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一度は乗りたいマイバッハ。室内は? ラゲッジスペースは? メルセデス・マイバッハ Sクラスの室内とラゲッジスペース

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メルセデス・マイバッハ Sクラス S 560 4マティック

世界のリッチマンたちが愛用する超高級サルーンといえば、英国のロールスロイスとベントレー、そしてドイツ車ならメルセデス・マイバッハだ。Sクラスより上、という位置づけの超高級車、マイバッハS560 4MATICのトランクリッドを開けてみよう。

 マイバッハは、1920年代のヨーロッパやアメリカで、当時の王侯貴族やセレブリティが愛用した超高級ブランドだ。美しいスタイルと高級感で世界の超富裕層を魅了したのがマイバッハだったのだ。そのマイバッハは、2002年に復活。
 2012年にモデルチェンジを受けた現行のマイバッハは、メルセデス・ブランドの車種として仕立て直されている(02年のマイバッハは、単に「マイバッハ」だが、現行モデルは「メルセデス・マイバッハ」と呼ばれる)。ボンネットにはスリーポインテッドスターが付き、アピアランスもメルセデス・ベンツSクラスと共通性が見てとれる。
 とはいえ、メルセデスブランドのトップエンドを占めるのがこのマイバッハ。Sクラスでもなかなかトランクスペースを使うことがないのだが、今回はさらにその上、マイバッハのラゲッジスペースを見てみよう。

全長×全幅×全高:5465×1915×1495mm ホイールベース:3365mm ミラーtoミラー:2130mm

メルセデス・ベンツSクラスに対して200mmも延長された超ロングホイールベースのシルエットは、ベンツとは異なる「マイバッハ」としての風格につながっている。ボンネット上には、お馴染みのスリーポインテッドスターを揚げるが、グリルとCピラーにはマイバッハのエンブレムを配する。前後バンパーやBピラーに施されたクロームパーツも特徴的だ。

メルセデス・マイバッハ Sクラス
全長×全幅×全高:5465×1915×1495mm
ホイールベース:3365mm
車重:2330kg
エンジン:V型8気筒DOHCツインターボ
排気量:3982cc
最高出力:345kW(469ps)/5250-5500rpm
最大トルク:700Nm(71.4kgm)/2000-4000rpm
トランスミッション:9速AT
駆動方式:4WD
最小回転半径:6.1
JC08モード燃費:8.4km/ℓ
車両本体価格:2278万円

メーターとナビ画面にワイド液晶をダブルで並べているコックピットの風景はSクラスと同様。さらに、高性能な運転支援システム「インテリジェントドライブ」も搭載する。ショーファードリブンでありながら、こうした先進安全装置を備えるのはメルセデスらしいところだが、ドライバーズカーの延長にあることも感じさせる。
フロントシート高:590mm 運転席からの眺めもSクラスだが、ボンネットマスコットのおかげでノーズ位置は確実に把握できる。ドイツ車らしく大柄なシートにはマッサージ機能や空調機能を装備。大型アームレストの内部にはスマホの非接触充電を用意している。
リヤシート高:600mm ロングホイールベースのおかげで足元は広く、後席の乗降性レベルは高い。ファーストクラスパッケージ装着車はセパレート型(オットマン付き)となる。リクライニングやスライドは、ドアに置かれたスイッチで直感的に調整できる。
最小幅:1000mm 奥行き:800mm(中央部610mm)

基本的なトランク容量に不満はないが、シャンパンクーラーの張り出しが大きく、使いづらく感じてしまう。中央部の奥行きは610mm。

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