廃車買取おすすめランキング10選【2025年最新】専門家が高評価で人気なサービスを徹底比較
- 2025/07/01
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MotorFan編集部

廃車の買取査定なら廃車買取業者がおすすめです。一般の買取業者に断られた場合や、ディーラーの下取り査定額が0円だった場合でも、廃車買取業者なら高値買取が期待できるかもしれません。
この記事では、廃車買取業者の最新情報、各社の口コミ・評判を元に自動車の専門家が厳選した2025年最新の廃車買取業者のおすすめランキングを紹介します。
※このページには広告が含まれています。
廃車買取業者の選び方のポイント
廃車とは、車の登録を抹消し公道を走行不可にした状態のことを言います。廃車手続きには抹消登録が必要で、ナンバープレートの返納や車の解体作業などが発生し、自分でやるには手間が多く、また廃車に関する知識も必要になってきます。
この手続きを代行し、更には買取までしてくれるのが廃車買取業者です。廃車買取業者は、事故車、不動車、車検切れの車などを引き取ってくれる業者のことで、中古車買取業者とは異なる販売ルートを持ち、最近では廃車買取に力を入れる業者が少しずつ増えてきています。
廃車買取では、買取価格以外にも手数料や手続きなど比較するポイントがいくつかあります。自動車の専門家が特に注目すべき点を解説していきます。
- 還付金の説明は丁寧か
- レッカー代などの手数料が追加で発生しないか
- 自社リサイクル工場はあるか
- 自社オークション・海外輸出の販路があるか
還付金の説明は丁寧か
車を廃車にする際、条件を満たしていれば「自動車税」「自動車重量税」「自賠責保険料」の過払い分が還付されます。
- 自動車税:次の3月までの残りの月数分
自動車重量税:次回の車検までの残りの月数分
自賠責保険料:有効期限までの残りの月数分
このように返ってくる金額は売却時期や車検の残り期間によって変わってきます。
廃車買取業者に還付金の説明義務はないため、実は還付金があるにも関わらず説明がないまま廃車手続きが完了する可能性もあります。また説明があったとしても、還付金が買取金額に含まれているのか、別途で還付金が受け取れるのか確認することをおすすめします。
レッカー代などの手数料が追加で発生しないか
廃車しようとしている車の場合、車検切れ、事故車などの理由で走行不可の場合も少なくないでしょう。自走不可(不動車)を廃車買取してもらう際にはレッカー輸送が必要になります。レッカー代の相場は2~5万円で、この費用を誰が負担するのかが重要です。廃車買取業者によってはレッカー代が無料の業者もあります。
その他にも廃車手続き、解体作業などで費用が発生する場合があります。見積もりでは手数料の内訳はもちろんのこと、自身が費用負担するのか、買取業者負担なのか、必ず確認するようにしましょう。また仮に費用がかからない場合でも廃車手続きの作業負担が発生しないかも一緒に確認しておくと良いでしょう。
複数社に見積もりを依頼し、買取価格だけではなく手数料も比較する方法もおすすめです。
自社リサイクル工場はあるか
廃車買取業者が買い取った車を解体する際、リサイクル工場で作業を行います。自社でリサイクル工場がない業者の場合は外部のリサイクル工場へ解体を依頼するため解体費用が発生します。この解体費用はお客様に請求が来るか、買取業者が負担する際は解体費用を加味した買取価格になってきます。
買取業者が自社でリサイクル工場を持っていれば、この費用を消費者が負担しないで済みますので、買取金額が高くなるか、別途で解体費用を請求されずに済みます。
自社オークション・海外輸出の販路があるか
買取業者が廃車を買い取った後の販路の広さは買取価格にも関係してきます。
自社オークション機能を持っている会社であれば、複数の業者に買い取ってもらえる機会を作れることに加え、業者同士が競って高値で買い取ってくれる可能性があります。自社オークションではなく外部のオークションへ出品すると手数料がかかり、その手数料が消費者からの買取価格に反映し、査定額が安くなる可能性があります。
また廃車で解体された部品の需要は、国内だけではなく海外でも広がっています。海外では日本車の需要が高く、現地で車を修理する際に解体した自動車の部品が使われます。また日本では流通が難しいような自動車でも海外へ輸出し、修理をして再び乗り続けるケースもあります。
