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VISION EQSは、“One Bow Design”を具現化した最先端サルーン 次世代のメルセデス・ベンツSクラスを大予言!? VISION EQSに隠されたデザインの秘密を、来日したホルガ―・フッツェンラウブに直撃! 【東京モーターショー2019】

  • 2019/10/28
  • MotorFan編集部 西内 辰夫
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【インテリア】 「豪華なヨットからインスピレーションしました」

「ダッシュボードには、色々な機能を持たせることができるでしょう。例えば、なんらかのジェスチャーをすることでボタンが現れて、操作すると再び消える…といったことも可能になるかも知れません。しかし、実際に触って操作できる物理的なスイッチなど“アナログの要素”も大切です」

「インテリアは豪華なヨットからインスピレーションしてデザインし、まるで宙に浮いているように見える二段構成のダッシュボードを採用しました。フライ・バイ・ワイヤの採用によって、将来的にはステアリングの上半分は省略できるかも知れません。また、ガラスルーフに施したストライブは、真上から太陽光が差し込む夏の季節であれば、美しいラインの光が室内に彩りを添えてくれます」

乗る人に“WAO!”という驚きを呼び起こすことになる

----室内はどうか?

HH「インテリアについては、高級ヨットのデザインからインスピレーションしました。ウッドのトリムや独特の貴金属(ローズゴールド)を用いたライン装飾などは、そうしたモチーフのひとつなのです」

----未来のデザインはデジタル化してシンプルになっていくのか?

HH「我々の生活自体がデジタル化しています。こうした流れのなかで、どのようにしてクルマのデザインにデジタル化を反映させるかということになります。シームレスデザインというのが、ひとつの大きな方向性になると考えています。各種トリムがインテリジェントなパーツに進化するでしょう。液晶バネルは大型化が進んでいますが、将来的にはこの液晶バネルがなくなり、ダッシュボードやAピラー、ルーフ、センターコンソールがスクリーンとなって、新たにデジタル化していく方向に向かうのかも知れません。いまから10数年後には、物理的な部分がシームレスにつながって、乗る人に“WAO!”という驚きを呼び起こすことになるでしょう」

----すべてがスクリーンになったときに、乗員はなにをしているのか?

HH「ドライバーはスクリーンに投下された各種システムを操作しながら運転に集中することになりますが、助手席やリヤシートに座る乗員は映画などのエンターテインメントに没頭できるはずです。こうしたデザインコンセプトの利点は、全方位に渡って、人とクルマ、クルマと環境がコネクテッドする点にあります。将来的には、それらが絶えずつながっている状態になると思います」

【ボディサイド】 「ローズゴールドのプレートがクルマを運んでいるイメージです」

「ボディ全体、360度に張り巡らせたLEDは“ライトベルト”と呼んでいます。一番下にあるのは、違う質感を持つローズゴールドのアンダースポイラーで、サイドラインからリヤへ向かってつながっています。あたかも、クルマをローズゴールドのプレートが運んでいるような雰囲気を醸し出しています」

これが本当の実燃費だ!ステージごとにみっちり計測してみました。

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