廃車買取おすすめ10社を徹底解説!選び方のポイントやトラブル対策も紹介
- 2025/01/15
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MotorFan編集部
・車を買い替えようと思ってディーラーの下取りに出そうとしたら0円と言われた。
・車を使わなくなって長年放置してたけど、買い取ってくれる業者いないかな?
・廃車買取を依頼したいけど、どの業者がおすすめなんだろう…
なんて悩みをお持ちではないでしょうか?
廃車買取業者は、ディーラーや通常の車買取店では値段が付かないような車でも、数十万円といった高額買取をしてくれる可能性があります。廃車買取はさまざまな方法で車に価値を見出して、お金に換えることで0円と言われた車でも高価買取を実現しています。
自動車の専門家が厳選した廃車買取業者のおすすめランキングを紹介します。
※このページには広告が含まれています。
廃車買取業者の選び方のポイント
廃車買取業者を選ぶ際のポイントがいくつかあります。自動車の専門家として注目するポイントを紹介していきます。
- 買取価格の高さを比較
- 買取のスムーズさを確認
- 手続きにかかる手数料を確認
- 手続きを代行してくれるか
- 税金や保険の還付金取り扱い
- 買取査定額が妥当か
- レッカーの無料対応の有無
- 自社でリサイクル工場を持っているか
買取金額の高さを比較
廃車買取業者を選ぶ際に、まず確認して欲しいポイントは「買取金額の高さ」です。
そもそも通常の買取では金額が付けられない車でも「1円でも高く買い取って欲しい」という思いから、このサービスを利用される方がほとんどだと思います。
廃車の買取金額は、車種や廃車買取業者によって変わってきます。それは、日本だけでなく海外でも人気のある車種であれば、解体後の中古部品として需要があり、さらにその廃車買取業者が持っている、廃車後の販売経路によっても、買い取れる金額が変わってくるからです。
廃車買取サービスを利用する際は、買取金額の高さを確認するようにしましょう。
買取のスムーズさを確認
廃車買取業者を利用する際の、選び方のポイントの2つ目は「買取のスムーズさ」です。
取引が完了するまでにかかる日数が、買取業者によっても様々です。時間がかかってでも金額を重視するのか、それとも出来るだけ早めに時間を重視するのかによっても、選ぶ買取業者が異なってきます。
例えば、車の置き場所が無くなるから出来るだけ早くきて欲しい人であれば、車の引き取り日数が1番早い業者を選ぶようと良いでしょう。
反対に時間には余裕があるから出来るだけ高く買い取って欲しい人であれば、複数社からの見積もりを取って1番高い業者に買い取ってもらうようにしましょう。
このように「買取のスムーズさ」を比較して、買取業者を選ぶのも1つのポイントです。
手続きにかかる手数料を確認
廃車買取サービスを選ぶ3つ目のポイントは「手続きにかかる手数料」を確認することです。
廃車買取で手続きにかかる手数料は「レッカー引き取り手数料」「廃車手続き手数料」などが挙げられます。
これらの手数料がかかるかによって、最終的にお金がいくら手元に残るかが変わってきます。
複数社で見積もりをして比較する際は、買取金額だけでなく手数料などを差し引いた最終的な金額で判断するようにしましょう。
手数料は公式サイトのホーム画面によく記載されていますが、分からなけれ場合や心配であれば電話で確認しておきましょう。
手続きを代行してくれるか
廃車買取業者を選ぶ4つ目のポイントは「手続きを代行してくれるか」です。
車を廃車にする際には「永久抹消登録」という手続きが必要になってきます。
通常自分自身で「永久抹消登録」を行うためには、ナンバープレートを取り外して解体処理を行い、必要書類とナンバープレートを持って運輸支局に行く必要があります。
ほとんどの業者が委任状を書くだけで、こういった面倒な手続きを無料で代行してくれます。
しかし、廃車買取業者の中には手続きが有料であったり、自分で行ったりしないといけない可能性もあるので「手続きを代行してくれるか」を確認するようにしましょう。
税金や保険の還付金取り扱い
廃車買取業者を選ぶ5つ目のポイントは「税金や保険の還付金の取り扱い」について確認するようにしましょう。
車を廃車にすると「自動車税」「自動車重量税」「自賠責保険料」の過払い分が以下のように還付金として返ってきます。
- 自動車税:次の3月までの残りの月数分
