日本精工とフォルクスワーゲン NSK、Volkswagen AG社とステアリング事業における協業に合意
- 2019/06/07
- Motor Fan illustrated編集部
日本精工株式会社(以下NSK)とVolkswagen AGは、両社のイノベーション力を高めることを目的に、ステアリング事業における協業に合意した。そして最初のステップとして、製品開発における協業契約を締結したと発表した。
自動運転や電動化など高度化する自動車技術のなかでも、操舵=ステアリング技術は非常に重要だ。今回のNSKとVWの協業は、まさにそこを見据えたものだろう。自動運転、電動化時代のステアリング技術について両社ともにノウハウを取り込む考えだ。
まずは3−4年後の量産化に向けて次世代電動パワーステアリングの共同開発を行なう。生産についても補完しあうという。
Board of Management of Volkswagen AG, Dr. Stefan Sommer コメント
ステアリングのグローバルサプライヤーであるNSKとの協業に合意できたことは、当社のシャシービジネスにおけるグローバルな開発と生産を拡大させ、イノベーション力をさらに強化する、戦略的に重要なステップとなります。
Volkswagen Group Components CEO: Thomas Schmall コメント
両社が持ち寄ったノウハウを製品開発の協業の中で徹底的に活用していくことで、両社の製品がより素晴らしいものになることを期待します。
日本精工株式会社 執行役専務 自動車事業本部 ステアリング&アクチュエータ本部長 麓 正忠 コメント
VWとの協業合意は、当社の製品ポートフォリオとグローバル生産を拡大するために、戦略的で重要な意味を持つ合意です。多くの分野で補完関係にある両社が、将来の更なるイノベーションに向けて、よりよい関係を構築していくことを期待します。
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