学生におすすめの1日自動車保険5社｜特徴や料金を比較

2022/12/28
MotorFan編集部

この記事では、学生のちょいのりにおすすめの1日自動車保険を紹介します。

学生は学校に通う以外に、プライベートで仲間と車ででかける機会も珍しくありません。そんなとき、自分で車を持っていなければ友達の車や家族の車を借りることになるでしょう。

そういった場合に便利なのが、1日24時間単位から数日まで保険に加入できる1日自動車保険です。コンビニやWebサイトから気軽に申し込め、保険内容でいくつかのプランが用意されており、料金も1,000円以内からと利用負担も少ないメリットがあります。

そんな1日自動車保険について紹介していきましょう。

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学生のちょいのりに便利な1日自動車保険とは

1日自動車保険は、1日24時間から契約できる自動車保険です。1,000円以下から数プランが用意されています。ただし、レンタカーやカーシェアリングには利用できません。

契約できる期間は最長7日までが標準的で、小旅行で親や友達の車を使いたいとき、万一の事故に備えて契約できる自動車保険です。利用日の7日前までに登録・申込を済ませておく必要がありますが、2回目以降はすぐに利用できます。

ポイント

学生が1日自動車保険に加入するケース
1日自動車保険の主な補償内容
注意！1日自動車保険が適用されないケース

学生が1日自動車保険に加入するケース

家族の利用している車や友人の車を運転するとき、その車が年条件を設けられているほか運転手を契約者本人のみの限定する保険契約にしている場合があります。その理由は、保険料が運転手を限定すると保険料がお得になるからです。

特に子どもが学生の場合は保険料が高い年代でもあり、年齢制限をかけることで保険料が安くなるのです。学生が自宅から学校に通っていて、自宅が車1人1台持ちエリアにあれば、自分の車を持つのが当たり前という事情もあります。

とはいえ、友達と出かけるときは友達の車に乗り合わせて運転を替わったりすることもあり、そんなときに本人のみの保険制限がかかっていることもあります。

親の車や友達の車で他人の運転を保険で契約していないときは、格安で加入できる1日自動車保険で万一の事故や故障に備えておくと安心です。

1日自動車保険の主な補償内容

対人・対物賠償責任保険から搭乗者傷害特約、自損事故、事故時のロードアシストや事故現場アシストが保証され、プランによって車両補償や弁護士特約などのオプションを選べます。最も安いプランは800円/24時間で、中には400円/12時間と半日利用を想定した自動車保険もあって便利です。

安いプランは事故時の車両補償が付かない場合が多く、自損が心配なら上のプランを選んでください。ただし、全額保証されるわけでなく、自腹で払わなければならない免責金額が設定されています。

注意！1日自動車保険が適用されないケース

1日自動車保険の対象となるのは自動車で、バイクは対象外になります。また、レンタカー・カーシェアリングの車も対象外となります。そして当然ですが、車検切れの車はそもそも公道を走ることができないので対象になりません。

また、運転者かその配偶者が役員の法人所有自動車も対象外となります。個人事業者ではこのあたりの線引きが曖昧ですが、法人所有の場合は利用できません。

さらに一部の外車やスポーツ車なども対象外です。これは保険会社によって対象者が異なりますが、高価な車は1日自動車保険では補償しきれないためでしょう。

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学生が1日自動車保険に加入するメリット

学生が車を持つのは地方で実家住まいでもかなりの負担になります。とはいえ、友達の車や親の車を借りて出かけたいときは、値段が安い1日自動車保険に入ることで、万が一に備えることができるのが最大のメリットです。

ポイント

保険料が安い！基本的な契約なら1日1,000円前後
スマホやコンビニから当日でも加入できる
ニーズに合わせて最適なプランを選べる
2回目以降の利用なら保険料が割引される場合も

保険料が安い！基本的な契約なら1日1,000円前後

1日自動車保険は24時間単位で契約でき、補償内容別に3プラン用意されています。もっとも安いプランだと車両補償が付帯しないことがほとんどです。ただし、相手に過失がある場合は、相手の保険で補償されるので、自損事故に気をつけて利用しましょう。

保険プランはベーシック、プレミアムなどクラスがあがると車両補償が300万円程度まで付きます。

スマホやコンビニから当日でも加入できる

1日自動車保険は、スマホやPC、タブレットなどから申し込めるだけでなく、コンビニでも申込と支払いが可能なものがあります。

初回の利用のみ、登録から利用開始日まで7日まではいちばん安いプランしか利用できないことがありますが、2回目以降はすぐに利用でき、しかも料金が割引されるところがほとんどです。申込みは本人だけでなく、親権者が申し込むこともできます。