このように自社オークション・海外輸出といった販路を豊富に持っている廃車買取業者は高値買取をしてくれる可能性が高いと言えます。
廃車買取業者のおすすめ10社のランキング
廃車買取業者の特徴、そして口コミ・評判を比較し、廃車買取業者おすすめランキングを作成しました。
おすすめ1位:カーネクスト
事故車、水没車、車検切れといった不動車でも無料で引き取りに来てくれるので、レッカー代が追加で掛からないのは魅力の1つ。また廃車手続きを無料で行ってくれるので「0円で引き取ってもらったけど手数料がかかって損をした。」というトラブルを回避できます。
見積もり査定は無料で依頼できるので、廃車買取でどこがいいか迷ったら、一度相談してみる価値のあるサービスです。
サービス名 | カーネクスト |
---|---|
手続きにかかる手数料 | 無料 |
手続きを代行してくれるか | ◯ |
税金や保険の還付金取り扱い | 自動車税のみ還付あり |
レッカーの無料対応の有無 | ◯ |
自社でリサイクル工場を持っているか | ー |
おすすめ2位:ソコカラ
自社オークションや自社物流ネットワークで中間コストをカットできるので高価買取を実現。全国どこでも来店不要・電話一本で買取可能・手続きは無料なので忙しい方には特におすすめしたい廃車買取業者です。
カンタンネット査定は20秒で入力完了、電話・Web・LINEでの査定依頼が可能なので電話が苦手な方でも安心し利用できます。
サービス名 | ソコカラ |
---|---|
手続きにかかる手数料 | 無料 |
手続きを代行してくれるか | ◯ |
税金や保険の還付金取り扱い | あり |
レッカーの無料対応の有無 | ◯ |
自社でリサイクル工場を持っているか | ー |
おすすめランキング3位:ナビクル廃車買取
ナビクル廃車買取では、低年式・過走行・不動車・事故車など、他社で断られたような車でも買い取ってくれます。
さらに廃車にかかる手続きの手数料や引き取り料金も一切かからないので、余分な費用をかけずに廃車にする事が出来ます。
サービス名 | ナビクル廃車買取 |
---|---|
手続きにかかる手数料 | 無料 |
手続きを代行してくれるか | ◯ |
税金や保険の還付金取り扱い | 自動車税のみ還付あり |
レッカーの無料対応の有無 | ◯ |
自社でリサイクル工場を持っているか | ー |
おすすめランキング4位: 事故車買取のタウ
事故車買取のタウでは24時間365日コールセンタースタッフによる受付対応をしており、車の引き取りも最短翌日なのでスピーディーな対応を行なっています。
廃車手続きや車を引き取る際のレッカー代も無料で行なっている上に、車の査定も全国どこでも無料査定を行なっているので、お金をかける事なく車を廃車にすることが出来ます。
買取金額に関しても、自社オークションで世界124カ国の販売するネットワークを持っており、事故車であっても高額査定を期待する事が出来ます。
サービス名 | 事故車買取のタウ |
---|---|
手続きにかかる手数料 | 無料 |
手続きを代行してくれるか | ◯ |
税金や保険の還付金取り扱い | 自動車税のみ還付あり |
レッカーの無料対応の有無 | ◯ |
自社でリサイクル工場を持っているか | ◯ |
おすすめランキング:5位ハイシャル
ハイシャルでは、全国1000社以上の専門協力会社への販売経路を持ち、部品などもリサイクル部品として再利用しており、廃車の持つ価値を最大限に引き出すことで0円以上の買取保証を実現しています。
また、契約完了後や実車確認後からの減額は一切無いので、車両引き取り後に「キズがあった」「故障していた」などといった理由で査定額から減額される心配もありません。
車両引き取り時のレッカー代や、廃車に必要な手続きの手数料なども無料となっているので、お金の負担なく廃車買取を依頼する事が出来ます。
ハイシャルでは、廃車が初めての方でも安心できる様に、年中無休で専門スタッフが対応してくれます。
サービス名 | ハイシャル |
---|---|
手続きにかかる手数料 | 無料 |
手続きを代行してくれるか | ◯ |
税金や保険の還付金取り扱い | 自動車税のみ還付あり |