自動車重量税:次回の車検までの残りの月数分
自賠責保険料:有効期限までの残りの月数分
このように返ってくる金額は売却時期や車検の残り期間によって変わってきます。
買取業者は買取金額の中に、還付金が含まれている場合と含まれていない場合があるので注意が必要です。
複数社で見積もりを出す場合は、自分の車の還付金の金額をあらかじめシミュレーターなどで計算した上で、見積もり金額に還付金が含まれているかを確認するようにしましょう。
買取査定金額が妥当か
廃車買取業者を選ぶポイントの6つ目は「買取査定金額が妥当か」という点です。
査定額が低すぎないか、または高すぎないかという事を気にする必要があります。
廃車買取なので、「0円でも赤字になるよりはマシ…」という思いで、サービスを利用される方も多いかと思いますが、廃車の車でも思った以上の値段が付いたりする事もあるので、「タダ同然」の見積もりを提示された場合は、そこで契約をせずに一度検討した方が良いかもしれません。
反対に買取提示金額がかなり高い場合も疑う必要があります。高い金額を提示して後から「車に不具合や傷があったから」などと、難癖付けて値段を引き下げてくる場合もあるので、注意が必要です。
廃車買取のサービスを利用する前に、大まかな自分の車の廃車買取相場を調べておき、さらに1社だけでなく複数社に買取金額の見積もりを取るようにしましょう。
レッカーの無料対応の有無
廃車買取業者を選ぶポイントの7つ目は「レッカーの無料対応の有無」です。
廃車買取サービスでは車を引き取ってもらう際に、無料でレッカー対応を行なっているところとレッカー対応が有料なところがあります。
特に自社でレッカーを所有していない業者である場合にレッカー対応が有料のケースが多く、レッカーが有料であれば手元に残る金額が少なくなってしまいます。
そういったレッカー費用が無料なのかどうかの確認と、もし有料であればいくらかかるのかを確認しておくようにしましょう。
自社でリサイクル工場を持っているか
廃車買取業者を選ぶ最後のポイントは「自社でリサイクル工場を持っているか」です。
車を廃車にして解体する際に、自社でリサイクル工場を持っていなければ、別の解体業社に車の解体を委託しなければなりません。
そうなると、別途解体料金が必要になるので、自社でリサイクル工場を持っていない業者だと、買取金額が低くなる傾向にあります。
見積もり査定を依頼する前に、公式サイトなどで事前に自社のリサイクル工場の有無を確認しておくようにしましょう。
廃車買取業者のおすすめ10社のランキング
廃車買取業者の特徴、そして口コミ・評判を比較し、廃車買取業者おすすめランキングを作成しました。
おすすめ1位:カーネクスト
「カーネクスト」は株式会社カーネクストが運営する車買取事業です。
カーネクストでは自社のリサイクル工場こそ持っていませんが、独自の海外販売網による輸出やパーツ、資源としてリサイクルすることで原則0円以上の買取を実現しています。さらに実店舗を持たずに徹底したコストカットによって車両買取価格へ還元しています。
不動車であっても、全国どこでも指定の場所まで車の引き取りを無料で行なっており、廃車手続きまで全て無料で依頼することが出来ます。
また、カーネクストは実店舗を持たないのもあり、来店不要で電話1本で無料査定から契約まで完結するので、楽に車を買い取ってもらうことが出来ます。
サービス名 | カーネクスト |
---|---|
手続きにかかる手数料 | 無料 |
手続きを代行してくれるか | ◯ |
税金や保険の還付金取り扱い | 自動車税のみ還付あり |
レッカーの無料対応の有無 | ◯ |
自社でリサイクル工場を持っているか | ー |
おすすめランキング2位: 廃車王
「廃車王」はNGP日本自動車リサイクル事業協同組合の関連会社である株式会社NGPが運営する、廃車買取サービスです。
廃車王では「廃車手続き」「引取料金」「キャンセル料金」の3つが原則無料ですなので、廃車の際に余分に費用がかかることはありません。
全国どこでも来店不要で、自宅以外でも指定の場所まで引き取りに来てくれます。
廃車王は自社のリサイクル工場で車を解体して、使える部品はリサイクル部品として販売しています。そのため他社への中間マージンが発生せず、高価買取を実現しています。
還付金に関しても、買取価格とは別に税金と自賠責保険料の還付金を受け取ることが出来ます。
