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世界のエンジン オールアルバム file 056:LAMBORGHINI L539 カウンタックから続く、行って戻って後輪を駆動するパワートレイン──ランボルギーニのV12

  • 2018/11/14
  • Motor Fan illustrated編集部
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■ L539
シリンダー配列 V型12気筒
排気量 6498cc
内径×行程 95.0mm×76.4mm
圧縮比 11.8
最高出力  544kW/8400rpm
最大トルク  690Nm/5500rpm
給気方式  NA
カム配置 DOHC 
ブロック材 アルミ合金
吸気弁/排気弁数 2/2
バルブ駆動方式 ロッカーアーム
燃料噴射方式 PFI
VVT/VVL In/X

 ランボルギーニのV12には三世代ある。最初は創業の1965年に、元フェラーリのジオット・ビッザリーニ技師の設計で完成した3.5ℓV12。これはミウラで4.0ℓになり、カウンタックにも適用された。そのカウンタックが20年の長い生涯を閉じた後にデビューしたディアブロは、ルイジ・マルミローリ技師が設計した第二世代の5.7ℓV12を搭載していた。これは第一世代と同じ95mmのボアピッチを持つのだが、構造設計からすべてが違うものだった。このディアブロ用は、途中で6.0ℓになり、そして次のムルシエラゴにも排気量を6.5ℓに上げて使われることになる。

 そして、2012年にデビューしたアヴェンタドールが載せているのが第三世代。ボアピッチ103.5mmの新規設計で、6.5ℓから515kWを発生。さらに熟成を重ねてアヴェンタドールSでは544kWを計上する。

 トランスミッションはクラッチを1組のみ備えるAMT。トランスミッション側が車両前方を向いており、クラッチを介して伝達された駆動力は、トランスミッションで減速された後、ドライブシャフトでエンジン後方のデフユニットに導かれる。

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