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アーバンサイズのコンパクトSUVとして人気の「ジープ・レネゲード」 伝統あるジープの血統を継ぐコンパクトSUVモデル「ジープ・レネゲード」【最新輸入SUV 車種別解説 JEEP RENEGADE】 

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15年のデビューから10年近いロングモデル「ジープ・レネゲード」。フィアット500Xと共通のプラットフォームで小柄なスタイリングは街中でも目を引くキュートさ。本格的なオフローダーというより気軽にテイストを味わう独自のポジションとも言える。とはいえ助手席にもアシストグリップを装備するなど細かなディテールはアクティブで、多彩なシーンにフィットする。
REPORT:渡辺陽一郎(本文)/山本晋也(写真解説) PHOTO:井上 誠

側方視界に優れ街なかも楽々 黒基調の車内は実用装備充実

レネゲードは、伝統あるSUV専門ブランドのジープに用意されるコンパクトモデルで、プラットフォームなどはフィアット500Xと共通だ。全長は4255㎜に収まり、ボンネットも視野に入ってボディの先端や車幅も分かりやすい。サイドウインドウの下端が低く、側方の視界も優れ、混雑した街なかでも運転しやすい。

エクステリア

「LIMITED 4xe」はグッドイヤー・イーグルF1というSUVとしてはスポーティなタイヤを履いていたが、「TRAILHAWK4xe」は悪路を考慮したマッド&スノータイヤを標準装着している。

インパネなどの内装は、装飾を抑えたブラック基調で、ジープブランドらしく実用的だ。運転席は少し硬めの座り心地で、身体をしっかりとホールドする。後席の足元空間はあまり広くないが、乗員の足先が前席の下側に収まって窮屈には感じない。

インストルメントパネル

本格オフローダーキャラではないが、助手席前に身体を支えるアシストグリップが用意されているのはジープらしさだ。コンパクトなボディゆえに取り回しは気にならないが、体格によりノーズ位置は把握しづらく感じる人はいるかも。

エンジンは直列4気筒1.3ℓターボで、ガソリン車とプラグインハイブリッド車がある。後者はユニークで、前後にモーターを搭載した。フロントモーターは、発電とエンジンのアシストを受け持つ。後輪は本格的な駆動を行ない、減速時には回生による発電も担当して駆動用電池に充電する。トレイルホーク4xeは、1回の充電で67㎞を走行できる。

居住性

コンパクトクラスということもあり、SUVとしてはステップも低めで自然な姿勢で乗り降りできる。フロントシートはサイズを感じさせないボリュームがあり、リヤも背もたれのクッション性は十分だ。

1.3ℓターボは、2.5ℓの自然吸気エンジンに匹敵する動力を発揮。プラグインハイブリッドでは、モーターの駆動力も相応に高いから瞬発力も強い。充電された電気で走るときは、登り坂に差し掛かってもエンジンがほとんど始動しない。

うれしい装備

インパネ中央下のセレクターで4WDやドライブモードを選択できるのはプラグインハイブリッドの特徴。走破性アップが期待できる。

ラゲッジフロアは高さ調整が可能な構造で、下にセットすると約130㎜高さを稼げる。ラゲッジアンダーボックスとして活用するのもアリだ。

月間販売台数 NO DATA
現行型発表 15年9月( 「4xe」追加 20年11月)
WLTCモード燃費 16.0 ㎞/ℓ ※「LIMITED 4xe」

ラゲッジルーム

決して大きなボディではないが壁面を含めてスクエアな形状なので通常時でもとても使いやすい。後席の中央は倒すとアームレストになるが、トランクスルー的なアレンジとして長尺物+4名乗車といった使い方もできる。

ジープレネゲード4xeは、全長の短い運転しやすいボディながら、プラグインハイブリッドの搭載によってエンジンとモーター駆動を使い分けられることも大きな魅力だ。

※本稿は、モーターファン別冊 ニューモデル速報 統括シリーズ Vol.153「2024 国産&輸入SUVのすべて」の再構成です。

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