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HONDA NEW CIVIC|本日公開! 「爽快シビック」ホンダ新型シビック登場! ターゲットは「ジェネレーションZ」開発主査に開発の狙いを訊いた

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新型シビックの傍らに立つ開発責任者の佐藤洋介主査

ホンダは2021年に秋発売予定の新型シビックを公開した。11代目シビックの登場である。開発責任者の佐藤洋介さんに開発の狙いを訊いた。

今回の新型シビックのグランドコンセプトは「爽快シビック」

新型シビックは1972年登場の初代モデルから数えて11代モデルとなる。「CIVIC」の名前のとおり(CIVIC=市民の)、「常に世界の人々に驚きを届けるベーシックカー」という位置づけのクルマだった。世界で170ヵ国以上、累計販売台数2700万台以上というホンダにとって重要なモデルである。
初代から6代目までが「世界市民のベーシックカー」という位置づけなのに対して、8代目以降は「ミドルクラスに成長したホンダを象徴するモデル」へと進化している。

現行10代目シビックは2015年デビューで、ハッチバック/セダン/クーペ/TYPE Rなどさまざまな車型をラインアップしている(国内で販売したのはハッチバック/セダン/TYPE R)。ユーザーは20代と40~50代が多いという。外観デザインを重視する20代、走行性能を重視する40~50代、という分析だ。

新型シビックのコンセプトは「爽快シビック」だ。親しみやすさと特別な存在感をあわせ持ち、乗る人全員が「爽快」になれるクルマを目指したという。ホンダのクルマづくりの基本である「人中心」の考え方を深く掘り下げ、気持ちが明るくなるような開放的なデザイン、質の高い走行体験を提供するダイナミクス、直感的に使うことができるHMIなど、乗る人を中心とした考えをもとに進化させた。

パワートレーンは、1.5ℓ直4ターボエンジンに6MTとCVTを組み合わせる。


この新型シビックの開発責任者が、佐藤洋介主査である。新型シビックを前に、開発の狙いを訊いた。

ターゲットは「ジェネレーションZ」

新型シビック開発責任者 佐藤洋介(さとう ようすけ)さん 1998年 本田技研工業入社(ホンダエンジニアリング配属) 2001年 本田技術研究所異動 2001年~BODY/外装設計 US ODYSSEY、Crossroad、INSIGHT、BRIO 2011年~VEZEL BODY/EXTERIOR PL 2014年~VEZEL YMC/MMC車体設計責任者 2016年~新型シビック車体設計責任者を担当 2020年~新型シビック開発責任者として現在に至る

M F:今回のシビックのコンセプトは「爽快シビック」だそうですね。ジェネレーションZをターゲットにしたということですが……。
佐藤主査:ターゲットはジェネレーションZですが、その世代を先行層としつつ、そこから40代を含めたフォロワーに繋げていく、という動きを考えています。

M F:ジェネレーションZというと「生まれながらしてインターネット環境で育った1990年代半ばから2000年代前半に生まれた世代」で、いわゆるスマホネイティブな層ですよね。現在の自動車業界的にいえば、かなり若い層だと思います。となると、免許を取得して最初のクルマにシビックを選んでほしいということになりますよね。

佐藤主査:ジェネレーションZは、スマホに代表されるような先進デバイスに関する高い感度をもちながら、特別感があって親しみやすく心地よいモノにもこだわりがあります。「自分を表現するための親しみやすさ」「凝縮されたシンプルな特別感」「居心地の良さ」も重視します。

佐藤洋介さん 本田技研工業株式会社 四輪事業本部 ものづくりセンター完成車開発統括部 車両企画部
M F:そこで彼・彼女らをターゲットにした「爽快シビック」を開発したわけですね。

佐藤主査:そうですね。グローバルで見ても、シビックはすごく乗りやすいクルマなんです。(新型に)乗るとおわかりいただけると思いますが、連続感のある広い運転視界やドアミラーのスキンマウント、ガラスエリアもスクエアにしてコーナーの先が見渡せる水平視野角など、エントリーのお客さまでも安心して運転できる仕上がりとなっています。そんなクルマを目指しました。また、高速道路のドライブでも安心な、ADAS含め運転支援を今回のシビックにはいろいろ付けています。もちろんそれだけではなく、スポーティに走りたいという要望をお持ちのかたにもご満足いただけるような、シビックに期待してくださる幅広いお客さまに応えられる商品にできました。

M F:シビックは、ホンダを代表するクルマであり、グローバルで数も売らなければいけないクルマでもあります。「日本ではこうだけど、アメリカではこう、ヨーロッパではまた違う」「でも、最大公約数を求めていくとぼやけてしまう……」というように、開発のポイントを絞るのはかなり難しかったと想像しますが……。
佐藤主査:そういう意味でいくと先ほど申し上げたジェネレーションZは、じつは日本であろうが北米であろうが欧州であろうが……中国だけは若干毛色が違うかと思ったのですが、求めているモノは同じで、彼・彼女らが本質を求めているところに変わりはないんです。本質を求めているところにはしっかりと対価を払い長く所有していたい、そういう考え方の傾向はグローバルで同じなので、今回のシビックでは余計なモノは一切排除してギミックな動きもなくしました。本質を極めて自分の自然体を表現できるひとつの道具としてシビックを選んでいただけたら、うれしいですね。

M F:今回の爽快シビック、自信作ですか?

佐藤主査:もちろん!

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