電気自動車とV2H-充放電器で、賢く電気を有効活用 デンソー:EVやPHVに貯めた電気を住宅で活用する「V2H-充放電器」を開発
- 2019/05/22
- Motor Fan illustrated編集部
デンソーは、電気自動車(EV)およびプラグインハイブリッド車(PHV)向けの双方向給電装置である「V2H-充放電器」を開発し、販売を開始した。
本製品は、EVやPHVに電気を充電するだけではなく、車両に貯めた電気を住宅で活用するための製品。2019年5月9日に発売されたトヨタ新型プリウスPHVでも利用できる。
V2H-充放電器を活用することで、電気料金の安い夜間に車両に充電した電気を昼間に使用することができ、電気料金の節約が可能。停電時でも車両に貯めた電気を住宅で活用でき、より安心な暮らしを実現する。また、太陽光発電で作った電気を車両に貯めることで、電気を有効活用することもできる。本製品は、家庭だけでなく公共施設・オフィス・商業施設など事業施設でも利用できる(事業施設での利用には条件や制約がある)。
【デンソーV2H-充放電器の特徴】
・200V普通充電器の約2倍の充電スピード(倍速充電機能)
・最大約6kVAの出力で、停電時でも普段に近い暮らしが可能*1
・デンソー製「HEMS」との連携で、賢く電気をマネジメント*2
・住宅の外壁と相性の良い落ち着きのあるメタリックグレーの配色
・大きめの文字で屋外操作でも見やすい表示
【製品仕様】
設置環境 屋外、標高2,000m以下、-20℃~+40℃(設置には諸条件があり)
外形寸法 809mm × 855mm × 337mm(幅×高さ×奥行)
本体質量 約91kg
対応車種(デンソー確認結果)
トヨタ自動車:新型プリウスPHV
日産自動車:LEAF(リーフ)、e-NV200(パレット)
三菱自動車工業:i-MiEV、アウトランダーPHEV 等
*1 車種により異なるが、40kWhの蓄電容量を持つ電気自動車(満充電時)で、家庭の一日の電気使用量が10kWhの場合、4日間電気が使える(計算値)。
*2 過去の発電量、電力プラン、翌日の天気予報などをもとに余剰電力を有効活用できる(2019年秋対応予定)。なお「HEMS」(Home Energy Management System)は別売り。
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