米国で製造・販売されているトヨタのラージミニバン「シエナ」がフルモデルチェンジを受けて四代目に進化! 2.5ℓハイブリッドを搭載
- 2020/05/19
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MotorFan編集部
5月18日、北米トヨタは全面改良を受けて四代目となった新型「シエナ」を、2021年モデルとして発表した。
セグメント初となるハイブリッド仕様の4WDを設定
シエナは米国で製造・販売されているラージサイズミニバン。1997年に誕生した初代から、後席両側スライドドアや3列シートキャビンを備えているのが特徴で、これは新型にも受け継がれている。
新世代のTNGA-Kプラットフォームが用いられた新型は、よりスタイリッシュで洗練されたデザインに進化。フロントマスクのデザインは日本の新幹線からインスピレーションを得たもので、滑らかでスピーディな印象をもたらす。LEDによるシャープなデザインの前後ライトや、大胆なフロントのエアインテークなどが特徴的なディテールだ。ボディサイド下部からリヤフェンダーにかけて設けられた大胆なキャラクターラインも新型の個性を感じさせる。
パワートレインは、新たに2.5ℓ直列4気筒エンジンとモーターを組み合わせるハイブリッドを採用。システム総合で243psを発揮する一方で、最高11.7km/Lのハイブリッド燃費を実現する。
駆動方式はFFに加えて、同セグメントのハイブリッド車としては初となる4WDも設定。「エレクトロニック・オンデマンドAWD」と呼ぶ4WDシステムで、リヤホイールはモーターで駆動。前後の駆動力は0:100から20:80まで、路面や走行状況に合わせて配分。この4WDシステムは、滑りやすい路面などでの走行安定性を高めるだけでなく、アンダーステアの抑制にも効果を発揮し、高いハンドリング性の実現にも寄与する。
キャビンは2-2-3レイアウトの7人乗りと、2-3-3の8人乗りを設定。7人乗りの2列目シートは635mmのスーパーロングスライドを実現するほか、FF車にはオットマンが備わり、飛行機のファーストクラスのような快適性が与えられている。
先進運転支援機能で構成する「トヨタセーフティセンス」や、Apple CarPlayやAndroid Autoに対応し、9インチタッチスクリーンを組み合わせるインフォテイメントシステム、Wi-Fi接続に対応するトヨタ・コネクテッド・サービスなど、最新技術の導入は積極的だ。
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