Motor-Fan[モーターファン]|自動車最新ニュース・速報、試乗記など、クルマとカーライフを楽しむサイト

  • モーターファンテック
  • モーターファンバイクス[Bikes]
  1. TOP
  2. カタログ
  3. フォルクスワーゲン|VOLKSWAGEN
  4. ポロ

フォルクスワーゲン Polo TSI R-Line VWポロ TSI R-Line:ライトサイジングのEA211 1.5ℓevoを搭載したポロの実力。燃費は? 走りは? エンジンから探る

このエントリーをはてなブックマークに追加
エンジン 形式:直列4気筒DOHC直噴ターボ 型式:EA211 Evo(DAD) ボア×ストローク:74.5×85.9mm 圧縮比:10.5 最高出力:150ps(110kW)/5000-6000pm 最大トルク:250Nm/1500-3500rpm 燃料:無鉛プレミアム
MQBの文法に則って、前方吸気・後方排気のレイアウトを採る、
ターボチャージャーはこの位置に。

 長々と1.5ℓ TSI Evo 96kWの説明をしてきたのは、筆者のこのエンジンに対する興味の現れだ。話はポロTSI R-Lineに戻るが、このクルマが搭載する1.5ℓ TSI Evo 110kWはミラーサイクルもVGTも適用していない。容積比は12.5ではなく、10.5だ。ライトサイジングではあるけれども、96kW仕様ほど効率を追求した仕様にはなっていない。

 その代わりといってはなんだが、プラズマコーティングのシリンダーライナー(いわゆる溶射ボア)や350barの直噴システム、低負荷時に2番、3番シリンダーを休止する気筒休止システムといった新世代エンジンの技術的な特徴は受け継いでいる。

 前述したようにTSI R-Lineはポロのラインアップのなかでスポーティな位置づけとなっているが、110kW/250Nmの最高出力/最大トルクを発生するエンジンのスペックは1.4 TSI(EA211)を搭載するゴルフ/パサートTSIハイラインと同じであり、首がのけぞるような加速をもたらすわけではない。動力性能は1.0ℓ3気筒を積むグレードより上、といった程度だ。

ターボチャージャーはMHI 三菱重工製。

 小田原厚木道路の小田原西IC〜厚木IC間31.7km(制限速度70km/h)を、走行車線を中心に走行した際の燃費は23.2km/ℓだった。VWゴルフTSIトレンドライン(EA211 1.2ℓ)で同じルートを走った際の燃費は23.7km/ℓ、2016年1月に先代ポロBlueMotion(EA211 1.0ℓ)で走ったときは21.0 km/ℓだった。

タイヤは215/45R17のコンチネンタル・コンチスポーツコンタクト5を履く

 GTIと同サイズのタイヤ&ホイールに合わせてサスペンションにも手を入れており(スポーツサスペンションを装備)、そのせいか乗り味はややハードである。VW(とくにゴルフにその傾向が強い)の美点である、ロールしはじめてからのしなやかな動きと収まりの良さよりも、引き締まった脚(ある程度大きな入力がないと動きを感じにくい)を望んで仕立てた印象だ。R-Lineを名乗るからには……ということなのだろうか。

 ポロTSI R-Lineは新世代エンジンの採用により、燃費を犠牲にせず、動力性能はそこそこで、エクステリアやインテリアの装備やサスペンションのチューニングでスポーティなムードを高めたモデルといえそう。実用性の高い居住/荷室空間と取り回し良さを両立したボディサイズは、全ポロに共通する美点だ。

フォルクスワーゲン Polo TSI R-Line

全長×全幅×全高:4075×1750×1450mm
ホイールベース:2550mm
サスペンション:Fマクファーソンストラット式 Rトーションビーム
エンジン
形式:直列4気筒DOHC直噴ターボ
型式:EA211 Evo(DAD)
ボア×ストローク:74.5×85.9mm
圧縮比:10.5
最高出力:150ps(110kW)/5000-6000pm
最大トルク:250Nm/1500-3500rpm
燃料:無鉛プレミアム
燃料タンク:40ℓ
燃費:JC08モード 17.8km/ℓ
トランスミッション:7速DCT
車両本体価格:298万円

おすすめのバックナンバー

これが本当の実燃費だ!ステージごとにみっちり計測してみました。

これが本当の実燃費だ!ステージごとにみっちり計測してみました。 一覧へ

会員必読記事|MotorFan Tech 厳選コンテンツ

会員必読記事|MotorFan Tech 厳選コンテンツ 一覧へ

Motor-Fanオリジナル自動車カタログ

自動車カタログTOPへ

Motor-Fan厳選中古車物件情報

中古車TOPへ