また、廃車王は自動車リサイクル業界で唯一の経済産業大臣の認可を受けているので、安心して買取依頼をする事が出来ます。
サービス名 | 廃車王 |
---|---|
手続きにかかる手数料 | 無料 |
手続きを代行してくれるか | ◯ |
税金や保険の還付金取り扱い | ◯ |
レッカーの無料対応の有無 | ◯ |
自社でリサイクル工場を持っているか | ◯ |
おすすめランキング3位: 廃車ドットコム
「廃車ドットコム」は株式会社廃車ドットコムが運営する、廃車買取サービス事業です。
廃車買取ドットコムでは、全ての手続きと車の引き取りを無料で行なっており、さらには来店不要でWEBから申し込む事が出来ます。
買取金額についても、自社の解体工場で徹底的に車の解体を行い、パーツやメタル資源として再利用して、独自の国内外の販売経路を持っているので、どんな車でも買い取る事が可能です。
また、還付金も買取金額とは別に受け取る事が出来るので、還付金が通常戻ってくる金額よりもマイナスになる事はありません。
サービス名 | 廃車ドットコム |
---|---|
手続きにかかる手数料 | 無料 |
手続きを代行してくれるか | ◯ |
税金や保険の還付金取り扱い | ◯ |
レッカーの無料対応の有無 | ◯ |
自社でリサイクル工場を持っているか | ◯ |
おすすめランキング4位: 事故車買取のタウ
「事故車買取のタウ」は株式会社タウが運営する、事故車買取サービス事業です。
事故車買取のタウでは24時間365日コールセンタースタッフによる受付対応をしており、車の引き取りも最短翌日なのでスピーディーな対応を行なっています。
廃車手続きや車を引き取る際のレッカー代も無料で行なっている上に、車の査定も全国どこでも無料査定を行なっているので、お金をかける事なく車を廃車にすることが出来ます。
買取金額に関しても、自社オークションで世界124カ国の販売するネットワークを持っており、事故車であっても高額査定を期待する事が出来ます。
サービス名 | 事故車買取のタウ |
---|---|
手続きにかかる手数料 | 無料 |
手続きを代行してくれるか | ◯ |
税金や保険の還付金取り扱い | 自動車税のみ還付あり |
レッカーの無料対応の有無 | ◯ |
自社でリサイクル工場を持っているか | ◯ |
おすすめランキング:5位ハイシャル
「ハイシャル」はユニオンエタニティ株式会社が運営する廃車買取サービス事業です。
ハイシャルでは、全国1000社以上の専門協力会社への販売経路を持ち、部品などもリサイクル部品として再利用しており、廃車の持つ価値を最大限に引き出すことで0円以上の買取保証を実現しています。
また、契約完了後や実車確認後からの減額は一切無いので、車両引き取り後に「キズがあった」「故障していた」などといった理由で査定額から減額される心配もありません。
車両引き取り時のレッカー代や、廃車に必要な手続きの手数料なども無料となっているので、お金の負担なく廃車買取を依頼する事が出来ます。
ハイシャルでは、廃車が初めての方でも安心できる様に、年中無休で専門スタッフが対応してくれます。
サービス名 | ハイシャル |
---|---|
手続きにかかる手数料 | 無料 |
手続きを代行してくれるか | ◯ |
税金や保険の還付金取り扱い | 自動車税のみ還付あり |
レッカーの無料対応の有無 | ◯ |
自社でリサイクル工場を持っているか | ー |
おすすめランキング6位:廃車本舗
「廃車本舗」はアイ・エッチ・エム・トレイド株式会社が運営する廃車買取事業です。
廃車本舗では、あえて24時間の受付体制を採用しておらず、人件費を減らすことで車の買取価格に還元しています。
また、海外への直接の販売経路を持っていることで、中間マージンが発生しない分、高価買取を実現しています。
廃車にかかる手数料や車の引き取り料金はかからないので、余分な出費無く車を廃車にする事が可能です。
廃車の際には、専門のスタッフが一貫してサポートしてくれるので、初めての方でも安心かつスムーズに廃車する事が出来ます。
サービス名 | 廃車本舗 |
---|---|
手続きにかかる手数料 | 無料 |
手続きを代行してくれるか | ◯ |
税金や保険の還付金取り扱い | 自動車税のみ還付あり |
レッカーの無料対応の有無 | ◯ |
自社でリサイクル工場を持っているか | ◯ |
おすすめランキング7位:ナビクル廃車買取