ニーズに合わせて最適なプランを選べる

1日自動車保険では、料金の異なる3プランが用意されています。とはいえ、「対人賠償責任」「対物賠償責任」「対物超過修理費特約」「搭乗者傷害特約(一時金払)」「自損事故傷害特約」「ロードアシスト」などは基本的にどのプランでも補償されています。

ただし、プランによって補償額、免責の有無などがあります。補償内容が厚く、車両補償や「弁護士費用特約」がコミのプランは料金が高くなりますが、万一のときは安心です。

2回目以降の利用なら保険料が割引される場合も

1日自動車保険は、無事故であれば2回目以降の利用は割引されるメリットがあります。保険料は学生の世代が車を所有して任意自動車保険に入るよりはるかに安く済むのも嬉しいポイント。また、1日自動車保険の利用者は、同じ保険会社の任意自動車保険に加入する際、割引の適用が受けられるのもメリットと言えるでしょう。

免許は持っているものの、自分の車を持っていない学生が自分の車を持ったときに自社の保険が選ばれるよう、1日自動車保険は任意自動車保険の導入線にもなっています。

学生が1日自動車保険を選ぶ時のポイント

学生が1日自動車保険を利用する場合、どこの保険を選べばいいのか迷うこともあると思います。ここでは1日自動車保険の選び方、確認しておきたいポイントなどについて解説していきましょう。

ポイント

必要なプラン内容の保険料と補償内容を比較
万が一の事態に備えて、付帯できる特約内容を比較
事故処理や事故対応の口コミ・評判内容を比較

必要なプラン内容の保険料と補償内容を比較

1日自動車保険は、「強制保険」とも呼ばれる「自賠責保険」とは別の「任意保険」です。任意保険は自賠責保険で保証できない範囲や対象について補償します。そのとき、対人と対物、自損事故補償は外せません。また、搭乗者のケガや死亡に対する補償もほしいところです。

免許を持っていても、あまり運転したことがないペーパードライバーなら自損事故の可能性も高まるので、プランで保証される額の多いものを選ぶと良いでしょう。

万が一の事態に備えて、付帯できる特約内容を比較

1台の車を保有者以外の数人が運転する場合、1人以上の運転手を被保険者として登録できる「臨時被保険者に関する特約」があるか確認しましょう。補償項目に明記されていないことが多いですが、複数の契約ができるか、2人以上はなど料金が明記されていれば特約は利用できます。

また、事故を起こした際、刑事事件や民事訴訟になったときに裁判で頼む「弁護士費用特約」などがオプションで用意されているかも確認しましょう。

事故処理や事故対応の口コミ・評判内容を比較

保険の良さは実際にトラブルに遭ってみないとわからないことがあります。事故や故障でどういう対応をしてくれたか、予定外の費用はかからなかったか。また、プランの料金をけちらず、上のプランにしておけばよかったなど、実際の体験談はWEB検索で見ることができます。

保険の公式サイトにも体験談が掲載されていますが、あくまでオフィシャルなので、あまり辛口のレビューはありません。20代の若者ならではのSNSを駆使した検索能力を発揮して納得いく保険を選んでください。

学生におすすめの1日自動車保険5社

以下では、学生におすすめの1日自動車保険を紹介します。保険料や補償内容、付加サービスなどを比較しながら、自分に合った1日自動車保険選びの参考にしてください。

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1日自動車保険おすすめ1. 東京海上日動「ちょいのり保険」

「ちょいのり保険」とわかりやすい名称の1日自動車保険。24時間800円からスマホやPC、「Alexa」搭載デバイスから申し込め、コンビニでも加入可能です。特にスマホで申込みが完結できるのは学生にとっても便利でしょう。

もっとも安い「シンプルプラン」では車両保険がつかないものの、ロードアシスタント、事故現場アシスタントも利用できるのは心強いポイントです。

事故で裁判になったときの「弁護士費用等特約」が「プレミアムプラン」以外オプションに用意されていないのが残念ですが、運転手が契約する人以外の友人などと交代して運転する場合に3名まで運転手を追加することができる「臨時被保険者に関する特約」がオプションとして用意されています。最長7日まで契約できるので、長距離や日替わりで運転手が変わりそうな場合に備えたちょい乗り契約が可能です。

項目／プラン	シンプルプラン	レギュラープラン	プレミアムプラン
保険料	800円／24時間	1,800円／24時間	2,600円／24時間
対人賠償保険	◯	◯	◯
対物賠償保険	◯	◯	◯
搭乗者傷害	◯	◯	◯
車両補償	なし	◯	◯
自損傷害保険	◯	◯	◯
ロードアシスト	◯	◯	◯
事故現場アシスト	◯	◯	◯
弁護士費用等補償特約	なし	なし	◯
臨時被保険者に関する特約	オプション（追加保険料+400円）	オプション（追加保険料+900円）	オプション（追加保険料+1,300円）

