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GO GLAMPING with INDIAN バイクでグランピングにいってみたところ……〈インディアン・チーフヴィンテージ〉[PR]

  • 2019/07/08
  • 宮崎 正行
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※グランピング──Glamorous(魅惑的な)とCampingを組み合わせた造語。2000年代初頭に英国で生まれた、ゆったりしたテントなどに宿泊して優雅に自然体験を楽しめる。

好きなことだけする時間、好きなことしかしない時間。バイク×キャンプ、それは究極の非日常エクスペリエンス! インディアンに乗って、気心の知れた仲間の待っているもてぎの豪華キャンプサイトへRIDE&STAY。

REPORT◉宮崎正行(MIYAZAKI Masayuki) 
PHOTO◉渡辺昌彦(WATANABE Masahiko)
COOPERATION◉ツインリンクもてぎ(TWIN RING MOTEGI)

 年齢や経験をかさねて思うことのひとつに、「やりたくないことはやりたくない。やりたいことだけ、やりたい──」という偽りのない心根がある。ガマンも美徳と思えた20代、30代を食いしばってくぐり抜け、ときには肩の力を抜くことも大切だと知った40代。気持ちにゆとりが出てきたそんな折に、忘れかけていた淡い憧れがふと甦る。大好きなバイクで仲間とキャンプ……きっと問答無用で楽しいにちがいない。

 バイクでキャンプ。かたや、やらないライダーは一生縁のない遊びだろう。こなた、魅了されてしまったライダーはその沼にどっぷりと浸かる。だからといって興味のないライダーに、「損をしている」「もったいない」なんて説教くさいことを言う気はさらさらない。

 それでもなおバイクみたいな手間のかかる乗り物に、もしあなたが興味を惹かれるとすれば……たぶんキャンプはさして面倒なものではない。しかも今回トライするキャンプは、数あるスタイルのなかでももっともアプローチしやすい「グランピング」だ。テントや寝具などの必要装備一式を管理者が用意してくれる、イージーかつ贅沢なキャンプスタイル。気の向くままに手ぶらで行っても、困ることはほとんどない。

 そんなグランピングに、バイクウェア以外は軽装のままインディアン・チーフヴィンテージを駆って現地に向かった。2人の仲間がビッグサイズのSUVで先行し、インディアンが追いかける格好だ。

INDIAN CHIEF VINTAGE

プレミアムパーツが奢られた伝統的で優雅なたずまい。しかしその実、アルミキャストフレームに最新の空冷Vツインを搭載する現代の「鉄馬」である。2019年モデルでは3つのエンジン出力特性を切り替えらえる、「ライドモード」を搭載する。
サイドバルブのような美しい造形にこだわり、シリンダーからの排気口を下向きにし、バルブガイド風の平行プッシュロッドカバーを採用する最新の空冷OHVエンジン。停止時に後部シリンダーが自動的に休止するシステムも搭載する。
燃料タンク上のインストルメントパネルはクラシカルなスタイルだが、液晶パネルにシフトポジションやトリップメーターなど様々な情報が表示される現代的なもの。
スポークホイールにホワイトリボンタイヤを採用。伝統的なエスカルゴフェンダーにはウォーボネットのオーナメントがあしらわれる。

バイクで謳歌する自由と不自由

 インディアンはアメリカ最古の二輪メーカーである。創立は1901年。紆余曲折ありながら今年で118年目を迎えるが、内外の現行バイクたちのなかでもっとも“味が濃い”バイクだと言っていい。オールドスクールなアメリカンマッスルのひと言で言い表せないほど、シチュエーションでさまざまな表情と個性を見せてくれる。往来が多い首都高を車重400㎏弱とは思えないほど軽快なコーナリングでパスしていく。1800㏄空冷Vツインはやさしい乗り味の「ツアー」から「スタンダード」「スポーツ」まで3つのライドモードが選べる。「スポーツ」でスロットルをワイドに開けたときの猛ダッシュは息を飲むほどに凄まじい。

 エンジン回転数は街中でも2000rpmあれば十分、わずか3000rpmで最大トルク160Nm超を引き出すことができる。このたった1000rpm幅に色濃く塗り込まれたドラマを、右手のわずかな“ひねり”で演出できるインディアンの濃密さを想像してみてほしい。絶対的パワーに勝るエンジンは世の中にごまんとあるが、ここまでストロングテイストなVツインエンジンはそう多くはない。

「時間をもっと贅沢に使いたい」
「煩雑な日常をシンプルにしたい」

 もしあなたにそんな本心があって、そのためのメソッドとして言い訳なしの“リッチ”なバイクを所有してみたいと思ったら、チーフヴィンテージは無二の一択となるだろう。ともに過ごした時間から導き出されるリッチの本当の意味を、たった1泊のキャンプツーリングであってもその片鱗を知ることができる。そう、インディアンでキャンプに赴けば、不自由の自由が謳歌できるのだ。

TWIN RING MOTEGI 森と星空のキャンプヴィレッジ

モータースポーツ以外にアスレチックやジップラインなどアクティビティが豊富。今回撮影した「グランピングワイド」は大人2名、子供3名の夕食、朝食付で1泊5万7800円~。林間サイト(1泊4800円~)やAC電源付の木もれ陽サイト(1泊8200円~)なども。
※ツインリンクもてぎ入場料、1台分の駐車料、ホテルツインリンク内のぞみの湯入浴料含む。
栃木県芳賀郡茂木町桧山120-1 ☎0285-64-0489

SPECIFICATIONS インディアン チーフ ヴィンテージ 2019年モデル
■ボディサイズ:全長2634×全幅1000×全高1490㎜ ホイールベース:1730㎜ シート高:660㎜
■車両重量:385㎏
■エンジン:4ストローク空冷V型2気筒OHV2バルブ 総排気量:1811㏄ 最高出力:― 最大トルク161.6Nm(16.48㎏m)/3000rpm
■トランスミッション:6速リターン
■サスペンション形式:Ⓕテレスコピック Ⓡスイングアーム
■ブレーキ:Ⓕ油圧式ダブルディスク300㎜ Ⓡ油圧式シングルディスク300㎜
■タイヤサイズ:Ⓕ130/90-16 Ⓡ180/65-16
■車両本体価格(税込):335万円~

これが本当の実燃費だ!ステージごとにみっちり計測してみました。

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