環境/社会/法規 コネクテッドカー connected car
- 2019/12/26
日本語では「つながるクルマ」と訳される。車両が通信手段を持ち、外部のさまざまな情報にアクセスすることで安全な走行を支援したりドライブの楽しさを提供したりすることを目的とした広義の情報サービスの総称。従来から「路車間通信」と呼ばれていた交通情報の取得手段や、走行する車両同士が互いに情報のやり取りを行う「車車間通信」もここに含まれる。情報を得る対称はインターネットだけに限らず、道路管理者および警察など行政機関が提供するネットワーク、官民のクラウドシステムなど幅広い。
VICSに代表される交通情報提供や、ホンダのインターナビ・プレミアムクラブのような会員制の交通情報サービス、あるいは事故や車両盗難を検知して警察への通報を行う自動車メーカーごとのサービスなど、目的を限定したコネクテッド事例はたくさんある。また、走行中の車内からの商品注文や同乗者が視聴するビデオププログラム取得といったエンターテインメント関連のサービスも増えている。これらもコネクテッドの事例である。また、自動運転の実現に不可欠な道路および自車両周辺の情報取得や、自宅・オフィスの機器を遠隔操作するホームインテグレーションもコネクテッドの1分野である。