加入方法：スマホやコンビニで加入可能
支払方法：キャリア決済、クレジットカード、現金、FamiPay
公式サイト：東京海上日動「ちょいのり保険」

1日自動車保険おすすめ2. 三井住友海上「1DAY保険」

三井住友海上の「1DAY保険」は1日から最長7日まで24時間単位で利用できる自動車保険です。プランは800円/24時間からで、2人以上（最大3人）の運転者がいる場合は若干料金が高くなりますが、これはほかの保険でオプションとして用意されている「臨時被保険者に関する特約」と同内容です。そう考えると、複数人でかわるがわる運転するときは欠かせません。

車両補償は「プレミアムプラン」にしか付きませんので、運転に自信がない、運転手が限定された契約の親の大事にしている車を借りて乗る場合は、「プレミアムプラン」で契約すると安心です。

1DAY保険は複数回利用で料金が安くなり、2回目の利用では20％割引となるのも魅力です。運転手が複数いる場合の料金も割安になります。

項目／プラン	エコノミープラン	スタンダードプラン	プレミアムプラン
保険料	800円／24時間（2人以上の運転者がいる場合1,120円）	1,000円／24時間（※2人以上の運転者がいる場合1,400円）	2,500円／24時間（2人以上の運転者がいる場合3,500円）
対人賠償保険	◯	◯	◯
対物賠償保険	◯（免責金額5万円）	◯（免責金額なし）	◯（免責金額なし）
搭乗者傷害	◯	◯	◯
車両補償	なし	なし	◯
自損傷害保険	◯	◯	◯
ロードアシスト	◯	◯	◯
事故現場アシスト	なし	なし	なし
弁護士費用等補償特約	なし	なし	なし
臨時被保険者に関する特約	◯	◯	◯

加入方法：スマホ（代理店）・コンビニで加入可能
支払方法：キャリア決済、クレジットカード、現金
公式サイト：三井住友海上「1DAY保険」

1日自動車保険おすすめ3. ドコモ「ドコモ1日自動車保険」

「ドコモ1日自動車保険」はドコモとそれ以外のスマホで申込を完了できる手軽な1日自動車保険です。「対人賠償」「対物賠償」は無制限となっているのも心強い保険です。車両補償は「レギュラープラン」以上は最大300万円となっています。

また、事故を起こしたり、故障などで困ったりした場合は「ロードアシスト」「事故現場アシスト」が全プランで用意されているので安心です。もっとも安心感が強いのは「弁護士費用等補償特約」コミの「プレミアムプラン」でしょう。

複数人で運転する場合は、それぞれが別々に契約を結ぶ必要があるので、注意が必要です。保険の利用開始が初めての登録から7日以内の場合は「レギュラー／プレミアムプラン」は利用できない点にも注意が必要です。

項目／プラン	シンプルプラン	レギュラープラン	プレミアムプラン
保険料	800円／24時間	1,800円／24時間	2,600円／24時間
対人賠償保険	◯	◯	◯
対物賠償保険	◯	◯	◯
搭乗者傷害	◯	◯	◯
車両補償	なし	◯	◯
自損傷害保険	◯	◯	◯
ロードアシスト	◯	◯	◯
事故現場アシスト	◯	◯	◯
弁護士費用等補償特約	なし	なし	◯
臨時被保険者に関する特約	なし	なし	なし

加入方法：スマホで加入可能（ドコモ以外のスマホでも可）
支払方法：キャリア決済、クレジットカード、dカード
公式サイト：ドコモ「ドコモ1日自動車保険」

1日自動車保険おすすめ4. 損保ジャパン「乗るピタ！」

損保ジャパンの「乗るピタ！」は、12時間と24時間で料金設定されている1日自動車保険で、長くて6時間程度などの場合には利用料金を安く利用できます。

もっとも安いのは「ライトプラン」を12時間契約で利用した場合で、400円で済みます。複数人で運転する場合の「臨時被保険者に関する特約」もオプションで用意され、350円です。ただし、車両補償はつかないので、安全運転で運転にも自信がある人向けです。このライトプランは料金的にも学生には魅力的ですが、そのぶん、基本プラン以上は車両補償がつくものの、ほかの保険よりもやや割高です。

ただし、車の故障や事故時はロードアシストが24時間365日対応で故障の対応から、相手を怪我させた場合の病院まで面倒を見てくれます。サービス拠点は全国17,000箇所あり、牽引や応急処置に対応する体制を整えているのは心強いでしょう。

