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Mazda CX-8 25T L Package マツダCX-8 25T 燃費は?:800km走って2.5ℓガソリンターボの実力を考えた。選ぶべきはガソリンかディーゼルか

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悪天候だったが、走りは安定していてリラックスしたドライブができた。ドライブしていて最も気持ちのいいのは、100-110km/hあたり。
 今回のドライブの目的地は「人とくるまのテクノロジー展」が開催されていたポートメッセなごやである。2名乗車で名古屋へ向かう。
 
 カラーのヘッドアップディスプレイは、フロントガラス照射タイプ。これは非常にいい。マツダのSUVの最上級モデルにふさわしい。

 全車速追従のACCは、渋滞の首都高でも役立ったが、早朝の東名道でもありがたい機能だった。LKS(レーンキープアシストシステム)は、60km/h以上で車線逸脱を防止するために、ステアリングをアシストする機能で、試乗車には搭載されていたが、これは正直言ってあまり恩恵を感じなかった。ステアリングはあくまでもドライバーが操作するもの、というマツダの考え方なのか、単に機能的に車線の中央をキープし続けることができないのかは、不明だ。試乗中、LASが付いていると意識したことはなかった。

CX-8のメーターは、相変わらず非常に美しい。フォントといい、表示の仕方といい、大変気に入った。

 100km/h巡航時のエンジン回転数は2000rpmだった。最新のモデルにしては回転数がやや高い。これが燃費にも影響を及ぼしていると思う。
 マツダは自社製の6速ATを使うが、レシオカバレッジは5.812。現代の基準から言えば、あまりワイドとは言えない。CX-8の最終ギヤレシオは、4.411だ。

 新東名の120km/h制限の区間では、ACCを120km/hにセットする。エンジン回転数は2350rpmあたりだ。

 視界もいいし、インテリアは上質。BOSEサウンドシステムの音もいい。ただ、乗り心地は、やや疑問が残った。常に上下に揺れている感じが気になった。もっとビシッと安定して走ってほしい。いまのマツダならそういう乗り味なんじゃないか、と思うのではないだろうか。

 走行モードにはノーマルとスポーツがあるので、試しにスポーツに切り替えてみた。すると、6速で走っていたものが、いきなり4速に変速、タコメーターの針は跳ね上がる。これって、必要? それよりも、1-2名乗車と4名以上のフル乗車のサスペンション(ダンパーのセッティング)を変えられるモードがあったほうが役に立つように感じた。2名乗車での高速走行よりも、きっと4、5名乗車での乗り心地のほうがしっくりくるのだろうと思うが、今回は試せなかった。

 ポートメッセなごやと東京の往復で走った距離は、644.7kmだった。燃費は11.9km/ℓだった。これもモード燃費と比較してみよう。

WLTC高速道路モード:13.8km/ℓ
今回の高速道路試乗:11.9km/ℓ
達成率は86.2%だった。

 渋滞もほぼなく、快適なドライブだった。がそれ故、燃費は物足りない。

 総走行距離は794.9kmで総合燃費は10.4km/ℓだった。これもモード燃費と比較すると

WLTCモード:11.6km/ℓ
今回の高速道路市場:10.4km/ℓ
達成率は89.7%だった。高速道路の比率が高かったおかげで、高い達成率となった。

 筆者の運転が燃費に優しくない、という可能性もあるが、同じエンジンと搭載したCX-5の試乗では、650km走って11.5km/ℓだから、CX-8の10.4km/ℓというのは、実力通りなのではないだろうか。

ボンネットフードにはダンパーがつかない。最上級モデルだから、ダンパー付きであってほしい。
エンジンSKYACTIV-G2.5T 形式:2.5ℓ直列4気筒DOHCターボ 型式:PY-VPTS型 排気量:2488cc ボア×ストローク:89.0mm×100.0mm 圧縮比:10.5 燃料供給:筒内燃料直接噴射(DI) 給気方式:ターボチャージャー 最高出力:230ps(169kW)/4250rpm 最大トルク:420Nm/2000rpm 燃料:レギュラー
毎度ですが、これがエンジンカバー。
裏側はこうなっている。

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