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新たな商用車像を確立するメカニズム ホンダN-VANのメカニズムを徹底解説!

  • 2019/04/03
  • ニューモデル速報
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ドライバーに優しい空調

真夏の荷物の積み下ろしなどで、熱くなった身体を素早く冷やせるよう、助手席用のエアコン吹き出し口をドライバー席から手の届く位置としたほか、エアコンの風がドライバーの肩口に的確に届く吹き出し口の角度と風速が追求された。

荷室内を最大限に活用するワイパー配置

一般的なリヤウインドウ下に配置されるワイパーでは、モーターユニットが荷室内に張り出して積載時にデッドスペースをつくってしまう。N-VANではモーターが荷物と干渉しない配置のリヤワイパー上置きとされ、荷室が最大限活用できる。

空間を使い切るルーフリクライニング

CAE技術を駆使してライニング成型時に破れリスクが高い部分(上の図右上の赤丸部)を検証し、設計されたルーフライニングはウレタン基材の深絞りを実現。下図のようにアクティと比較しても、ルーフに沿った形状となっており室内空間の確保に貢献している。

荷物の積載に配慮した電装品配置

6速MTのシフトケーブル配策の関係から床面に配置されたSRSエアバッグのユニットだが、ウォークスルーやフルフラット時にユニット周囲を踏んだり荷物の荷重が加わって損傷しないようにプロテクトブラケットを装着した。

最小限のスペースに配置

パンク修理には、テンパータイヤで対応する。タイヤはラゲッジ床下に格納されており、リヤバンパーの真ん中を外して引っ張り出す。4WDのリヤデフを避けるため、格納スペースは115 幅ギリギリ。外したタイヤは付属のビニール袋に入れ、車内に積載する必要がある。

適切に収納された三角表示板と車載工具

停止表示板やパンタグラフジャッキは、ラゲッジルームの右壁に収納。荷物を全部降ろすことなく、緊急時に対応できる。

高強度ハイテン材を広範囲に採用

助手席側センターピラーレスの大開口と高いレベルの剛性と強度を両立するため、強度を確保しながら薄板化が可能なハイテン材のうち、1180MPa級をはじめとした、より強度の高い780MPa級以上の鋼材をボディ骨格の33%に適用。

効率よく施したN-VAN専用設計

荷室の積載量を確保しながら、助手席センターピラーレスを成立させるために、ボディではリヤフロアとサイド シル、シャシーではリヤサスペンションを中心に専用設計。基本構造を生かして効率的に軽バンの性能を達成。

シーム溶接と構造用接着剤

右図のオレンジで示した部分が、ローラー電極を用いて加圧、通電して連続的に溶接を行なうシーム溶接。緑の部分は高粘度の構造用接着剤の使用部位。適材適所の工法を用い、軽量・高剛性ボディを構築している。

左右の剛性差を最小化

センターピラーレスの採用によるボディの左右の剛性差の最小化のために、助手席側のサイドシル及びドア開口コーナー部を補強。開口コーナー部は左右でサイズ違いの補強を、サイドシル部は右側よりも板厚を1.4倍に厚くした。

左側衝突の安全性を高めるフック構造

助手席側センターピラーレスを採用しながら、側面衝突に対する優れた安全性能を確保するために、 衝突時にフロントドア上下とボディ。前後のドア同士がそれぞれ噛み合うフック構造を設け、ドアのキャビンへの侵入を抑制している。

キャビンを強固にするドアインピラ—

左側のフロントドア後方とスライドドア前方に、ピラーに相当する強度を持たせたドアインピラー構造を採用。ドアインピラーには通常の鋼板を凌ぐ強度を持つ1500MPa級の超高張力鋼板ホットスタンプ材を使用している。

ドア取り付けシートベルトの衝突対応

左フロントドアには助手席用のシートベルトが内蔵されている。シートベルトアンカーとドアラッチ取り付け部のスティフナーが一体化され、シートベルトの荷重をドアラッチで受け持つ構造とすることで、乗員の拘束性能を確保している。

頭部保護インテリア

前席ピラーまわりの樹脂トリムは見栄えのためだけでなく、衝突安全性向上のためにも装着している。鋼板との間に空隙を設けた衝撃吸収構造が採用されており、衝突時の乗員の頭部への入力を緩和する。

内圧保持式エアバッグ

運転席/助手席エアバッグには、内圧保持タイプを採用する。乗員が突入してエアバッグの変形が始まると、ベントホールが開き、ガスを逃がしてエネルギーを吸収。上半身がステアリングから離れがちな大柄なドライバーへの対応を図っている。

これが本当の実燃費だ!ステージごとにみっちり計測してみました。

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