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【クルマの教科書】車種編-1 セダン

  • 2020/11/11
  • MotorFanアーカイブ編集部
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これは1894年7月22日にフランスでおこなわれた世界初の自動車レース、パリ~ルーアン・トライアルのようすをつたえた絵です。

クルマのカタログや雑誌、メディアでは、様々な専門的な用語が使われています。この連載ではそんな言葉をなるべくわかりやすく説明していきます。(解説:藤本彰)

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車種(自動車の形態)って何だ

セダン(SEDAN)

車種(自動車の形態)って何だ

自動車のボディ形態、つまりカタチには様々なタイプがあり、それぞれに名称があります。セダンに始まりクロスオーバーSUVまで、メーカーによっても解釈は様々なので混乱してしまうこともあります。ここでは現在、市場に多く出回っている車型を中心に紹介してみましょう。

セダン(SEDAN)

乗用車として、もっとも一般的な車型です。

車体の前部にボンネット、中央に前後2列の座席を備えたキャビン、そして4枚のドア(2ドアセダンはほぼ消滅)、キャビン後部にデッキ(トランク、荷室)を備えた3ボックス・タイプが一般的です。

なお、「ボックス」とは英語で「箱」ですが、ここでは「仕切られた空間」「小部屋」の意味で使います。「3ボックス」とは「3つの小部屋から出来ている形」のことで、「エンジンをおさめた空間=ボンネット」、「乗員の居住空間=キャビン」、「荷物を積む空間=デッキあるいはトランク」の3つの空間を持つという事です。

しかしリヤデッキを持たない乗用車も存在するので、これらを2ボックス (あるいは2ボリューム) 型セダンとすれば、現代のセダンは次のように分類されます。

左列)車体の側面形状から:3ボックス、2ボックス、1.5ボックス、1ボックス。 右列)車体後部の形状から:ノッチバック、セミノッチバック、ハッチバック(5/3ドア)、ファストバック。

セダンという名称は17世紀ごろの欧州の貴族夫人の乗り物 “セダンチュア” に由来し、フランスのスダンという町で作られたので、その名があるといわれます。

また、2ボックスという呼び方は欧米にはありませんでした。強いていえば「ボリューム=塊」という言葉で、モノボリューム(ひとつの塊)と表現していました。近年では欧米の専門誌でも、2ボックスカーなどと表記している場合もあります。

独立したトランクを持つ典型的セダンスタイル。写真はトヨタ・カローラ(2019)。

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