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ボルボが生産車の輸送をトラックから鉄道にシフト。環境負荷の低減は生産車の電動化だけでなくロジスティックスも

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3月16日、ボルボ・カーズは生産車の輸送をトラックから鉄道に切り替えることで、物流面でも二酸化炭素排出量の削減を促進させていることを発表した。

ベルギーのゲント工場からイタリア北部の倉庫までの輸送では二酸化炭素の排出量を75%削減

 生産車を鉄道で輸送することにより、例えば、新型ピュアEV「XC40里チャージP8」などを生産するベルギーのゲント工場からイタリア北部にある倉庫までの輸送では、二酸化炭素の排出量が75%削減。また、ゲント工場からオーストリアの倉庫まででは排出量が半減したという。

 この施策は、今年ボルボ・カーズが掲げた計画の一部となっており、この計画では、2018年から2015年の間に車両一台あたりのライフサイクルカーボンフットプリントを40%削減することが目標となっている。これを実現するには、ロジスティックスを含めた二酸化炭素排出量を25%削減する必要があるという。

 同社では現在、米国や中国でさらに広範囲にわたる鉄道輸送を実施することを検討中だ。現在、米国ではサウスカロライナ州チャールストンに本拠を置く工場から、北米全土の各都市のデポに完成車を運ぶ鉄道ネットワークを活用しているが、使用する列車は一週間に数十台のトラックに相当するもので、次世代のXC90の生産がはじまるとその数は大きく増加する可能性があるからだ。

 ボルボ・カーズでは、車両の電動化を進めるだけでは環境負荷の低減は十分でないと考えており、生産、物流、そして材料のリサイクルなどを通じて、全面的な二酸化炭素排出量の低減に取り組む構えだ。

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