レッカーの無料対応の有無 | ◯ |
自社でリサイクル工場を持っているか | ー |
おすすめランキング6位: 廃車王
全国どこでも来店不要で、自宅以外でも指定の場所まで買取査定、そして廃車引き取りに来てくれます。
廃車の解体を自社リサイクル工場で行うことで外注費を削減。削減したコストを高価買取という形でユーザーに還元しています。税金、自賠責保険料の還付金対応も丁寧に行ってくれるのも安心ポイント。
また、廃車王は自動車リサイクル業界で唯一の経済産業大臣の認可を受けおり、安心感のある廃車買取業者です。
サービス名 | 廃車王 |
---|---|
手続きにかかる手数料 | 無料 |
手続きを代行してくれるか | ◯ |
税金や保険の還付金取り扱い | ◯ |
レッカーの無料対応の有無 | ◯ |
自社でリサイクル工場を持っているか | ◯ |
おすすめランキング7位:廃車本舗
廃車本舗では、あえて24時間の受付体制を採用しておらず、人件費を減らすことで高価買取査定を実現しています。
また、海外への直接の販売経路を持っていることで、中間マージンが発生しない分、高価買取を実現しています。
廃車にかかる手数料や車の引き取り料金はかからないので、余分な出費無く車を廃車にする事が可能です。
廃車の際には、専門のスタッフが一貫してサポートしてくれるので、初めての方でも安心かつスムーズに廃車する事が出来ます。
サービス名 | 廃車本舗 |
---|---|
手続きにかかる手数料 | 無料 |
手続きを代行してくれるか | ◯ |
税金や保険の還付金取り扱い | 自動車税のみ還付あり |
レッカーの無料対応の有無 | ◯ |
自社でリサイクル工場を持っているか | ◯ |
おすすめランキング8位: 車選び.comの廃車買取
車選び.comでは、独自の販路で海外へ輸出したり、パーツや鉄資源として再利用することで100%近いリサイクルを達成しています。
そういった経緯から、どんな車でも0円以上の高価買取に挑戦しており、実際に高価買取実績も多数存在します。
廃車にかかる手数料や車の引き取り料金といった費用も無料なので、余分な出費もなく廃車にする事が可能です。
全国に買取ネットワークを持っているため、年中無休で連絡後すぐに廃車手続きや引取手配をしてくれます。初めての方でも安心して利用出来るように専門オペレーターによるサポートも無料で受ける事が出来ます。
別途料金は必要になりますが、廃車する車で使用していたパーツやオプション品なども取り外してもらえるので、乗り換えた後の車でも再使用することが出来ます。
サービス名 | 車選び.comの廃車買取 |
---|---|
手続きにかかる手数料 | 無料 |
手続きを代行してくれるか | ◯ |
税金や保険の還付金取り扱い | 自動車税のみ還付あり |
レッカーの無料対応の有無 | ◯ |
自社でリサイクル工場を持っているか | ー |
おすすめランキング9位:カービュー事故車買取
通常のカービューと違って、事故車と不動車のみを扱っている、一括査定サービスです。
見積もり申込後は、複数の買取店から電話やメールで見積もりが届きます。通常の一括査定サイトと同様に、届いた見積もりを比較しながら1番高い買取店で車を買い取ってもらう事が出来ます。
サービス名 | カービュー事故車買取 |
---|---|
手続きにかかる手数料 | 買取店による |
手続きを代行してくれるか | 買取店による |
税金や保険の還付金取り扱い | 買取店による |
レッカーの無料対応の有無 | 買取店による |
自社でリサイクル工場を持っているか | 買取店による |
おすすめランキング10位: 廃車ドットコム
廃車買取ドットコムでは、全ての手続きと車の引き取りを無料で行なっており、さらには来店不要でWEBから申し込む事ができ、他社で0円だった廃車でも高価買取査定をしてもらえる可能性があります。
買取金額についても、自社の解体工場で徹底的に車の解体を行い、パーツやメタル資源として再利用して、独自の国内外の販売経路を持っているので、どんな車でも買い取る事が可能です。
また、還付金も買取金額とは別に受け取る事が出来るので、還付金が通常戻ってくる金額よりもマイナスになる事はありません。
サービス名 | 廃車ドットコム |
---|---|
