスタイリングで、見ているだけでも楽しいカーライフが想像出来る。1878mmのたっぷりとした全高と両側スライドドア はミニバン的であり、高い地上高と樹脂製のホイールアーチおよびサイドプロテクターとバンパープロテクターはSUV的、そして長く伸びるルーフラインとユーティリティはワゴン的だ。これらを巧みに融合させたところにこのリフターのデザインの真髄が見て取れる。

 コクピットは、プジョーならではのi-Cockpitに仕立て上げられている。上下二ヶ所のフラットな部分を持つコンパクトなステアリングと、そのステアリングの中ではなく上から視認するメーター類、そして8インチのタッチパネルは、ほかのプジョーの同様の個性溢れるインテリアとドライビング環境を生み出している。

 プラットフォームは軽量、高剛性、高いポテンシャルと汎用性で高評価を得ている「EMP2」をベースとしている。エンジンは1.5Lターボチャージャー付きクリーンディーゼル「DV5」で、8速オートマチックトランスミッション「EAT8」と組み合わされる。

 ディーゼルと8速ATの組み合わせは、ライバルのカングーに対して大きなアドバンテージとなるだろう。

 さらにはプジョーお得意のアドバンスドグリップコントロールも装備し、高い悪路走破性も手にしている。

圧倒的なユーティリティが最大の魅力

 もちろんリフターの白眉はユーティリティだろう。

 まず、リヤドアは両サイドとスライド式で、スイングドアのようにボディサイドに大きな開閉スペースを必要としない。日本のユーザーにも高い支持を得られるはずだ。そしてリヤシートは6対4の分割可倒式となっており、奥行きは5人乗り状態で1m、2人乗り状態で1.88m、助手席を倒せば最長2.7mとなる。容量は5名乗車時でトノカバー下597L、2列目シートを倒した最大積載状態では2126Lとなる。これは現行プジョーで最大容積を持つ5008の1862Lを大幅に上回る。

ルーフ中央にトレー状の収納スペースが設けられる。高い室内高を持つリフターならではのアイデア収納だ。
運転席と助手席の間で、ヘッドスペースに影響を及ぼさない空間を上手く利用している。
フロントシートの前方頭上にも棚のような収納スペースがある。こちらはカングーと似た装備だ。
助手席の前方には上下二段式のグローブボックスが設けられる。右側のエアコン吹き出し口の上にはドリンクホルダーらしきものも見える。
フロントシートのシートバック背後には、リヤパッセンジャー用のテーブルが備わる。ドリンクを固定するホールも設けられている。
センターコンソールにも大きな収納スペースが備わる。フタはスライド式で質感が高そうだ。
フタは前後2ピースに分かれているが、内部は大きなひとつのスペースとして使える。
ラゲッジスペースの頭上には旅客機の荷物入れのようなスペースがある。
リヤ頭上のコンパートメントは、リヤゲート側からもアクセスできるようだ。
5名フル乗車時にはトノカバー下で597Lのスペースを確保。
トノカバーは真ん中で折れ曲がり、嵩のあるものを縦に積める。
トノカバーを設置する高さを変えることも可能だ。
リヤシートは分割可倒式で、4名乗車時はご覧の通り。
リヤシートとともに助手席まで倒せば、2.7mもの長尺物も収納可能。
リヤシートをすべて倒せば、2126Lもの広大なラゲッジスペースが出現する。
リヤゲートはガラス部分のみを開閉させることができる。
大きなリヤゲートは水平に近い角度まで開く。

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