ホンダ ホンダ アコード 新型情報|グレード/性能/新車・中古価格
- 2024/06/20
ホンダ アコードの新型モデル情報を紹介します。ホンダ アコードの性能・装備や燃費・内装など特徴をまとめて解説。ホンダ アコード新型モデルのグレード一覧や新車・中古価格をチェックして購入の参考にしてください。
ホンダ アコード新型モデルの概要
ホンダ アコードは、初代が1976年のデビューで、すでに50年近い歴史を持つ。初代から数え、今回登場のモデルが11代目となるのだからホンダを代表するモデルのひとつであることは間違いない。3ドアやワゴン、クーペ、そしてエアロデッキなどセダン以外のボディもこれまでの軌跡のなかに存在していたが、11代目はセダンのみ。
代を重ねるごとに大型化を進めてきて、11代目では高級化もさらに強めた印象で、5mに迫る全長4975mmのボディが見せるルックスは、高級サルーンと言える風格だ。レジェンドが存在しない現在のホンダにおけるフラッグシップであり、シビックをハッチバックに分類すると、この11代目アコードは、ホンダ唯一のセダンとなるのだ。
ラインアップは「e:HEV」の1タイプ。駆動方式もFFのみのシンプルなラインアップでデビューした。価格は500万円の大台を突破し、544万9400円のプライスタグを付けている。この高級サルーンの販売計画台数は、月間200台だ。ホンダのなかで特別な存在へと昇華したアコード。その注目点を見ていこう。
ホンダ アコードの外観・内装デザイン
堂々としたフォルムの外観を持つ11代目のホンダ アコード。流麗なラインを描くルーフが印象的に見えるだけに、リアまわりのデザインにも注目したい。またインテリアではいかに上質な雰囲気を演出しているのか、内装デザインの完成度についてもここで確認してみよう。
外観:洗練のクーペフォルムを採用
力強さをアピールするノーズに、フルLEDを採用した薄型フロントヘッドライトを組み合わせたフロントセクション。サイドビューは、ボディが薄型に見える演出が特徴で、これにはサイドシルに施されたブラックガーニッシュがひと役買っている。なお、このブラックガーニッシュは、フロントそしてリアにも装着され、ボディ下部を一周。この処理で伸びやかなルックスがさらに強調されている。
傾斜したリアピラーが生み出したクーペフォルムも外観の注目ポイント。スポーティさや走りのよさをアピールし、同時にスタイルの美しさも演出する。リアコンビネーションランプは横一文字。まさにトレンドに乗ったデザインで、アウディA7スポーツバックにも通ずるムードだが、ラゲージコンパートメントのアクセスは、アウディA7がテールゲートであるのに対して、アコードはトランクリッド。新しいクラウンセダンと同様、ラゲージスペースは独立したトランクとなっている。
内装:水平基調&ハニカムのインパネ
昨今のホンダ車の傾向と共通し、アコードのインパネも、水平のラインをベースにしながら前面を精緻なハニカム(蜂の巣)デザインとした。インテリアカラーの基調色はブラック。手に触れやすい部分にはソフト素材を用いることで、上質感のあるコーディネートとしたのが魅力だ。このソフトパッドには、緻密なステッチが施され、高級車らしいつくりで仕上げている。
そのほかディテールでは、インパネ、センターコンソール、ドアのスイッチまわりなどにピアノブラック加飾を装着。センタコンソールには、微細立体柄の金属調高輝度フィルムを用いている。インパネラインやドアラインなどに、マルチカラーのLEDアンビエントランプを標準装備。7色の中からお好みの色を設定できる。
ホンダ アコードのサイズ・室内スペース
同社ラインアップにおける最高位のポジショニングでデビューしたホンダ アコード。ボディも大型化しているが、実際、どれほどの大きさを持つのか、そのサイズは大いに気になるポイントだろう。また、室内スペースの広さや、荷室を含めた収納のスペースはどんな設えか、ここでチェックしていこう。
ボディサイズ:伸びやかなルックスで全長は5m級
ボディサイズは、全長4975㎜×全幅1860㎜×全高1450㎜。先代と比較すると、全幅と全高は同じだが、全長が75mm伸びている。2830mmのホイールベースは共通。トレッドはフロントが同値の1590mmだが、リアトレッドは10mm拡大して1615mmとなっている。
同じFFのレクサスESが4975×1865×1445mm(全長は共通、全幅と全高は5mm違い)なのだから、アコードは上級サルーンモデルと誇れるサイズの持ち主だ。アウディA7スポーツバック(4970×1910×1415mm)とは全幅が異なるものの、全長はほぼ同じであることからも、やはりアコードは、ハイクラスモデルの資質を持っていると言える。
とはいえ、このサイズはビッグだ。自動駐車機能の「Hondaパーキングパイロット」が使える状況なら、スペースに余裕のないパーキングでも心強いが、5m近い全長が入り組んだ路地でネックとなるケースもあるだろう。