手続きにかかる手数料 | 無料 |
手続きを代行してくれるか | ◯ |
税金や保険の還付金取り扱い | ◯ |
レッカーの無料対応の有無 | ◯ |
自社でリサイクル工場を持っているか | ◯ |
廃車買取業者でよくあるトラブルと対策法
廃車買取にまつわるトラブルというのは少なからず存在しています。
トラブルに遭わないためにも、実際にあったトラブルの事例とその対策法を知っておく必要があります。
なので、実際にあったトラブルの事例とその対策法について紹介していきたいと思います。
- 見積査定額より買取価格が下がった
- 高額な手数料を請求された
- 還付金を勝手に相殺された
- 廃車手続きが終わっていない
見積査定額より買取価格が下がった
廃車買取でよくあるトラブルの中に、実際に支払われた買取価格が提示された見積査定額より低くなったということがあります。
例えば、車を引き上げられた後に「査定時にはなかった傷がある」や事前説明がないにも関わらず「手数料を取られた」といった事があります。
このようなトラブルを未然に防ぐためには、引き上げ前に車の全体の写真を細かく撮っておいたり、車の引き上げまでに状態が変わったら買取金額にどのような変化があるのかを確認しておきましょう。
手数料についても、こちらからどのような手数料が発生するのかをあらかじめ聞いておくようにしましょう。
高額な手数料を請求された
買取契約後に高額な手数料を請求されるというトラブルのケースも存在します。
事前に明確な手数料などの説明がされていないまま、契約まで完了してしまうとそういった事が起こりえます。
こちらについても、あらかじめ公式サイトで手数料の確認をしておくか、担当者にどのような手数料が発生するのかを聞いておく必要があります。
還付金を勝手に相殺された
普通車を「永久抹消登録」という廃車手続きを行うと、「自動車税」「自動車重量税」「自賠責保険料」が還付金として受け取る事が出来ます。
しかし、買取業者の中には還付金について伝える事なく、「手数料と相殺した」などと言って還付金を返さない業者も存在します。
そのため、還付金についても同様にあらかじめ公式サイトで確認して、担当者などに還付金を受け取れるかを確認するようにしましょう。
廃車手続きが終わってない
廃車買取業者の中には、廃車を引き受けたにも関わらず、廃車手続きを行わずに放置するといった悪質な業者も存在しています。
廃車手続きが終わっていないと、自動車税などといった税金を支払わなければいけません。この支払い義務は車検証上の使用者にありますので、納付書が自宅に届くことになります。
このようなトラブルの対処法は、廃車手続きが行われたかを確認するために、廃車手続きや名義変更の証拠書類を送ってもらう事や、自動車の解体には各都道府県からの認可が必要なので、認可を受けているか確認しておく事です。
廃車買取手続きの流れ

廃車買取の手続きは大変そうだとか、面倒くさそうと思われている方もいるかと思いますが、廃車買取は意外と手間が少なく廃車にすることが出来ます。
実際に廃車買取を依頼した時の手続きの流れを紹介していきます。
- ①無料事前査定
- ②引き渡し日を決める
- ③必要書類の準備
- ④車を引き渡す
- ⑤廃止の手続きをする
①無料事前査定
各社のWEBサイトから無料事前査定を申し込むことが出来ますので、廃車買取を依頼する際は事前査定を申し込む様にしましょう。
無料事前査定では、車の種類や年式、登録ナンバーなど車の状態や情報を入力する必要があるので、手元に車検証を準備しておくとスムーズに申し込む事ができます。
②引き渡し日を決める
事前査定の金額に納得したら、次に車の引き渡し日を決めます。
引き渡しは基本的に買取業者が無料で引き取りに来てくれますが、中には引き取りだと料金を請求されることもありますので、事前に廃車買取業者に確認しておくようにしましょう。
③必要書類の準備
引き渡し日が決まったら、引き渡しまでに必要な書類を準備しておくようにしましょう。
廃車に必要な書類は後ほど説明しますが、心配な方は廃車買取業者に確認しておくようにしましょう。
④車を引き渡す
引き渡し日が来たら、廃車買取業者に車を引き渡します。
この際に、車の傷などの状態を細かくチェックしておき、可能であれば写真を撮っておくようにしましょう。
