〈トヨタ・アルファード〉ミニバン屈指の最上級サルーン【ひと目でわかる最新ミニバンの魅力】
- 2020/02/14
- ニューモデル速報
月間登録台数;4378台(19年6月〜11月平均値)
現行型発表:15年1月(一部改良 19年12月)
WLTCモード燃費:11.4㎞/ℓ ※「G」「X」のFF/アイドリングストップ装着車
REPORT●小林 秀雄(KOBAYASHI Hideo)
PHOTO●平野 陽(HIRANO Akio)
MODEL●藤木 由貴(FUJIKI Yuki)
※本稿は2019年12月発売の「2020年 最新ミニバンのすべて」に掲載されたものを転載したものです。
■主要諸元 SC
全長×全幅×全高(㎜):4950×1850×1935
室内長×室内幅×室内高(㎜):3210×1590×1400
ホイールベース(㎜):3000
トレッド(㎜):前/後 1575/1580
車両重量(㎏):2110
エンジン種類:V型6気筒DOHC
総排気量(㏄):3456
最高出力(kW[㎰]/rpm):221[301]/6600
最大トルク(Nm[㎏m]/rpm):361[36.8]/4600-4700
燃料タンク容量(ℓ): 75(プレミアム)
トランスミッション形式:8速AT
駆動方式:FF
タイヤ・サイズ:235/50R18
最小回転半径(m):5.8
WLTCモード燃費(㎞/ℓ):9.9
車両本体価格:526万円
先進安全装備
撮影車両データ
ボディカラー:ダークレッドマイカメタリック
オプション装備:T-Connect SDナビゲーション+JBLプレミアムサウンドシステム/12.1型リヤシートエンターテインメントシステム/3眼LEDヘッドラン
プ+LEDクリアランスランプ/おくだけ充電/他
ボディカラー
インパネ
金属調や木目調の加飾を使用した豪華絢爛な内装を実現。「エグゼクティブラウンジ」系のみ標準装備となる純正ナビは、通信機能のT-Connect対応など、先進的なユーティリティを備える。撮影車の「SC」は赤い加飾が特徴のエアログレード専用メーターも装備。
乗降性
ドア開口部が極めて広く、乗降性は良好。ただし、3列目席へのアクセスのしやすさは2列目席の仕様によって異なるので、注意が必要。写真のエグゼクティブパワーシートの場合、乗降スペースが大型アームレストで遮られるため、やや乗り降りしにくい。リラックスキャプテンシートの方が乗り降りは楽だ。
エアログレードは標準車よりも全長が5㎜長く、4950㎜となる。全幅は全車共通で1850㎜だ。広い室内を持つ代償として、運転に少し神経を使うのも事実。最小回転半径もグレードによって5.6mもしくは5.8mと大きく、小回りが利くとは言い難い。その一方、運転席からの見晴らしがよく、サイズ感に慣れてしまえば目線の低いセダンより運転しやすいという声も。
居住性
1列目:シートトリムはグレード別に設定され、撮影車の「SC」の場合は合成皮革が採用される。さらに運転席には乗降性をサポートするオートスライドアウェイ機能が付いた8ウェイパワーシートを、助手席にはパワーオットマンを標準装備。
2列目シートには4種類の仕様を設定。写真のエグゼクティブパワーシートの場合は、パワーリクライニングやパワーオットマン、角度調整式大型ヘッドレストなどを装備。3列目シートも大型で座り心地が良く、フル乗車して乗員全員がゆとりを実感できる。
ラゲッジルーム
通常時の奥行きはごくわずかだが、3列目シートには前後のスライド機構も装備しているので、前方にスライドさせるだけで奥行きを最大約700㎜まで拡大することができる。また、3列目シートは跳ね上げ式の格納機構の採用で、さらに荷室空間を広げることも可能だ。2列目シートのスライド機構はシートの仕様によってスライド量が異なる点に注意したい。
うれしい装備
SEAT ARRANGE
2列目シートの仕様により乗車定員とシートアレンジが異なり、7人乗りリラックスキャプテンシートは、助手席のスーパーロングスライドやスーパーリラックスモードに対応。8人乗りベンチシートはフルフラットモードにできるほか、座面がチップアップできるので、前方にスライドした時に荷室の奥行きを7人乗りより広くすることができる。
バイヤーズガイド
ファミリーユースなら2.5ℓ直4モデルで性能は十分。ただし、18インチタイヤを履くエアログレードになると回転半径が大きめになるので、扱いやすさ優先なら標準ボディの17インチタイヤ装着グレードを薦める。もちろん、最高峰のミニバンを望むなら3.5ℓV6のエアログレードだ。
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