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レクサスESをメルセデス・ベンツEクラス、BMW5シリーズ、ジャガーXFと徹底比較!〈インパネ/シート/ラゲッジスペース/スペックetc……〉

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レクサスESと聞くと、「シカゴ・ブルズ、ヘッドコーチ、フィル・ジャクソン、レクサスESを選ぶ───日本名、ウインダム……『アー・ユー・ウインダム?』」のCMを思い出してしまう人も少なくないだろう。そんなカムリのレクサス版といった立ち位置からスタートしたESは、いまやLSと見間違ってしまうほどのクオリティをオーラを備え、世界のライバルたちとも真っ向勝負できる存在になった。ここでは、そんな強力なライバルたちと、コクピットまわりやユーティリティ、そしてスペックを比較検証してみたい。

LEXUS ES

ミラーtoミラー:2030㎜ 荷室開口高:710㎜

全長が長く、全高が低いところが特徴で、低重心を感じさせる伸びやかなシルエットが魅力だ。通常のドアミラーの場合、ミラーtoミラーは2110㎜となる。

■ES300h“versionL”
全長×全幅×全高(㎜):4975×1865×1445
室内長×室内幅×室内高(㎜):2170×1535×1145
ホイールベース(㎜):2870
トレッド(㎜) 前/後:1590/1600
車両重量(㎏):1730
エンジン型式:A25A-FXS
エンジン種類:直列4気筒DOHC
ボア×ストローク(㎜):87.5×103.4
総排気量(㏄):2487
エンジン最高出力(kW[㎰]/rpm):131[178]/5700
エンジン最大トルク(Nm[㎏m]/rpm):221[22.5]/3600-5200
燃料供給装置:筒内直接+ポート燃料噴射装置(D-4S)
燃料タンク容量(ℓ):50(レギュラー)
モーター型式:3NM
モーター最高出力(kW[㎰]):88[120]
モーター最大トルク(Nm[㎏m]):202[20.6]
モーター動力用主電池種類:交流同期電動機
トランスミッション形式:電気式無段変速機
変速比:前進 ― 後退 ―
最終減速比:3.389
駆動方式:FF
サスペンション:前 ストラット 後 ダブルウイッシュボーン
ブレーキ:前 ベンチレーテッドディスク 後 ディスク
タイヤ・サイズ:前 235/45R18 後 235/45R18
最小回転半径(m):5.9
JC08モード燃費(㎞/ℓ):23.4
車両本体価格:698万円

大型のセンターディスプレイやメーターを視認性の高い位置に配置し、手元で簡単に操作できる人間中心のインターフェースを実現。オプションのデジタルアウターミラーは慣れが必要だが、死角が減り、安全性が高まる。

前席シート高:540〜590㎜

「version L」には、セミアニリン本革シートを採用。前席ベンチレーションと前後シートヒーター、後席電動リクライニングも標準装備され、快適性を向上。後席の膝前スペースは約290㎜と、かなりのゆとりを確保している。

新設計の2.5ℓ直4エンジンを備える最新ハイブリッドシステムを採用。レギュラーガソリンでJC08モード燃費23.4㎞/ℓという優れた省燃費性能を誇る。
ノイズリダクション仕様の18インチアルミホイールを標準装備。タイヤはダンロップのSP SPORT MAXX050。
奥行き1080㎜ 最小値1100㎜