車を引き上げた後に「事前査定では無かった傷がある」などと言って、買取価格を下げてくる業者も存在するからです。
しっかりと証拠写真を撮っておき、いざとなったら証拠を提出できるようにしておきましょう。
⑤廃車の手続きをする
廃車の手続きはほとんどの業者が無料で代行して行なってくれるため、特に何かをする必要もなく入金を待つだけでOKです。
「廃車手続きが完了したか」の連絡が来るかどうかは必ず確認するようにしましょう。廃車手続きが完了していないと、自動車税の支払いが必要になるので、注意が必要です。
廃車買取で必要な書類
廃車買取を依頼する際はに必要な書類が何点かあります。必要な書類も車の種類や状況によってもさまざまなので、それぞれ紹介していきます。
廃車の場合は永久抹消登録の手続きが必要
車を使用しなくなった際の手続きには2種類の手続きがあります。
1つ目は「永久抹消登録」というもので、今乗っている車を日本の公道で二度と走れない手続きを行うものです。基本的に車を解体する場合には、この永久抹消登録という手続きが行われます。
2つ目は「一時抹消登録」というもので、名前の通り一時的に車の登録を抹消するもので、長期で車を使わなくなった場合などに使用します。一時抹消登録されている期間は、自動車税や重量税といった税金や自賠責保険料を支払う必要がありません。永久抹消登録とは違い、再度登録を行えば車検証とナンバープレートが交付されて公道を走る事ができます。
廃車をする場合は、1つ目の「永久抹消登録」の手続きが必要になります。
普通車・大型車の場合
まずは普通車と大型車の廃車を依頼する際に必要な書類を見ていきましょう。
- 車検証
自賠責保険証明書
リサイクル券
所有者の印鑑証明
委任状
譲渡証明書(場合によっては求められる)
普通車やトラックなどの大型車を廃車依頼する際には、上記の書類が必要になってきます。
買取業者によっても細かく違ってくる可能性もありますので、念のため必要書類を確認しておくと良いでしょう。
軽自動車の場合
軽自動車の場合の廃車手続きでは、呼び名が変わり必要書類なども少し変わってきます。
軽自動車で廃車解体する際に必要な手続きは「解体返納届」と呼ばれるもので、普通車の「永久抹消登録」にあたります。また、普通車の「一時抹消登録」は軽自動車では「自動車検査証返納届」というものになります。
軽自動車の廃車買取を業者に依頼する際に必要な基本的な書類がこちらです。
- 車検証
自賠責保険証明書
リサイクル券
申請依頼書
廃車買取の相場
廃車買取の中でもさまざまな状態の車があります。
ここでは、査定対象となる車を状態別にわけて買取相場はどれくらいなのか?まとめてみました。
事故車の買取相場
廃車買取における事故車は、交通事故や自然災害などで車体が破損した車全般を指します。骨格が損傷し修理歴があれば修復歴車となりますが、単に外装のへこみなど軽度の損傷でも事故車として扱われることがあるため、定義の違いに注意が必要です。
買取相場 | 17,000円〜220,000円 |
---|---|
平均値 | 55,400円 |
中央値 | 35,000円 |
水没車の買取相場
廃車買取での水没車は、大雨や洪水、冠水などにより車体内部まで浸水した車を指します。エンジンや電装系へのダメージが深刻になりがちですが、単なる雨漏りとは異なり、床上浸水などで室内まで水が回った場合に水没車として扱われます。
買取相場 | 20,000円〜64,000円 |
---|---|
平均値 | 30,800円 |
中央値 | 27,500円 |
故障車の買取相場
廃車買取での故障車は、エンジンやブレーキなど主要部品が機能不全となり、自走できない車を指します。故障原因が電装系か機械的トラブルかで修理の可否が変わりますが、あくまでも走行不能な状態を指す点で、不動車と似ていても原因別に区別されます。
買取相場 | 13,000円〜100,000円 |
---|---|
平均値 | 36,800円 |
中央値 | 32,500円 |
車検切れの買取相場
車検切れとは、有効期限を過ぎた車検を更新せずに公道を走れない状態の車を指します。単に税金を滞納しているわけではなく、法的に整備基準を満たしているか確認が取れない状態です。廃車買取では未整備でも引取可能ですが、乗り続けるなら再度車検が必要になります。
買取相場 | 15,000円〜60,000円 |