「ナビクル廃車買取」は株式会社エイチームライフデザインが運営している、買取事業です。
ナビクル廃車買取では、低年式・過走行・不動車・事故車など、他社で断られたような車でも買い取ってくれます。
さらに廃車にかかる手続きの手数料や引き取り料金も一切かからないので、余分な費用をかけずに廃車にする事が出来ます。
サービス名 | ナビクル廃車買取 |
---|---|
手続きにかかる手数料 | 無料 |
手続きを代行してくれるか | ◯ |
税金や保険の還付金取り扱い | 自動車税のみ還付あり |
レッカーの無料対応の有無 | ◯ |
自社でリサイクル工場を持っているか | ー |
おすすめランキング8位: 車選び.comの廃車買取
「車選び.comの廃車買取」は株式会社ファブリカコミュニケーションズが運営する廃車買取サービスです。
車選び.comでは、独自の販路で海外へ輸出したり、パーツや鉄資源として再利用することで100%近いリサイクルを達成しています。
そういった経緯から、どんな車でも0円以上の高価買取に挑戦しており、実際に高価買取実績も多数存在します。
廃車にかかる手数料や車の引き取り料金といった費用も無料なので、余分な出費もなく廃車にする事が可能です。
全国に買取ネットワークを持っているため、年中無休で連絡後すぐに廃車手続きや引取手配をしてくれます。初めての方でも安心して利用出来るように専門オペレーターによるサポートも無料で受ける事が出来ます。
別途料金は必要になりますが、廃車する車で使用していたパーツやオプション品なども取り外してもらえるので、乗り換えた後の車でも再使用することが出来ます。
サービス名 | 車選び.comの廃車買取 |
---|---|
手続きにかかる手数料 | 無料 |
手続きを代行してくれるか | ◯ |
税金や保険の還付金取り扱い | 自動車税のみ還付あり |
レッカーの無料対応の有無 | ◯ |
自社でリサイクル工場を持っているか | ー |
おすすめランキング9位:カービュー事故車買取
「カービュー事故車買取」はヤフー株式会社が運営する事故車・不動車の買取事業です。
通常のカービューと違って、事故車と不動車のみを扱っている、一括査定サービスです。
見積もり申込後は、複数の買取店から電話やメールで見積もりが届きます。通常の一括査定サイトと同様に、届いた見積もりを比較しながら1番高い買取店で車を買い取ってもらう事が出来ます。
サービス名 | カービュー事故車買取 |
---|---|
手続きにかかる手数料 | 買取店による |
手続きを代行してくれるか | 買取店による |
税金や保険の還付金取り扱い | 買取店による |
レッカーの無料対応の有無 | 買取店による |
自社でリサイクル工場を持っているか | 買取店による |
おすすめランキング10位:廃車ラボ
「廃車ラボ」は株式会社ECOLOGY SYSTEMが運営を行なっております。
廃車ラボでは、車の状態を確認して廃車にするのか買取をするのか、査定額が高くなる方を提案してもらえます。
廃車の際の手続きの手数料や引取料金は無料な上に、車を持ち込むと排気量別に3,000円〜10,000円のキャッシュバックを受け取る事が出来ます。
還付金については、査定金額に含まれますので、あらかじめ自分の車の還付金の金額を調べておいた方が良さそうです。
「廃車ラボ」は株式会社ECOLOGY SYSTEMが運営を行なっております。
廃車ラボでは、車の状態を確認して廃車にするのか買取をするのか、査定額が高くなる方を提案してもらえます。
廃車の際の手続きの手数料や引取料金は無料な上に、車を持ち込むと排気量別に3,000円〜10,000円のキャッシュバックを受け取る事が出来ます。
還付金については、査定金額に含まれますので、あらかじめ自分の車の還付金の金額を調べておいた方が良さそうです。
サービス名 | 廃車ラボ |
---|---|
手続きにかかる手数料 | 無料 |
手続きを代行してくれるか | ◯ |
税金や保険の還付金取り扱い | 査定金額に含まれる |
レッカーの無料対応の有無 | ◯ |
自社でリサイクル工場を持っているか | ー |
廃車買取業者でよくあるトラブルと対策法
廃車買取にまつわるトラブルというのは少なからず存在しています。
トラブルに遭わないためにも、実際にあったトラブルの事例とその対策法を知っておく必要があります。
なので、実際にあったトラブルの事例とその対策法について紹介していきたいと思います。
