マツダの魂動デザイン、すべて憶えていますか? 読めますか?「靱」「勢」「雄」「跳」「越」「魁」どのクルマになったか?
- 2021/01/05
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MotorFan編集部 鈴木慎一
2015年10月@東京モーターショー Mazda RX-VISION
魂動デザインが次のフェーズに入ることを示唆したのが、2015 年東京モーターショーで発表された「RX-VISION」と2017 年の「VISION COUPE」である。発表当時、RX-VISIONは、ロータリーエンジンを搭載するスポーツカーのコンセプトであることに注目が集まったが、前述のように、これは「ビジョン・モデル」だった。このふたつのビジョンモデルが指し示した方向性は、「余白(yohaku)」「反り(sori)」「移ろい(utsuroi)」といった言葉で表現された、いわば「光と影」のデザインである。ボディのサイドパネルからキャラクターラインを廃し、クルマが動いていく際の光の移ろいがあたかもクルマが生きているかのような美しさを表現したのが、この2台のビジョンモデルだった。その後に登場した新世代商品群のMAZDA3、CX-30、MX-30を見れば、魂動デザインの第2フェーズがここからスタートしていることがわかる。
2015年9月@フランクフルト・モーターショー マツダ越(KOERU)
2017年10月25日@東京モーターショー マツダ VISION COUPE
2017年10月25日@東京モーターショーマツダ魁(KAI)コンセプト
魂動デザインの「次」はどうなるか? 魂動デザインの生みの親であるデザイン・ブランドスタイル担当常務執行役員の前田氏は「魂動は、表現手法ではなく、哲学である。手法はアップデートしても哲学は変わらない」と言い続けている。
魂動の次も、魂動なのである。
前作 MFi特別編集『マツダのテクノロジー』から7年、新世代商品群に移行しつつあるマツダが、いまどんなテクノロジーを開発しているのか? Largeと呼ばれる後輪駆動のプラットフォーム、直列6気筒を開発しつつあるマツダのテクノロジー、デザイン、生産技術、技術戦略まで広く深く取材した。
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