室内スペース:正統派セダンにふさわしい快適空間
乗り込んでみると、アコードの室内は実に快適で落ち着いた室内だと実感する。運転席はステアリングコラムのカバーをスリム化し、乗降性を向上。助手席はインパネの薄型化で膝回りの空間が拡大している。インパネの水平基調をドアのベルトラインまで連続させることで、安心感に富む。また、ソフトパッドを含め、室内を黒で統一することで、フォーマルな印象を持たせている。先代同様、シフトレバーのないボタン式シフトスイッチのため、コンソールまわりも広さを感じさせてくれる。
ロングホイールベースの恩恵で後席の足元の広さはたっぷり。頭上空間も圧迫感はなく、実に快適な居住性を実現している。シートの出来も快適さを生み出すことに貢献。フロントは、ボディスタビライジングシートや、厚肉のクッションパッドを採用し、優しい座り心地をもたらした。リアシートは体を支持してくれる多面構造で、包まれるような心地よさ。また視覚的にも、上級感あるデザインに仕上げている。
本革シートを標準装備。やわらかさとなめらかさを高める加工技術を導入して、革の素材に工夫を凝らした。本革表皮の基底にあたる繊維層を適度にほぐす「揉み加工」などを行い、この高触感レザーに上品な弾力性を作り出しているという。表面にはスムーズなシボ柄を施して、なめらかでさらりとした手触りを実現した。
収納スペース:トランクは570Lの大容量
トランクは先代と同等の570Lの容量を実現。ゴルフバッグを4個積載可能で、センター部分(アームレスト部分)のトランクスルー機能があるうえ、一体式なから後席を前に倒せば、より大きな荷物も積み込める。
小物収納も各所に採用。インパネセンター部には、スマホのワイヤレス充電ができるスペースを配置し、シフトスイッチ横には2つのカップホルダーを縦に並べた。その後ろのセンターコンソール部は余裕の容量。ドアポケットもたっぷりしたサイズでペットボトルのほか小物も格納でき、インナードアハンドル部にもちょっとしたものが置ける仕様となっている。ルーフにはサングラスボックスも備えた。
リアシートまわりでは、センターアームレストにドリンクホルダーを採用。リアのドアポケットにもペットボトルが置け、シートバックポケットもありがたさを感じる装備だ。
ホンダ アコードの性能・燃費・装備
新しいホンダ アコードは、パワートレーン、ボディ、シャシーなど性能を総合的に磨き上げてデビューした。ドライバーの意思に寄り添う走りの性能、そして、セダンとしての魅力をどこまで高めているのか、興味の湧くポイントだ。そのほか、燃費や、安全デバイスを含めた装備・機能についても、ここで確認していこう。
走行性能:e:HEVを進化させて搭載
パワートレーンには、2L直噴アトキンソンサイクルエンジンと、2モーター内蔵電気式CVTを採用。2つのモーター(発電用と走行用)は、従来同様の同軸式から、別々の軸とする構造に変更している。
発電用モーターは最高回転数を高めることで出力をアップ。走行用モーターは最大トルクを20Nm増加させ、また中高回転域の出力を高めることで伸びのあるフィールを獲得している。エンジンにも手を加えていて、燃料を複数回に分けて噴射する多段直噴システムを採用。これにより、走り、燃費、静粛性など、多岐にわたる項目を向上させている。スペックは最大出力が2psアップの147ps(108kW)、最大トルクが0.8kg・mアップの18.6kg・m(182Nm)。走行用モーターのスペックも紹介すると、最大出力が184ps(135kW)、最大トルクが34.2kg・m(335Nm)だ。
ステアリングのパドル操作で減速度を選択できる減速セレクターは、先代の4段から6段へと多段化。最大減速度を大幅に高めていて、最高段である6段に固定すれば、ワンペダル(アクセルペダル)で加減速のほとんどを行える。
ドライブモードは、シーンによってモードを選択可能で、「ECON」「コンフォート」「ノーマル」「スポーツ」に加え、自分好みの設定を登録できる「INDIVIDUALモード」を採用する。
国内向けホンダ車として初めて新開発「モーションマネジメントシステム」を搭載した。コーナリング時にスムーズな車両挙動を支援する「アジャイルハンドリングアシスト」に、新たに「前荷重制御」の技術を追加。連続するカーブやきついカーブ、雨や雪の日などでも、高い安心感が得られる。
安全性能:ホンダセンシング360を国内初搭載
全方位安全運転支援システムを進化させ、「Honda SENSING 360(ホンダ センシング サンロクマル)」として搭載。約100度の有効水平画角を持つフロントセンサーカメラに加え、フロントと各コーナーに計5台のミリ波レーダーを装備して、360度センシングを実現した。周辺検知能力がパワーアップすることで、ホンダセンシング360は、前方交差車両警報、車線変更時衝突抑制機能、車線変更支援機能など、機能が拡大している。
