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トヨタ トヨタ センチュリー 新型情報|グレード/性能/新車・中古価格

  • 2023/01/02

トヨタ センチュリーの新型モデル情報を紹介します。トヨタ センチュリーの性能・装備や燃費・内装など特徴をまとめて解説。トヨタ センチュリー新型モデルのグレード一覧や新車・中古価格をチェックして購入の参考にしてください。

トヨタ センチュリー新型モデルの概要

トヨタ センチュリーは、トヨタブランドの最高級車として位置付けられる自動車だ。多くの自動車は、オーナーが自らハンドルを握ることを前提として設計されるのに対し、このトヨタセンチュリーは、オーナーが後部座席に着座し、最上級のくつろぎ空間を愉しむことを目的としたショーファーカーとなる。企業や官公庁などでVIPをもてなすクルマとしても名高く、内閣総理大臣の専用車両としても利用された実績をも持つクルマでもある。

そんなトヨタセンチュリーのデビューは1967年と半世紀以上前。世界の最高級車と肩を並べる1台として設計・販売が開始され、初代は細かな改良を加えながら30年間もの長きに渡りフルモデルチェンジされることなく生産。1997年に発売された2代目も初代の風格あるデザインを踏襲しV型12気筒エンジンを搭載し、22年間に渡る活躍を見せた。現行モデルは、2018年に発売が開始された3代目となるUWG60型となる。内装などのオプションは存在するものの、グレードは設定されておらず、価格は2,008万円となる。

トヨタ センチュリーの外観・内装デザイン

半世紀以上もの長きに渡りVIPをもてなし続けてきたトヨタセンチュリーだが、そのデザインはどのようなものだろうか。外観のデザインはもちろん内装デザインまで詳しく見ていくことにしよう。

外観:偉容と気品に満ちた伝統のフォルムを継承

トヨタの最高級車として極上の乗り心地を求められるトヨタ センチュリーだが、そのデザインにも最上級の格式と気品が求められることは言うまでもない。

現行モデルは、初代や2代目から続く伝統のフォルムを継承し、モダンな印象を与えるデザインを採用。その中にも、ハイブリッド車であることを示すエンブレムをCピラーに配置したりウインカー内蔵ミラーを新た採用したりするなど、時代に合わせたアップデートが行われているのも特徴的だ。

また、サイドから見るとそのシルエットは実に伸びやか。フロントはもちろんだがリヤもトランクグリッドが長く優雅さを演出。さらにフロントからリヤまで水平基調でありながら流麗な曲線を描くキャラクターラインは、平安時代の屏障具に用いられた「几帳面」を採用することで気品と格式の高さをより際立たせている。

内装:後席に座る人をもてなす極上の空間設計

トヨタ センチュリーは、オーナーやVIPが優雅な時間を過ごすためのショーファーカーという性質上、後部座席の居住性を最優先にした設計が行われている。

肌触りがよく極上の座り心地を実現したシートの採用はもちろん、内装の随所に美しい艶と輝きを放つ本杢パネルを採用するなど贅を尽くしたインテリアデザインが採用されている。

助手席と運転席の間には、後部座席のために11.6インチのディスプレイを備えたリヤシートエンターテインメントシステムを配置。12chアンプ+20スピーカーによって、シアタールームを彷彿とさせる至極のサウンドを奏でる。これらの操作はもちろん、エアコンやシート調整などは、アームレストに組み込まれた7インチのタッチパネルから行うことが可能だ。

トヨタ センチュリーのサイズ・室内スペース

トヨタセンチュリーの全長は5,335×全幅1,930×全高1,505mmと全高を除けば乗用車の中でもトップクラスのサイズ感があるクルマだ。ここでは改めて、トヨタセンチュリーのサイズをはじめ室内スペース、そして収納について見ていこう。

ボディサイズ:威風堂々としたワイド&ロングなボディ

トヨタセンチュリーの全長は5,335×全幅1,930×全高1,505mmと全高を除けば普通乗用車の中でもトップクラスのサイズ感があるクルマだ。ホイールベースは3,090mmと広く確保されているため、安定性に優れるだけでなく室内スペースの拡大にも寄与している。

最小回転半径は5.7mと大きく決して小回りが利くクルマではないものの、乗り心地を最重視した設計であるため割り切りが必要。また機械式の駐車場に収まるサイズも無いため、繁華街などへ出かける場合は、事前に平面駐車場や自走式の立体駐車場などの有無を確認しておくことが必要となる。

室内スペース:足をゆったり伸ばせる後席最優先設計

後部座席の快適性を最優先に設計されたトヨタ センチュリー。ホイールベースを従来モデルから65mm伸ばし、3,090mmと拡大されたことに伴って、前後席間が95mmも拡大。

助手席を前にスライドし、背もたれを前傾させることで後部座席の足元をさらに大きく確保することが可能だ。後部座席の背もたれも大きく倒すことができるほか、足を目いっぱいに延ばしてリラックスすることもできる。

