2022年に追加されたPHEVモデルを徹底紹介 生粋のオフローダー「ジープ・ラングラー」にPHEVモデルが誕生!【最新輸入SUV 車種別解説 JEEP WRANGLER】
- 2024/06/11
-
MotorFan編集部
「ジープ・ラングラー」といえば、ジープ社のメインの車種として真っ先に思い浮かべる人も多いだろう。そんなタフで悪路もパワフルに突き進むイメージそのもののモデル「ルビコン」に、22年PHEVモデルが追加された。2.0ℓ直4ターボエンジンに内蔵されたP1モーターがエンジン始動を担い、8速ATの前に搭載されたP2モーターが駆動するというユニットである。「ルビコン」という名を背負うだけあって悪路走破性は高く、かつ扱いやすい点も注目を集めるPHEVモデルだ。
REPORT:岡本幸一郎(本文)/山本晋也(写真解説) PHOTO:井上 誠
電動化でも悪路走破性は健在 居住性や荷室の積載性も十分
生粋のオフローダーながら、販売台数は日本がアメリカに次いで世界で2番目に多く、日本国内の輸入SUVの販売上位の常連となっているほどの特異な売れ方をしている。
エクステリア
台数限定の特別仕様車が頻繁に設定されているのも大きな特徴だが、最近の特筆すべき新しい動きとして、まさかのPHEVが追加された。2.0ℓ直4ターボエンジンに内蔵された63㎰/54NmのP1モーターはエンジン始動と発電が役目で、8速ATの前に搭載される145㎰/255NmのP2モーターが駆動を担う。
インストルメントパネル
駆動用バッテリーの容量は15.46kWhで、EV走行可能距離WLTCはモードで最大42㎞と長くないが、兎にも角にもあのラングラーがEV走行できるところに意義がある。しかも、ラングラーの中でも特に優れた悪路走破性を誇る「ルビコン」を名乗ることにも注目だ。モーター駆動によるリニアな加速はオフロードでもコントロール性に優れ、扱いやすいことには違いない。
居住性
さらに、電動化のためのシステムを搭載して重量が増加しても走破性は変わらず、地上高やアプローチ&デパーチャーアングルへの影響もないことを強調して伝えている。駆動用バッテリーはリヤシートの下に搭載されているが、居住空間や荷室への影響はなく、背もたれを前倒しすると最大で約2000ℓものスペースを創出することができる。
うれしい装備
月間販売台数 NO DATA
現行型発表 18年10月(「UNLIMITED RUBICON 4xe」追加22年12月)
WLTCモード燃費 10.0 ㎞/ℓ ※「UNLIMITED SAHARA」
ラゲッジルーム
独特の無骨なスタイルと高い利便性と本格的な走破性を誇るラングラーが、こんなに早く電動化まで実現してしまうとは意外だった。
※本稿は、モーターファン別冊 ニューモデル速報 統括シリーズ Vol.153「2024 国産&輸入SUVのすべて」の再構成です。
|
|
自動車業界の最新情報をお届けします!
Follow @MotorFanwebこれが本当の実燃費だ!ステージごとにみっちり計測してみました。
日産キックス600km試乗インプレ:80km/h以上の速度域では燃費...
- 2021/03/26
- インプレッション
BMW320d ディーゼルの真骨頂! 1000km一気に走破 東京〜山形...
- 2021/04/03
- インプレッション
日産ノート | カッコイイだけじゃない! 燃費も走りも格段に...
- 2021/02/20
- インプレッション
渋滞もなんのその! スイスポの本気度はサンデードライブでこ...
- 2019/08/11
- インプレッション
PHEVとディーゼルで燃費はどう違う? プジョー3008HYBRID4と...
- 2021/06/28
- インプレッション
スズキ・ジムニーとジムニーシエラでダート走行の燃費を計って...
- 2019/08/09
- インプレッション
会員必読記事|MotorFan Tech 厳選コンテンツ
フェアレディZ432の真実 名車再考 日産フェアレディZ432 Chap...
- 2018/08/28
- 新車情報
マツダ ロータリーエンジン 13B-RENESISに至る技術課題と改善...
- 2020/04/26
- コラム・連載記事
マツダSKYACTIV-X:常識破りのブレークスルー。ガソリンエン...
- 2019/07/15
- テクノロジー
ターボエンジンに過給ラグが生じるわけ——普段は自然吸気状態
- 2020/04/19
- テクノロジー
林義正先生、「トルクと馬力」って何が違うんですか、教えて...
- 2020/02/24
- テクノロジー
マツダ×トヨタのSKYACTIV-HYBRIDとはどのようなパワートレイ...
- 2019/07/27
- テクノロジー