インプレッサ譲りの走りに多人数乗車を実現した最高出力225PSの異色モデル「スバル・エクシーガ」その魅力を徹底解説。 【いまこそ欲しい中古の名車】2.0ℓターボで7人乗りはほかにない! スバル・エクシーガが狙い目です!
- 2018/08/08
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MotorFan編集部
昨今、7人乗り定員のSUVがにわかに注目を集めています。7人乗りといえばミニバンの特権のように思われていますが、多様性を求める時代のなかで7人乗りSUVという選択肢は魅力的です。走行性能と多様性の絶妙のバランス、いまこそ再評価したい車種が「スバル・エクシーガ」です。
インプレッサ譲りの走りに多人数乗車を実現したモデル
昨今、7人乗り定員のSUVがにわかに注目を集めているところですね。7人乗りといえばミニバンの特権のように思われていましたが、多様性を求める時代のなかで7人乗りSUVという選択肢はとっても魅力的です。しかし、だからこそいま注目したい車種があるんです。それが「スバル・エクシーガ」です。エクシーガは2008年6月から2015年3月までスバル唯一のミニバンとして販売されていました。"ミニバン"といってもその実態はミニバン的な特性というよりもむしろワゴン色が強く、そしてなんといってもスバルならではの"走り"のパフォーマンスがおしみなく投入されている唯一無二の存在を醸し出しています。
まずは簡単に基本構成をチェックしてみましょう。
■SUBARU・EXIGA/スバル・エクシーガ
【グレード構成】
2.0i(FF/AWD):ベーシックグレード
2.0i-L(FF/AWD):充実装備のグレード
2.0i-S(FF/AWD):スポーティなグレード
2.0GT(AWD):ターボ仕様のスポーツグレード
【エンジン構成】
2.0L DOHCエンジン(EJ20):148PS/6000rpm
2.0L DOHCターボエンジン(EJ20):225PS/5600rpm
【ボディサイズ(mm)】
全長4740×全幅1775×全高1660
基本構成は2.0ℓのターボとNAのエンジンが用意されていて、唯一のターボエンジン搭載車が「2.0GT」となります。NAとくらべるとパワーもケタ違いとなっておりとってもオススメです。今回はこの「2.0GT」を中心にチェックしていきたいと思います。
シートアレンジ多彩のキッチリ7人乗り!
ワゴン的なパッケージングといっても7人乗りのシートはアレンジ自在です。まずシートの真横からの写真をみてもらうと、座面部分がフロント側から徐々に高くなっています。これは大型映画館の座席のように、どのシートに座っていても見晴らしがよく窮屈感を解消するつくりとなっているんですね。そしてセカンドシートは左右独立して180mmのロングスライド機構がついているので、様々なシートアレンジを可能としています。
高い操縦安定性を誇る「SI-シャシー」を採用!
クルマのスタビリティを左右するといっても過言ではないシャシーには3代目インプレッサ WRX STIなどで定評のある「SI-シャシー(SUBARU Intelligent-Chassis)」を採用しています。高剛性ボディとしなやかなサスペンションによって、"ミニバン"の枠を超えた高い操縦安定性と上質な乗り心地を実現しています。さらにリアサスペンションはミニバンではほとんど採用されることはなく、セダンやスポーツカーなどの上級車用とされている「ダブルウィッシュボーン」が採用されているので走りへの本気度がうかがえます。
もはや説明不要なほどのハイパフォーマンスを発揮する3代目インプレッサWRX STIと同一のシャシーを採用しているというだけでもクルマ好きとしては胸アツになる。
やっぱりターボ、最高出力は225PS!そして5ATがじつはレア!
スバルといえばやっぱりターボ車のイメージがありますね。エンジンはもちろん伝統のEJ20で最高出力は225PSを発揮しています。インプレッサなどと比較するとアンダーパワーではありますが、通常2.0Lクラスの7人乗りミニバンの最高出力が150PS程度だと考えると、ありあまるパワーでブッチギってくれます。
そしてじつは超注目なのが、2.0GTは「5速オートマチック(5AT)」を採用しているところにあります。もともとエクシーガ自体、4ATと5ATの展開でしたが、NAモデルは最初の一部改良から徐々にCVT(リニアトロニック)に変更されていっています。2.0GTは販売終了までずっと5ATを搭載していました。そして、日本のミニバンにおいて5ATを採用しているクルマは非常にレアなんです。それはやはり日本の道路事情やコスト面を考慮してなのですが、"走り"に関しては5ATのほうが優れいているというのが一般的な見解なんですね。
ちなみに、エクシーガの後継モデルとなるエクシーガ クロスオーバー7にはCVTしかありません。もっというと、いまやスバル車のなかでもWRXやレヴォーグですらCVTとなっています。いわば、2.0Lターボで5ATの走りを楽しめるとっても貴重なクルマというわけです。
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