---|---|
平均値 | 29,300円 |
中央値 | 25,000円 |
低年式車の買取相場
低年式車とは、一般的に製造年から長い年月が経過し、最新モデルに比べて古い年式の車を指します。ビンテージやクラシックカーとは異なり、特に希少価値のない車が対象です。高年式車より査定は下がりやすいですが、買取事例次第で値段がつく場合もあります。
買取相場 | 15,000円〜200,000円 |
---|---|
平均値 | 49,900円 |
中央値 | 29,000円 |
不動車の買取相場
不動車は、エンジンやタイヤなどの故障により自走が不可能な車両を指します。バッテリー上がりだけで動かない場合は厳密には不動車と異なることもありますが、廃車買取の場では単に動かせない車全般を指す場合が多い点に注意が必要です。
買取相場 | 15,000円〜80,000円 |
---|---|
平均値 | 37,000円 |
中央値 | 30,000円 |
過走行車の買取相場
過走行車は一般的に10万km以上走行した車を指すことが多いですが、輸入車や高年式車では基準が異なる場合があります。単純な走行距離だけでなく整備履歴や使用環境も評価に影響し、高年式でも過走行扱いになるケースや、低年式でも走行距離が少なければ別扱いとなります。
買取相場 | 15,000円〜52,000円 |
---|---|
平均値 | 31,600円 |
中央値 | 33,500円 |
廃車に関するよくある質問

廃車に関するよくある質問をいくつかピックアップしましたので、確認してみましょう。
廃車になる車がなぜ高く売れるのか?
廃車買取業者は、ディーラーの下取りなどで値段がつかなかった車でも、時には数十万円という値段を付けて買い取ってくれます。
海外への輸出販売、部品・メタル類の再利用やリサイクル販売が出来るといった理由があります。廃車買取を行なっている業者は海外への販売経路を持っていることが多く、日本車というのは燃費が良く、品質も高く壊れにくいので海外でも人気があります。
「部品・メタルの再利用やリサイクル販売」については、車には一見ボロボロに見えても、まだまだ使えるパーツは存在します。
さらに2005年に施行された自動車リサイクル法では、「シュレッダーダスト」「エアバッグ類」「フロン類」の回収・リサイクルが義務付けられています。
使用可能なパーツは中古パーツとして販売され、鉄やアルミなどのメタル類はリサイクル販売されます。
そういった背景からも、ディーラーなどで値段が付かなかった車でも、海外への輸出や細かく解体することでお金にすることが出来るため、高く買い取る事が出来ます。
廃車の還付金にはどんな種類がある?
廃車手続きを行うと税金などの還付金を受け取ることが出来ます。
「永久抹消登録」が行われると「自動車税」「自動車重量税」「自賠責保険料」の残月数分が還付金として戻ってきます。「一時抹消登録」であれば「自動車税」のみの還付となります。
還付金の返還の仕方も買取業者によっては買取価格に含まれていたりとさまざまですので、必ず確認するようにしましょう。
ローンが残っている場合でも廃車に出来る?
ローン残債がある場合は、基本的には廃車にすることは出来ません。
ローンが残っている場合の車の所有権は、そのお金を借りている信販会社や銀行などにあります。所有権を保有していない以上、勝手に売却したり廃車にすることは出来ないのです、
事故などでどうしても廃車にする必要が出た場合は、車を買った販売店やお金の借りている銀行などに確認するようにしましょう。
まとめ
この記事では、廃車買取について詳しく解説しました。
車は売りたいけど、ディーラーや買取業者では下取り・買取価格が0円だった、値がつかなかったという方もいると思います。だからといって諦めてしまう前に一度廃車買取業者に見積もり依頼をしてみることをおすすめします。
事故車や不動車など状態が悪い車でも、買取実績がある業者は多くありますし、海外輸出や部品販売で価値を感じる人が高値買取をしてくれる可能性があります。
おすすめの買取業者や買取相場もご紹介していますので、これらを参考に一度問い合わせをしてみてはいかがでしょうか。

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