- 見積額より買取価格が下がった
- 高額な手数料を請求された
- 還付金を勝手に相殺された
- 廃車手続きが終わっていない
見積額より買取価格が下がった
廃車買取でよくあるトラブルの中に、実際に支払われた買取価格が提示された見積額より低くなったということがあります。
例えば、車を引き上げられた後に「査定時にはなかった傷がある」や事前説明がないにも関わらず「手数料を取られた」といった事があります。
このようなトラブルを未然に防ぐためには、引き上げ前に車の全体の写真を細かく撮っておいたり、車の引き上げまでに状態が変わったら買取金額にどのような変化があるのかを確認しておきましょう。
手数料についても、こちらからどのような手数料が発生するのかをあらかじめ聞いておくようにしましょう。
高額な手数料を請求された
買取契約後に高額な手数料を請求されるというトラブルのケースも存在します。
事前に明確な手数料などの説明がされていないまま、契約まで完了してしまうとそういった事が起こりえます。
こちらについても、あらかじめ公式サイトで手数料の確認をしておくか、担当者にどのような手数料が発生するのかを聞いておく必要があります。
還付金を勝手に相殺された
普通車を「永久抹消登録」という廃車手続きを行うと、「自動車税」「自動車重量税」「自賠責保険料」が還付金として受け取る事が出来ます。
しかし、買取業者の中には還付金について伝える事なく、「手数料と相殺した」などと言って還付金を返さない業者も存在します。
そのため、還付金についても同様にあらかじめ公式サイトで確認して、担当者などに還付金を受け取れるかを確認するようにしましょう。
廃車手続きが終わってない
廃車買取業者の中には、廃車を引き受けたにも関わらず、廃車手続きを行わずに放置するといった悪質な業者も存在しています。
廃車手続きが終わっていないと、自動車税などといった税金を支払わなければいけません。この支払い義務は車検証上の使用者にありますので、納付書が自宅に届くことになります。
このようなトラブルの対処法は、廃車手続きが行われたかを確認するために、廃車手続きや名義変更の証拠書類を送ってもらう事や、自動車の解体には各都道府県からの認可が必要なので、認可を受けているか確認しておく事です。
廃車買取手続きの流れ
廃車買取の手続きは大変そうだとか、面倒くさそうと思われている方もいるかと思いますが、廃車買取は意外と手間が少なく廃車にすることが出来ます。
実際に廃車買取を依頼した時の手続きの流れを紹介していきます。
- ①無料事前査定
- ②引き渡し日を決める
- ③必要書類の準備
- ④車を引き渡す
- ⑤廃止の手続きをする
①無料事前査定
各社のWEBサイトから無料事前査定を申し込むことが出来ますので、廃車買取を依頼する際は事前査定を申し込む様にしましょう。
無料事前査定では、車の種類や年式、登録ナンバーなど車の状態や情報を入力する必要があるので、手元に車検証を準備しておくとスムーズに申し込む事ができます。
②引き渡し日を決める
事前査定の金額に納得したら、次に車の引き渡し日を決めます。
引き渡しは基本的に買取業者が無料で引き取りに来てくれますが、中には引き取りだと料金を請求されることもありますので、事前に廃車買取業者に確認しておくようにしましょう。
③必要書類の準備
引き渡し日が決まったら、引き渡しまでに必要な書類を準備しておくようにしましょう。
廃車に必要な書類は後ほど説明しますが、心配な方は廃車買取業者に確認しておくようにしましょう。
④車を引き渡す
引き渡し日が来たら、廃車買取業者に車を引き渡します。
この際に、車の傷などの状態を細かくチェックしておき、可能であれば写真を撮っておくようにしましょう。
車を引き上げた後に「事前査定では無かった傷がある」などと言って、買取価格を下げてくる業者も存在するからです。
しっかりと証拠写真を撮っておき、いざとなったら証拠を提出できるようにしておきましょう。
⑤廃車の手続きをする
廃車の手続きはほとんどの業者が無料で代行して行なってくれるため、特に何かをする必要もなく入金を待つだけでOKです。
「廃車手続きが完了したか」の連絡が来るかどうかは必ず確認するようにしましょう。廃車手続きが完了していないと、自動車税の支払いが必要になるので、注意が必要です。
廃車買取で必要な書類
廃車買取を依頼する際はに必要な書類が何点かあります。必要な書類も車の種類や状況によってもさまざまなので、それぞれ紹介していきます。
