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MAZDA INLINE 6 CYLINDER SKYACTIV-X&D なぜ直6、排気量は? どんなエンジンになる? マツダの直列6気筒を予想する

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 マツダが開発する直6エンジンの排気量はどうなるだろうか? メルセデス・ベンツもBMWもガソリンとディーゼルで多くの部品を共用している。そして、現在のエンジン開発の主流は「モジュラーエンジン」だ。

 BMWを例にとれば
B38型:単筒容積500ccの直列3気筒で1.5ℓのガソリンターボ
B37型:単筒容積500ccの直列3気筒で1.5ℓのティーゼルターボ

B48型:単筒容積500ccの直列4気筒で2.0ℓのガソリンターボ
B47型:単筒容積500ccの直列4気筒で2.0ℓのティーゼルターボ

B58型:単筒容積500ccの直列6気筒で3.0ℓのガソリンターボ
B57型:単筒容積500ccの直列6気筒で3.0ℓのティーゼルターボ

 となっている。
 マツダの場合は、
単筒容積374ccのSKYACTIV-G1.5(ボア×ストローク74.5×85.8mm)
単筒容積499.25ccのSKYACTIV-D1.8(ボア×ストローク79.0×89.6mm)
単筒容積500ccのSKYACTIV-G2.0(ボア×ストローク83.5×91.2mm)
単筒容積547ccのSKYACTIV-D2.2(ボア×ストローク86.0×94.2mm)
単筒容積622ccのSKYACTIV-G2.5(ボア×ストローク89.0×100.0mm)

 が、存在する。
これに6をかければ
2244cc
2634cc
2995.5cc
3282cc
3732cc

 となる。これだけ書いておいてなんだが、マツダが開発する直6は3.0ℓになるだろう。直6に求められるのは、プレミアム性だ。上質なフィールとモアパワー。となると2.2ℓや2.6ℓという選択はできない。また3.3ℓや3.7ℓだとBMWや「メルセデス・ベンツが3.0ℓなのに、マツダはそれより大きな排気量でないと充分なパワーが出せないのか」と思われてしまう。各国の自動車税制を考えても3.0ℓ(2995cc)というのが、もっともバランスがとれた排気量である。

 直接ライバルとなるBMWもメルセデス・ベンツもS/B比(ストロークをボアで割った数値。1より大きければロングストローク)がそれぞれ1.154 1.113であるのにマツダのSKYACTIV-G2.0は1.092だから、直6エンジン開発する際は、もっとロングストローク型にする可能性も高い。S/B比を大きく採れば、相対的にボアが小さくなるわけだから、エンジン長さも短くできる。

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