奥行きよりも幅で容量を確保しており、手前側の最大幅は約1650㎜と広い。後席の可倒機構は備わらないが、中央席部分のトランクスルーが可能となっている。

Mercedes-Benz E-Class

ミラーtoミラー:2070㎜ 荷室開口高:680㎜

意外にも全長は四車の中で最も短く、全幅も機械式立体駐車場の上限ギリギリとなる1850㎜をキープ。最小回転半径もAMGを除き5.4〜5.5mと小回りが利く。

■E200 4MATIC AVANTGARDE
全長×全幅×全高(㎜):4930×1850×1460
室内長×室内幅×室内高(㎜):―×―×―
ホイールベース(㎜):2940
トレッド(㎜):前/後 1605/1610
車両重量(㎏):1730
エンジン型式:274
エンジン種類:直列4気筒DOHCターボ
ボア×ストローク(㎜):83.0×92.0
総排気量(㏄):1991
最高出力(kW[㎰]/rpm):135[184]/5500
最大トルク(Nm[㎏m]/rpm):300[30.6]/1200-4000
燃料供給装置:電子制御式燃料噴射(直噴)
燃料タンク容量(ℓ):66(プレミアム)
トランスミッション形式:9速AT
変速比:前進 ①5.354 ②3.243 ③2.252 ④1.636 ⑤1.211 ⑥1.000 ⑦0.865 ⑧0.717 ⑨0.601 後退 4.798
最終減速比:3.067
駆動方式:4WD
サスペンション:前 4リンク 後 マルチリンク
ブレーキ:前 ベンチレーテッドディスク 後 ベンチレーテッドディスク
タイヤ・サイズ:前 225/55R17 後 225/55R17
最小回転半径(m):5.5
JC08モード燃費(㎞/ℓ):13.4
車両本体価格:724万円

優雅な曲線を描くインパネに最新のインターフェースを融合。全車標準装備のレーダーセーフティパッケージには、車線変更を自動で行なう機能も備わり、先進的なユーティリティと安全性では他に先んじている。

前席シート高:530〜600㎜

本革シートが標準装備で、撮影車はオプションのエクスクルーシブパッケージに含まれる後席シートヒーターも備える。後席の膝前スペースは約200㎜と十分広いが、他車に比べるとシート座面が若干短い。

「E200 アバンギャルド」系は2.0ℓ直列4気筒直噴ガソリンターボを搭載。トランスミッションは9速ATで、変速のスムーズさも特筆すべき長所である。
5スポークの17インチアルミホイールを標準装備。ピレリCinturato P7は55 偏平で、他車に比べて乗り心地がソフト。
奥行き1140㎜ 最小値990㎜

ESとは逆に、幅よりも奥行きで容量を確保。大きな床下収納も備わる。後席は4対2対4分割可倒式で、操作レバーを荷室側に装備。最大奥行きは2060㎜となる。

BMW 5SERIES

ミラーtoミラー:2130㎜ 荷室開口高:650㎜

ホイールベースが長く、安定感のあるスタンスを実現。ミラーtoミラーは他車より大きめだ。撮影車はアクセサリーのMパフォーマンスパーツを装着している。

■523d M Sport
全長×全幅×全高(㎜):4945×1870×1480
室内長×室内幅×室内高(㎜):―×―×―
ホイールベース(㎜):2975
トレッド(㎜):前/後 1600/1595
車両重量(㎏):1700
エンジン型式:B47D20A
エンジン種類:直列4気筒DOHCディーゼルターボ
ボア×ストローク(㎜):84.0×90.0
総排気量(㏄):1995
最高出力(kW[㎰]/rpm):140[190]/4000
最大トルク(Nm[㎏m]/rpm):400[40.8]/1750-2500
燃料供給装置:デジタル-ディーゼル-エレクトロニクス
燃料タンク容量(ℓ):66(軽油)
トランスミッション形式:8速AT
変速比:前進 ①5.000 ②3.200 ③2.143 ④1.720 ⑤1.314 ⑥1.000 ⑦0.822 ⑧0.640 後退 3.456
最終減速比:2.929
駆動方式:FR
サスペンション:前 ダブルウイッシュボーン 後 マルチリンク
ブレーキ:前 ベンチレーテッドディスク 後 ベンチレーテッドディスク
タイヤ・サイズ:前 245/40R19 後 275/35R19
最小回転半径(m):5.7
JC08モード燃費(㎞/ℓ):21.5
車両本体価格:817万円