廃車の場合は永久抹消登録の手続きが必要
車を使用しなくなった際の手続きには2種類の手続きがあります。
1つ目は「永久抹消登録」というもので、今乗っている車を日本の公道で二度と走れない手続きを行うものです。基本的に車を解体する場合には、この永久抹消登録という手続きが行われます。
2つ目は「一時抹消登録」というもので、名前の通り一時的に車の登録を抹消するもので、長期で車を使わなくなった場合などに使用します。一時抹消登録されている期間は、自動車税や重量税といった税金や自賠責保険料を支払う必要がありません。永久抹消登録とは違い、再度登録を行えば車検証とナンバープレートが交付されて公道を走る事ができます。
廃車をする場合は、1つ目の「永久抹消登録」の手続きが必要になります。
普通車・大型車の場合
まずは普通車と大型車の廃車を依頼する際に必要な書類を見ていきましょう。
- 車検証
自賠責保険証明書
リサイクル券
所有者の印鑑証明
委任状
譲渡証明書(場合によっては求められる)
普通車やトラックなどの大型車を廃車依頼する際には、上記の書類が必要になってきます。
買取業者によっても細かく違ってくる可能性もありますので、念のため必要書類を確認しておくと良いでしょう。
軽自動車の場合
軽自動車の場合の廃車手続きでは、呼び名が変わり必要書類なども少し変わってきます。
軽自動車で廃車解体する際に必要な手続きは「解体返納届」と呼ばれるもので、普通車の「永久抹消登録」にあたります。また、普通車の「一時抹消登録」は軽自動車では「自動車検査証返納届」というものになります。
軽自動車の廃車買取を業者に依頼する際に必要な基本的な書類がこちらです。
- 車検証
自賠責保険証明書
リサイクル券
申請依頼書
廃車に関するよくある質問
廃車に関するよくある質問をいくつかピックアップしましたので、確認してみましょう。
廃車になる車がなぜ高く売れるのか?
廃車買取業者は、ディーラーの下取りなどで値段がつかなかった車でも、時には数十万円という値段を付けて買い取ってくれます。
海外への輸出販売、部品・メタル類の再利用やリサイクル販売が出来るといった理由があります。廃車買取を行なっている業者は海外への販売経路を持っていることが多く、日本車というのは燃費が良く、品質も高く壊れにくいので海外でも人気があります。
「部品・メタルの再利用やリサイクル販売」については、車には一見ボロボロに見えても、まだまだ使えるパーツは存在します。
さらに2005年に施行された自動車リサイクル法では、「シュレッダーダスト」「エアバッグ類」「フロン類」の回収・リサイクルが義務付けられています。
使用可能なパーツは中古パーツとして販売され、鉄やアルミなどのメタル類はリサイクル販売されます。
そういった背景からも、ディーラーなどで値段が付かなかった車でも、海外への輸出や細かく解体することでお金にすることが出来るため、高く買い取る事が出来ます。
廃車の還付金にはどんな種類がある?
廃車手続きを行うと税金などの還付金を受け取ることが出来ます。
「永久抹消登録」が行われると「自動車税」「自動車重量税」「自賠責保険料」の残月数分が還付金として戻ってきます。「一時抹消登録」であれば「自動車税」のみの還付となります。
還付金の返還の仕方も買取業者によっては買取価格に含まれていたりとさまざまですので、必ず確認するようにしましょう。
ローンが残っている場合でも廃車に出来る?
ローン残債がある場合は、基本的には廃車にすることは出来ません。
ローンが残っている場合の車の所有権は、そのお金を借りている信販会社や銀行などにあります。所有権を保有していない以上、勝手に売却したり廃車にすることは出来ないのです、
事故などでどうしても廃車にする必要が出た場合は、車を買った販売店やお金の借りている銀行などに確認するようにしましょう。
廃車を考えているなら廃車買取がおすすめ
車の買い替えや車を手放す時、事故で修理代が高くなってしまった時に、下取りや買取で値段が付かないと言われた車も廃車買取なら値段が付くかもしれません。
廃車買取なら0円と言われた車でも、車種や状態によっては数十万円の買取価格が提示されることも少なくありません。
車買取業者で値段が付かなかった車など、一度廃車買取業者にお問い合わせしてみてはいかがでしょうか。
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