項目／プラン	ライトプラン	基本プラン	安心プラン
保険料	400円／12時間・800円／24時間	2,150円／12時間・2,700円／24時間	2,800円／12時間・3,500円／24時間
対人賠償保険	◯	◯	◯
対物賠償保険	◯	◯	◯
搭乗者傷害	◯	◯	◯
車両補償	なし	◯	◯
自損傷害保険	◯	◯	◯
ロードアシスト	◯	◯	◯
事故現場アシスト	なし	なし	なし
弁護士費用等補償特約	なし	なし	なし
臨時被保険者に関する特約	オプション（追加保険料　12時間+350円・24時間+400円）	オプション（追加保険料　12時間+1,100円・24時間+1,350円）	オプション（追加保険料　12時間+1,400円・24時間+1,750円）

加入方法：スマホやコンビニで加入可能
支払方法：クレジットカード、PayPay
公式サイト：損保ジャパン「乗るピタ！」

1日自動車保険おすすめ5. あいおいニッセイ同和損保「ワンデーサポーター」

あいおいニッセイ同和損保の「ワンデーサポーター」は、平均的な補償がしっかり充実していながら、手頃な料金で利用できる1日自動車保険です。「ロードアシスト」は、もっとも安い「エコノミープラン」に含まれ、同時に事故や故障時のレッカー牽引代も保証する「緊急時サービス費用保険」も付帯します。

対人、対物補償は全プラン無制限ですが、エコノミーのみ免責金額5万円で、ベーシック以上は免責なしです。エコノミーとベーシックの差額は200円なので、学生のちょい乗りでも負担にならない料金です。車両補償が付くのは「ワイドプラン」のみで、300万円まで（免責金額15万円）補償されます。

保険の申込はスマホのみで、キャリア決済になります。ドコモ、au,ソフトバンクのスマホであれば問題はなく、自分名義のスマホか、親名義で購入したスマホでも親族であれば申し込めます。学生でも利用しやすい保険といえるでしょう。

項目／プラン	エコノミープラン	ベーシックプラン	ワイドプラン
保険料	800円／24時間	1,000円／24時間	2,500円／24時間
対人賠償保険	◯	◯	◯
対物賠償保険	◯	◯	◯
搭乗者傷害	◯	◯	◯
車両補償	なし	◯	◯
自損傷害保険	◯	◯	◯
ロードアシスト	◯	◯	◯
事故現場アシスト	◯	◯	◯
弁護士費用等補償特約	なし	なし	なし
臨時被保険者に関する特約	◯（追加保険料+320円）	◯（追加保険料+400円）	◯（追加保険料+1,000円）

加入方法：スマホで加入可能
支払方法：キャリア決済（ドコモ、au「auかんたん決済」が利用可能なUQmobileを含む）、SoftBank（Y!mobileを含む）の3社の自分名義もしくは親族名義のスマートフォン
公式サイト：あいおいニッセイ同和損保「ワンデーサポーター」

学生におすすめの1日自動車保険の保険料比較

1日自動車保険	保険料
東京海上日動「ちょいのり保険」	・シンプルプラン：800円／24時間・レギュラープラン：1,800円／24時間・プレミアムプラン：2,600円／24時間
三井住友海上「1DAY保険」	・エコノミープラン：800円／24時間（2人以上の運転者がいる場合1,120円）・スタンダードプラン：1,000円／24時間（※2人以上の運転者がいる場合1,400円）・プレミアムプラン：2,500円／24時間（2人以上の運転者がいる場合3,500円）
ドコモ「ドコモ1日自動車保険」	・シンプルプラン：800円／24時間・レギュラープラン：1,800円／24時間・プレミアムプラン：2,600円／24時間
損保ジャパン「乗るピタ！」	・ライトプラン：400円／12時間・800円／24時間・基本プラン：2,150円／12時間・2,700円／24時間・安心プラン：2,800円／12時間・3,500円／24時間
あいおいニッセイ同和損保「ワンデーサポーター」	・エコノミープラン：800円／24時間・ベーシックプラン：1,000円／24時間・ワイドプラン：2,500円／24時間

学生のちょいのりなら1日自動車保険がおすすめ

学生は友達の自動車で遊びに行くことが多かったり、飲み会ではお酒が飲めない友達が帰りのドライバーになったりもします。数日間の旅行や長距離ドライブでは数人でハンドルを握ることもあるでしょう。

そんなときに便利なのが1日24時間単位で最長7日まで利用できる1日自動車保険です。任意保険と同じような補償がしっかりついているプランもあり、最大3人の運転手を被保険者として登録できます。

いざ、というときに備えて上手に利用してください。