SCOOP!! 怪しさ満点、噂のレーザー式移動オービスが、軽量化＆高精度カラーカメラ採用で、警察忖度型としてマイナーチェンジ!? 緊急速報! その名もLSM-310、新型移動オービス、現る! 新型になってもぜひ誤魔化しはなしの方向で!! 【交通取締情報】

2020/10/23
「東新宿交通取締情報局」

いまだに、コロナ禍が収束する気配すら見せないというのに、警察は相変わらず「移動オービス」にご執心(なぜか電柱にレーザー当てて数字を誤魔化しちゃうおまわりさんが現れたみたいだがｗ)。なんと、おなじみレーザー式移動オービス、LSM-300が、機動性、証拠保全能力を進化させ、最新型移動オービス「LSM-310」として、鮮烈デビュー! で、どこが変わったの？

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怪しい「測定精度」はそのまんま？

　この春、遅まきながら「移動オービス」導入を発表した鳥取県(警)。この10/19に、レーザー式移動オービスの調達に向けた入札を公示したが、「また、世間では役立たずという噂もある、例の白い箱、LSM-300でしょ？」と思いきや、なんと入札資料として添付された東京航空計器製の製品カタログには、「新製品車両速度計測装置 LSM-310」という名前が、記載されていたのだ!

　一体、どこが変わったのか？

　さっそく「概要」を見てみると、どうやら変更されたのは、次の2点だ。(原文ママ)

1.電子式カラーカメラを採用
「白黒カメラ方式からカラーカメラ方式を採用したことで(「変更したことで」じゃないの？)、証拠写真の判定が、より一層改善されました」

2.本体部と発光部を2分割
「2分割化で、個々軽量化されたことに(「ことで」じゃないの？）、運搬・設置(「運搬・設置性」じゃないの?)が向上しました」

　なんだかまともな日本語が書けない人が作ったカタログって感じだが、なんだよ、要は「写真のカラー化」と「軽量化」というのは、まぎれもなく警察にわがまま言われて改良を余儀なくされただけのものであり、ドライバーにとってはまさにどーでもいいこと。そんなことより、我々ドライバーが一刻も早く知りたいのは、無敵と誉れ高いレーダー式移動オービス「センシスMSSS」に比べてはるかに劣ると言われ、「使い物にならない」とまで噂されている「測定精度」に関しては、一体、どうなっているのか？ということだ。そろそろ「スキャンレーザー方式」とやらの正体と、その「測定性能」の信頼度を、ドライバーにわかりやすく説明してくれないもんですかね？　

　ちなみに、その性能表には気になる点がふたつ。
　まずは、「監視車線数」が2車線となっているが、レーザーの照射範囲内であればそれ以上の車線でも対応しているはずなのでは？
　それから40～220km/hという「速度計測範囲」についてだが、ゾーン30等、30km/h規制道路では10km/hオーバー以上でないと計測できないということなのだろうか？
　となると、稀にある20km/h制限区間では19km/hオーバーまで許されちゃうってことになるが、これはぜひ、警察に確認してみたい。

　いずれにしても、新型とは言っても、従来のLSM-300と同じということで、ドライバーにとっては一安心……なわけはない。すでに鹿児島県も入札を始めているし、増台を決めた県警も多数。中には「測定速度」をごまかしてノルマ達成させちゃうおまわりさんもたくさん(？)いるみたいなので、とにかく「自分は大丈夫」だなんて、決して思わないように!