マツダの直6+FR(Largeアーキテクチャー)は、『納得感のある価格』で2022年に登場する!
- 2019/11/05
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MotorFan編集部 鈴木慎一
マツダは11月1日に「2020年3月期第2四半期決算説明会」を行なった。このなかで2025年までの中期経営方針を一部修正しつつ、2025年までのマツダのあり方について説明があった。注目は、マツダの新世代商品群、とりわけLargeアーキテクチャーがどうなるか、である。
マツダの直列6気筒FRはいつ登場するのか?
「2020年3月期第2四半期決算説明会」では、2020年3月期のグローバルの販売台数を当初計画の161万8000台から6万8000台減の155万台に変更している。
短期的に見ると、販売台数の減少で元気のないように見えるが、マツダが描く近未来像はなかなか魅力的だ。
2019年5月に発表された中期経営方針によると2025年3月期の指標は次の通りだった。
売上:約4.5兆円
収益性:ROS(売上高営業利益率)5%以上/ROE(自己資本利益率)10%以上
販売台数:約180万台
中期経営方針は、2030-2040年にありたい姿を目指す「今期からの6年間」(2020年3月期〜2025年3月期)と新世代商品群完遂までの「今期からの6年間」のマツダの方針を示したものだ。
現在のマツダの課題は質的成長とブランド価値向上である。そのために、電動化を含むパワートレーンのバリエーション拡大、先進技術の拡大などを進めていく。価格帯で言えば、現行世代から新世代への移行で従来の商品の価格はやや上がり、その上により高価格なモデルを新たに投入する戦略だ。
とはいえ、ブランド価値向上、プレミアム路線をひと口に「高価格化」と括られるのマツダはよしとしていない。
藤原清志副社長執行役員は、
「電動化を含むさまざまなパワートレインにより幅広くカバーしていく考え方は、決してマツダを高級路線へ導こうとしているのではありません」
という。
ポイントは、Largeアーキテクチャーにある。エンジン縦置の後輪駆動ベースの上級モデルに搭載するのは、新開発の直列6気筒エンジンだ。これについては、少し導入時期が後ろにずれる。
またSKYACTIV-Dの第二世代も2021年以降の登場になった。
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