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欧州に殴り込みをかけるe-POWER 次期エクストレイルにも搭載される(はず)の1.5ℓ直3可変圧縮比ターボ+e-POWERは日産反攻の足がかりとなるか 間もなく登場の新型キャシュカイ

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では、組み合わせるモーターはどうだろう?

組み合わせるモーターのスペックは
システムのファイナル出力(つまりモーター出力)
190ps(140kW)/330Nm
と発表されている。
新型ノートが使う新しいモーターはEM47型で、スペックは
116ps(85kW)/280Nm
である。
では、新型キャシュカイのe-POWERが使うのもEM47型なのか?
推測だが、おそらくEVのアリアが使う新開発モーターを採用するのではないか。

こちらも市場投入が待ち遠しいアリア。

アリアは
65kWバッテリー搭載車が160kW、90kWh車が178kWのモーターを使う。アリアの新開発モーターの特徴は、永久磁石は使わない巻線界磁型の交流同期モーターだということ。巻線界磁型は、とくに高回転側の効率が非常によくなるというから、高速走行の多い欧州では威力を発揮するに違いない。

ということで、新型キャシュカイが搭載するMR15DDT+e-POWERは、国内デビューが待たれる次期エクストレイルにも搭載されるはず。e-POWERが世界で通用するか、期待を持って発表を待ちたい。

コンベの1.3ℓ直4ターボはルノー・メルセデスと共同開発エンジン

ルノー日産とダイムラーの共同開発による新しい1.3ℓ直4直噴ターボエンジンは、ルノーでは1.3TCe、ダイムラーではM282型と呼ばれている。日産ではHR13DDTとなる。

ということで、新型キャシュカイが搭載するMR15DDT+e-POWERは、国内デビューが待たれる次期エクストレイルにも搭載されるはず。e-POWERが世界で通用するか、期待を持って発表を待ちたい。

ところで、新型キャシュカイには、コンベンショナルなガソリンエンジン搭載モデルも用意される。
こちらは、1.3ℓのHR13型に12Vのマイルドハイブリッドシステム(ALiS(Advanced Lithium-ion battery System)が組み合わされるという。HR13DDT(DiG-T)という名前からもわかるとおり、直噴ターボである。
スペックは
140psと160psの2仕様が用意される。
最高出力:140ps/5500rpmと160ps/5500rpm
最大トルク:270Nm/1750rpm
組み合わせるトランスミッションは、6MT(140ps仕様のみ)とCVT。

このエンジンは、ルノー・ルーテシア、キャプチャーが積む「H5H型」、メルセデス・ベンツAクラスなどが積むM282型と共通のエンジンである。ターボに電動ウェイストゲートが付き、直噴インジェクターはセンターにレイアウト。GPF(ガソリン・パーティキュレート・フィルター)も採用する。

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