イートンのスーパーチャージャーTVSがTVS2へ進化 ターボに負けない!イートンの機械式スーパーチャージャーも新世代へ
- 2017/07/07
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Motor Fan illustrated編集部 鈴木慎一
過給と言えばターボチャージャー。ターボ全盛のエンジンだが、もうひとつの過給機であるスーパーチャージャーも進化している。スーパーチャージャーと言えば、イートン社。そのイートン社の機械式スーパーチャージャーTVSがTVS2に進化している。
そのスーパーチャージャーだが、自動車エンジン用は、事実上イートン社製のワンメイク状態だ。使われているのは、TVS(Twin Vortices Series)である。4葉160度ツイストのイートンTVSが機械式スーパーチャージャーの標準仕様なのだが、そのイートンが次世代のスーパーチャージャーを開発している。
新世代スーパーチャージャーはTVS2と呼ばれている。4葉だったローターは3葉に戻り(TVS以前のスーパーチャーは3葉だった)、ツイスト角度は160度から120度になっている。使い方は、現在のTVSと同様に、ターボチャージャーと併用する、いわゆるツインチャージが基本になる。
TVS2は、昨今のダウンサイジング、ダウンスピーディングのエンジントレンドに対応してより低回転域での効率アップを図ることをターゲットにしている。最大吐出圧は、TVSの2.5barに対して4.0bar。重量も25%、イナーシャも5%低減、NVHも3dBのダウンを目指している。
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