収納スペース:ゴルフバッグ4個が十分に収納可能

後席の後ろに駆動用のバッテリーを搭載するため先代と比べてやや手狭になったとはいえ、トランク容量は484Lも確保。ゴルフバッグなら4個、77Lサイズのサムソナイトの特大スーツケースが2個収まるように設計されている。

床の前後左右には4つのフックが設けられているため、荷物の固定に重宝するほか、スイッチひとつでトランクリッドが閉じられる電動機構も搭載。開閉も滑らかでその動きは気品に満ち溢れ、上質さをより一層高めてくれる。

トヨタ センチュリーの性能・燃費・装備

後部座席に座る人に最上のもてなし空間を提供するトヨタ センチュリー。ここでは、くつろぎの空間を実現する装備・機能はもちろん、その走行性能や燃費などについても解説していく。

走行性能:ハイブリッド搭載でスムーズな走りを実現

トヨタ センチュリーに搭載されるパワートレーンは、V8の5.0Lガソリンエンジンと高出力モーターを組み合わせたハイブリッド車のみ設定。システムの最高出力は317kW(431PS)にも達し、モーターならではの滑らかな加速と大排気量エンジンならではのゆとりある巡行によって、静かで上質な走りを演出。

また、発泡剤の使用に加え、ルーフパネルのサイレンサー、エンジン音を遮断するダッシュサイレンサー、フロアから伝わる音をカットするアスファルトシートなど、ドアが閉まったその瞬間から外界の喧騒をシャットアウトしてくれる高い静粛性を実現。パーツのひとつひとつまでチューニングが施されているほか、路面状況に応じてショックアブソーバーの減衰力を最適化するAVSの搭載により、ショーファーカーに相応しい極上の乗り心地を与えてくれる。

安全性能:伝統の1台に先進の予防安全機能をプラス

トヨタ センチュリーは、オーナーが自らハンドルを握るというよりは、運転手がオーナーやVIPを乗せて移動するといった使い方が主になるクルマだ。そのため、ハンドルを握るのは熟練の運転手である場合がほとんどであるため、前車を追従する自動運転などの機能は搭載されていない。

しかし、3代目となる現行モデルは、新たにトヨタの予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を新たに搭載。周囲の車両や歩行者を検知して接触を防いでくれるほか、レーンキープのアシスト、車線変更時に死角を走る車を検知すると注意喚起する機能などを搭載。運転手の負担を軽減することで不慮の事故を防ぎ、後部座席でくつろぐオーナーやVIPの安全を守ってくれる。

燃費性能:大排気量でありながら12.4㎞/Lを実現

いくらハイブリッド車とはいえ、5.0Lのエンジンを搭載していれば、燃費性能は期待できない。そう思われがちだが、トヨタ センチュリーは、ハイブリッド専用に開発されたV8ガソリンエンジンに加え、トヨタが培ってきたハイブリッド技術を惜しみなく投入したパワーコントロールユニットの採用によってWLTCモードで12.4km/Lの燃費性能を実現。

ストップ&ゴーの多い街中でも9.9km/Lと上々な燃費性能を見せ、高速道路なら13.9km/Lとコンパクトカーのガソリンエンジンモデルに近い数値を記録。トヨタブランドの最高級車は、環境にも配慮しながら進化を遂げているのだ。

装備・機能:極上のくつろぎ空間を与えるシートを採用

極上の座り心地を実現するシートは、トヨタ車として唯一となるコイルバネを採用。座面がつっぱらずに深く沈み込むため、リビングのソファーに座るような感覚を覚えさせる。また、運転席と助手席の後ろには後部座席用のオットマンが備えられており、かかとを乗せて使用するオットマン、足裏を乗せてくつろぐフットレスの2WAY仕様となっている。

さらに、高くて水平な天井に加え、床とほぼ面一を実現したステップを採用することで、和服やロングドレスでも乗り降りがしやすいだけでなく、その姿を美しく見せるための配慮もされている。

トヨタ センチュリーおすすめポイント要約

21年ぶりにフルモデルチェンジを果たし、伝統を受け継ぎつつもハイブリッド化や先進の予防安全機能を搭載するなど現代風にアレンジが加えられたトヨタ センチュリー。まさに選ばれたオーナーやVIPのために作られたクルマだ。その格式高いシルエットはもちろん、外界の喧騒とは一線を画す静寂な車内空間、そして至極の座り心地を実現したシートに車内シアターシステムなど、トヨタの最高級車に相応しく贅を尽くした1台と言えるだろう。

ショーファーカーといった性質上、自分自身でハンドルを握るといったケースは少ないかもしれない。走る悦びと楽しみを味わうというよりは、後部座席でゆっくりとくつろぎながら目的地までの時間を存分に愉しむ。そんなゆとりある大人におすすめだ。

トヨタセンチュリー 2023年9月発売モデル

ベースグレード

価格 2,500万円
排気量 3500cc
駆動方式 フルタイム4WD
最高出力 262 ps(193 kW)/6000rpm
最大トルク kg・m(34.2 Nm)/4600rpm
乗員 4名
燃費 -

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