インパネのデザインとインターフェースは、良くも悪くも「変えない」ことを徹底。ハードを変えず、操作性を熟成させている。センターディスプレイはタッチパネル機能を兼ね、ジェスチャーコントロールにも対応する。

前席シート高:510〜550㎜

撮影車はオプションのコンフォートパッケージを装着しており、前席のベンチレーションやマッサージといった快適機能に加えて、バックレストの幅調整機能も装備。後席は膝前が約170㎜と他車より狭い反面、頭上は広くてゆとりがある。

「523d」系は2.0ℓ直列4気筒ディーゼルターボエンジンと8速ATの組み合わせ。単純比較はできないが、JC08モードで21.5 ㎞/ℓの燃費を実現している。
Mパフォーマンスパーツの20インチ鍛造ホイールを装着。ピレリP ZEROのランフラットで、前が35偏平、後が30偏平。
奥行き1150㎜ 最小値800㎜

内張りがホイールハウスからまっすぐ伸ばされているため幅が狭く、フロアは縦長な形状になっている。後席は4対2対4の分割可倒式。最大奥行きは約1980㎜だ。

JAGUAR XF

ミラーtoミラー:2090㎜ 荷室開口高:670㎜

一見そうは感じさせないが、全幅は四車の中で最も広い。全高が低いため視覚的に小さく見えやすいせいもあるだろう。最小回転半径は5.6〜5.7mと悪くはない。

■Prestige
全長×全幅×全高(㎜):4965×1880×1455
室内長×室内幅×室内高(㎜):―×―×―
ホイールベース(㎜):2960
トレッド(㎜):前/後 1605/1595
車両重量(㎏):1830
エンジン型式:204DT
エンジン種類:直列4気筒DOHCディーゼルターボ
ボア×ストローク(㎜):83.0×92.4
総排気量(㏄):1999
最高出力(kW[㎰]/rpm):132[180]/4000
最大トルク(Nm[㎏m]/rpm):430[43.9]/1750-2500
燃料供給装置:電子式(コモンレール)
燃料タンク容量(ℓ):66(軽油)
トランスミッション形式:8速AT
変速比:前進 ①4.714 ②3.143 ③2.106 ④1.667 ⑤1.285 ⑥1.000 ⑦0.839 ⑧0.667 後退 3.295
最終減速比:2.730
駆動方式:4WD
サスペンション:前 ダブルウイッシュボーン 後 インテグラルリンク
ブレーキ:前 ベンチレーテッドディスク 後 ベンチレーテッドディスク
タイヤ・サイズ:前 245/45R18 後 245/45R18
最小回転半径(m):5.6
JC08モード燃費(㎞/ℓ):15.5
車両本体価格:723万円

ロータリー式のシフトセレクターこそ特徴的だが、全体的なデザインとインターフェースは至ってオーセンティック。センターモニターはタッチパネルになっており、スワイプ操作やジェスチャー機能にも対応している。

前席シート高:540〜600㎜

トリムとカラーはグレード別に豊富にラインナップ。最上級グレードの場合は前後シートヒーター&前席クーラーが標準装備される。後席の膝前は約200㎜と広いが、ルーフラインの傾斜が強いせいか頭上スペースは他車よりも狭い。

3種類のエンジンが設定される中、主力となるのが2.0ℓの直列4気筒ディーゼルターボ。8速ATとの組み合わせで、FRと4WDがラインナップされている。
オプションの245/40R19にグッドイヤーイーグルF1を履く。その他にも多様な意匠のホイールが用意される。
奥行き1200㎜ 最小値800㎜

床下にスペアタイヤを備えるため若干上げ底になっており、開口部からフロアまでの段差が少ない。後席は4対2対4分割可倒式で、最大奥行きは約2100㎜。

ニューモデル速報 Vol.578 レクサスESのすべて

極上のエレガンス
待望の日本初上陸!
ドライビングインプレッション
ライバル車比較試乗
開発ストーリー
メカニズム詳密解説
デザインインタビュー
使い勝手徹底チェック
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