実行したい愛車の自衛策!! 国産スポーツカー車両盗難、急増中!! 最新のカーセキュリティ事情
- 2017/10/30
- OPTION編集部
ニュースや新聞、そしてSNSなどで、最近やたらと取り上げられている自動車盗難。その犯行の手口は年々、悪質&巧妙化している。特に、最近価値が上がる一方のスポーツカーの盗難が増えているのだ。不良外国人の窃盗団に一度狙われたら最後…という話も聞くが、愛車を守るためにどうやって自衛の手段は? オプション12月号ではスポーツカーを取り巻く、最新のカーセキュリティ事情を調査した。
国産スポーツが被害に遭うリスクが高まっている!!
実はイモビライザーの普及などによって自動車盗難の件数はピーク時よりは減ってきている。しかし、国産スポーツカーが被害に遭うケースは逆に急増しているのが現状だ。
その理由はなぜか? 今回、取材に協力してもらったサウンドコネクションの中村さん曰く、「簡単に持っていきやすい上に、高く売れるから」だという。
特に気を付けたいのが、ちょっと前の世代のスポーツモデル。第二世代GT-Rやシルビア、ランエボ&インプ、スープラ、ホンダのタイプRなどだ。
これらのモデルは海外での人気が高い上に、その多くはイモビライザーが付いていない。窃盗団からしてみればお金がそこに落ちているようなもので、狙われるとモノの数分で持ってかれてしまう。そして盗まれた1週間後には日本を出港していた…という話が現実にあるのだという。
また、これらのクルマはハイエースやランドクルーザーといった、これまで盗難リスクが高いとされてきた車種と比べると、セキュリティに対しての意識が甘いのも盗まれやすい&車上荒しに遭いやすい要因だ。
特殊なチューニングカーだから盗みにくい、盗まれないという定説はもはや通用しない。「まさか自分のクルマが…」と思った時には後の祭りだ。
そこで肝心なのが、価値あるクルマのオーナーならば、いつ何時も泥棒に狙われるかもしれないという意識を持つこと。月極め駐車場を契約するなら人目に付きやすい場所を選びたいし、普段はあまり乗らないようならボディカバーを掛けておくのも有効だ。
そうした心がけひとつ、窃盗団が手出ししにくい環境作りや、気付かれないことで盗難や車上荒しに遭うリスクを大きく減らせるのだ。
本格的なセキュリティももちろん効果を持つが、手を出しにくい、出されないように気づかうことも大きな自衛策なのだ。
本格セキュリティなら別次元の安心感!
ひと言でセキュリティシステムといっても、自分で取り付けられる簡易的なモノから、プロショップが推奨する本格モデルまで種類は様々。価格もピンキリなので、どれを選べばいいか迷ってしまいがち。
「取り付ける車種や駐車環境によって、最適なセキュリティシステムは異なってきます。また、エンジンスターターやアンサーバックといった付加機能を付けるか否かでも変わってきますね。例えば、R35や86などのプッシュスタート式なら、スマートキーと連動させてセキュリティを作動させることが可能ですし、逆にちょっと前の年代のスポーツモデルならキーレス付きにすることもできる。月額の定額使用料は掛かりますが、愛車の位置情報をスマートフォンなどで確認できるモデルもあります。いずれにせよ、強固なセキュリティ環境を構築するには、車両盗難や車上荒しの被害に遭った際に、いかにサイレンを鳴らし続けられるか…が肝心です」とサウンドコネクションの中村さん。
実は盗難を防止するための大きなポイントは「盗むことに時間がかかりそう」と窃盗犯に感じさせることが大きい。
セキュリティのプロショップでは、サイレンやシステムユニットを見えない所にインストールするし、簡単にボンネットを開けられないよう加工することもある。もちろん、電源も切りにくい。窃盗団が手を付けたときに、アラームをカットさせないノウハウなども豊富なのが、カーセキュリティ専門店なのだ。
となると、気になるのがセキュリティのお値段。サウンドコネクションで施工した場合、圧倒的な信頼性を誇るVIPER(バイパー)なら、ベーシックなシステムで工賃込み10万円前後が目安となる。
車両盗難や車上荒しにあったら、その被害は甚大。古い年式のスポーツモデルは車両保険に入っていても、それに見合った保証が受けられないことが多い。そうしたリスクを考えると、本格セキュリティは決して高い投資ではないはずだ。
もちろん、今すぐ高価なセキュリティが導入できなくても、手軽なセキュリティアイテムを2重、3重で装備するなど、見た目で窃盗犯にアピールすることも、狙われる確率を下げるための自衛策になるだろう。
発売中のオプション12月号では、セキュリティアイテムのノウハウやアイテムカタログを掲載!!
チューニング&カスタムに関わるカーライフ情報満載!!
オプションは毎月26日発売です!!
|
|
自動車業界の最新情報をお届けします!
Follow @MotorFanweb自動車業界 特選求人情報|Motor-FanTechキャリア
本田技研工業株式会社
セキュリティ企画・推進<デジタル統括部>
年収
450万円〜1000万円
勤務地 埼玉県和光市本町8-1 Honda 和光ビル
この求人を詳しく見る
エンジニアリング支援を行う外資系企業の日本支社
車載サイバーセキュリティエンジニア
年収
800万円〜1150万円
勤務地 愛知県引っ越しが必要な場合は、実費精...
この求人を詳しく見る
本田技研工業株式会社 セキュリティ企画・推進<デジタル統括部>
年収 | 450万円〜1000万円 |
---|---|
勤務地 | 埼玉県和光市本町8-1 Honda 和光ビル |
エンジニアリング支援を行う外資系企業の日本支社 車載サイバーセキュリティエンジニア
年収 | 800万円〜1150万円 |
---|---|
勤務地 | 愛知県引っ越しが必要な場合は、実費精... |
これが本当の実燃費だ!ステージごとにみっちり計測してみました。
日産キックス600km試乗インプレ:80km/h以上の速度域では燃費...
- 2021/03/26
- インプレッション
BMW320d ディーゼルの真骨頂! 1000km一気に走破 東京〜山形...
- 2021/04/03
- インプレッション
日産ノート | カッコイイだけじゃない! 燃費も走りも格段に...
- 2021/02/20
- インプレッション
渋滞もなんのその! スイスポの本気度はサンデードライブでこ...
- 2019/08/11
- インプレッション
PHEVとディーゼルで燃費はどう違う? プジョー3008HYBRID4と...
- 2021/06/28
- インプレッション
スズキ・ジムニーとジムニーシエラでダート走行の燃費を計って...
- 2019/08/09
- インプレッション
会員必読記事|MotorFan Tech 厳選コンテンツ
フェアレディZ432の真実 名車再考 日産フェアレディZ432 Chap...
- 2018/08/28
- 新車情報
マツダ ロータリーエンジン 13B-RENESISに至る技術課題と改善...
- 2020/04/26
- コラム・連載記事
マツダSKYACTIV-X:常識破りのブレークスルー。ガソリンエン...
- 2019/07/15
- テクノロジー
ターボエンジンに過給ラグが生じるわけ——普段は自然吸気状態
- 2020/04/19
- テクノロジー
林義正先生、「トルクと馬力」って何が違うんですか、教えて...
- 2020/02/24
- テクノロジー
マツダ×トヨタのSKYACTIV-HYBRIDとはどのようなパワートレイ...
- 2019/07/27
- テクノロジー