●前方交差車両警報
一般道の交差点などで、低速走行時、または停車状態から発進をする際に、左右前方から接近する交差車両の情報をドライバーへ通知。
●車線変更時衝突抑制機能
車線変更のとき、後方から接近する隣車線の車両との衝突回避を支援。接触の危険性がある場合、システムがドライバーへ音とメーター表示で危険を警告し、衝突回避のためのハンドル操作を支援してくれる。
●車線変更支援機能
高速道路や自動車専用道で、アダプティブクルーズコントロール(ACC)と車線維持支援システム(LKAS)が作動中、ドライバーがウインカー操作すると、システムが車線変更に伴うハンドル操作を支援。
燃費性能:先代のWLTCモード燃費は23.8km/L
このサイズのモデルで、WLTCモード燃費のカタログ値は23.8km/L。先代と比較すると1km/Lアップを果たしている。
燃費向上の要因のひとつとして、やはりエンジンの多段直噴システムが挙げられる。燃料を高い圧力で直接シリンダーに噴射して微粒化。安定性の高い急速燃焼を実現し、さらに複数回に分けて噴射する多段制御で燃焼効率を高めている。
2.5LハイブリッドのレクサスESでは、WLTCモード燃費は22.3km/L。エンジン排気量が異なるため、比較はできないが、データとしてはアコードが優位にある。
装備・機能:インパネ中央に操作ダイヤルを配置
12.3インチのホンダCONNECTディスプレイや、10.2インチのデジタルグラフィックメーター、11.5インチ相当の大型ヘッドアップディスプレーを採用。使いやすさと見やすさを向上させたインターフェースは、アコードの先進感ある魅力のひとつ。
またインパネで目を引くのが、センターにレイアウトされたダイヤルだ。「エクスペリエンスセレクション ダイヤル」と呼ぶもので、国内向けホンダ車で初採用だ。エアコンやオーディオ、音量、照明の色や明るさなどの設定を組み合わせて登録し、1つのダイヤルでまとめて簡単に操作できる新しい装備だ。
また、こちらも国内ホンダ車初となるが、Googleの搭載。Googleアシスタント、Googleマップ、Google Playを簡単に使える。
上級な装備としては、インテリジェント・デュアル・フルオートエアコン(左右独立温度・GPS制御偏日射コントロール式)、本革シート、8ウェイパワーシート(運転席/助手席)、シートヒーター(運転席/助手席)、リアドアサンシェード、BOSEプレミアムサウンドシステム(12スピーカー)などを標準装備。また、ワイパー本体にノズルを内蔵し、ワイパーの進行方向にウオッシャー液を噴射するスマートクリアワイパーも装備する。
ホンダ アコードおすすめポイント要約
アコードといえば、その昔は、1.8〜2Lクラスの中級モデルで、トヨタでいえば、かつてのカムリやコロナなどに近く、決してクラウンと肩を並べる存在ではなかった。しかし、前述のとおりレジェンドのない現在では、ハイグレードなプレミアムセダンとなり、ホンダの最上位モデルへと昇りつめた。それは新車価格にも反映されていて、544万9400円のプライスタグでデビュー。2020年に登場の先代も同じ2LハイブリッドのFFであるが、価格は465万円。昨今の新車がプライスアップしているが、やはり550万円近いプライスには、高級セダンとしての誇りを示す姿が見えてくる。
さて、では、クラウンシリーズはというと、FFベースの4WD(前後モーター搭載)のクロスオーバーを見ると、440〜670万円。そのなかの中級グレードであるGでは、515万円だ。アコードの正統派セダンとしてのクオリティの磨き上げは相当だが、価格を重要視した際、ライバルが多くなってしまうのは必然だ。
ちなみに、フロアマットをオーダーして、アコードの見積もり額は565万円ほどになる。頭金をおよそ12万円(諸経費相当)とし、60回の残価設定型ローン(実質年利4.3%)を組むと、月々は約8万円で、60回目の最終回(残価)は約158万円となるようだ。同条件で、頭金を100万円上乗せして約112万円にしても、月々は6万円少々となる。
正統派セダンとしての優れたクオリティの対価。プライスが購入する際のジャッジすべきポイントのひとつになってきそうだ。
ホンダアコード 2024年3月発売モデル
e:HEV
価格 | 545万円 |
---|---|
排気量 | 2000cc |
駆動方式 | FF |
最高出力 | 147 ps(108 kW)/6100rpm |
---|---|
最大トルク | kg・m(18.6 Nm)/4500rpm |
乗員 | 5名 |
燃費 | - |
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