BMWの新型「4シリーズ・カブリオレ」が上陸! キャンバス製ソフトトップは18秒でオープンに
- 2021/02/25
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MotorFan編集部
2月25日、ビー・エム・ダブリューはフルモデルチェンジを受けた新型「BMW 4シリーズ・カブリオレ」の国内販売を開始した。税込車両価格は641万円〜1089万円で、顧客への納車は3月以降の予定だ。
2.0ℓ直4ターボ仕様の「420i/420i Mスポーツ」のほか、3.0ℓ直6ターボを搭載するMパフォーマンスモデル「M440i xDrive」を設定
新型4シリーズ・カブリオレは、スポーティでエレガントなデザインとダイナミックな運動性能を持つ4シリーズ・クーペをベースに、ソフトトップを開けることで、オープン・エア・ドライビングが可能なモデルである。ソフトトップは約18秒で開けることができるキャンバス製で、閉じればAピラーからCピラーにかけて流れるような美しいルーフラインを持つエレガントなクーペスタイルとなる。
エクステリアデザインは4シリーズ・クーペと基本を共有しており、フロントマスクは、BMWのアイコンとなるキドニーグリルを、1930年代に一世を風靡した「BMW 328」、1960年代に登場の「BMW 1600」や「BMW 2002」と同様に、縦型にデザインすることで、スポーティかつエレガントなキャラクターを際立たせている。さらに、キドニーグリルを大型化することで、その存在感が余すことなく表現されている。
リヤビューにおいては、BMW伝統のL字型リヤコンビネーションランプを、4シリーズ・クーペと同様に立体的かつ有機的な曲線を与え、さらにライト周りをブラックアウトすることで、BMWのクーペモデルらしい個性的なルックスが表現されている。
車体はカブリオレらしいダイナミックな走りを実現するために、サスペンション取り付け部やアンダーフレームを強化するとともに、高剛性ボディを採用することで、ロール剛性の強化、キレのあるスポーティなハンドリングに加え、屋根を開けた状態での衝突時における安全性能を向上させるため、カブリオレモデル特有の補強が施されている。
ラインアップは、2.0ℓターボ仕様の「420iカブリオレ」「420iカブリオレMスポーツ」の2モデルに加えて、3.0ℓターボを積むMパフォーマンスモデルの「M440i xDriveカブリオレ」を設定。
「420iカブリオレ」「420iカブリオレMスポーツ」には、184ps/300Nmを発揮する2.0ℓ直列4気筒ターボエンジンと8速AT(Mスポーツは8速スポーツAT)を搭載。WLTCモード燃費は13.3km/ℓをマークする。
一方「M440i xDriveカブリオレ」には、387ps/500Nmを引き出す3.0ℓ直列6気筒ターボと8速スポーツATを搭載。BMWのインテリジェント四輪駆動システム「xDrive」が組み合わされるほか、Mアダプティブサスペンション、Mディファレンシャルの採用により、悪路でも安定したコントロールとスポーティな走りを実現する。0-100km/h加速タイムは4.9秒と発表された。
M440i xDriveカブリオレはまた、Mパフォーマンスモデル専用色となるセリウム・グレーをキドニーグリルやエアインテーク、エアブリーザー、ミラーキャップに採用することで、ハイパフォーマンスモデルとしての存在感と個性を演出。また、トランクリッドには、Mリアスポイラーを装備し、空力特性を高め、高速走行時の安定性を向上させている。
安全機能・運転支援システムは最新世代版が採用された。4シリーズ・クーペと同様に、高性能3眼カメラ&レーダー、および高性能プロセッサーによる高い解析能力の最先端運転支援システムが標準装備となり、高速道路での渋滞時において、ドライバーの運転負荷を軽減し安全に寄与する運転支援システム「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」が装備され、一定の条件下において、ステアリングから手を離しての走行が可能となっている。
加えて「ドライビング・アシスト・プラス」を標準装備。これにはアクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)、レーン・チェンジ・ウォーニング(車線変更警告システム)およびレーン・ディパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告システム)、ステアリング&レーン・コントロール・アシスト、サイド・コリジョン・プロテクションおよび衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付)、クロス・トラフィック・ウォーニング、ペダル踏み間違い急発進抑制機能が含まれており、安全・快適なドライブをサポートする。
さらに標準装備となる「パーキング・アシスタント」には、車両が直前に前進したルート最大50mまでを記憶し、その同じルートをバックで正確に戻ることが可能となるリバース・アシスト機能が採用されている。日本に多数点在する細い道での対向車とのすれ違いに困った際など、安全かつ正確に、元のルートに復帰することが可能となる。
コネクティビティにおいても大幅な進化を遂げている。「OK, BMW」と話し掛けることで、車両の操作、目的地の設定等が可能な「BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント」を採用。AI技術を活用することで、音声会話だけで車両の操作、情報へのアクセスが可能となるBMW最新の機能だ。
今までの音声入力と異なり、より自然な会話に近い言葉でドライバーの指示や質問を理解し、適切な機能やサービスを起動可能にするほか、使用頻度に応じてドライバーの好みを学習し、長く乗り続けるほどドライブにおける真のパートナーとしての役割を担うことが可能となる。そして、BMWのインテリジェント・パーソナル・アシスタントの最たる特徴は、ドライバーがシステムの「名前」を自由に付けることが可能な点だ。例えば起動する際、「OK, BMW(オーケー・ビー・エム・ダブリュー)」だけでなく、「4シリーズ」と、呼びかける言葉を任意に設定することが可能なため、より身近な存在としてストレスなく使用可能だ。
このほか、「BMWコネクテッドドライブ」の標準装備により、スマートフォンで事前に検索した目的地を車両に送信する等、利便性を大幅に高めている。また、車両のキーを持たずとも、iPhoneをドアハンドルにかざすことで、車両のロック解除/施錠、さらには、エンジンの始動も可能だ。
●新型「BMW 4シリーズ・カブリオレ」モデルラインアップ
・420iカブリオレ:641万円
・420iカブリオレMスポーツ:696万円
・M440i xDriveカブリオレ:1089万円
※価格は消費税込み
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