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- プラグ点火を併用する独創の予混合圧縮着火エンジン[HF-VPH:SKYACTIV-X]
直列4気筒 2.0ℓ(マツダ3, CX-30)BMEP:14.4bar Mazda3 プラグ点火を併用する独創の予混合圧縮着火エンジン[HF-VPH:SKYACTIV-X]
■HF-VPH
気筒配列:直列4気筒
排気量:1997cc
内径×行程:83.5mm×91.2mm
圧縮比:15.0
最高出力:132kW/6000rpm
最大トルク:224Nm/3000rpm
給気方式:スーパーチャージャー
カム配置:DOHC
吸気弁/排気弁数:2/2
バルブ駆動方式:ロッカーアーム
燃料噴射方式:DI
VVT/VVL:In-Ex/×
(Mazda3)
量産エンジンとしては世界初となる予混合圧縮着火(HCCI)型のガソリンエンジン。純粋な圧縮着火にこだわらず、プラグによる火花点火(SI)も併用するという手法により(マツダではこれをSPCCIと呼称)、安定的な制御が困難とされてきた予混合圧縮着火を完全なコントロール下に置くことに成功。HCCIの本命ともいえるλ=2.0以上の超希薄燃焼はこれまでの常識通りにごく一部の領域のみとなっているが、大量EGRを導入しながら(ただし空燃比はストイキ)SPCCIで燃やし切るという燃焼モードと合わせることで、実用運転領域の大部分をカバー。アイドリングや高回転領域では通常のSI燃焼による運転を行なう。見た目にはスーパーチャージャー付きのガソリンエンジンで、独特な要素となるのは最大噴射圧力70MPaの直噴システムと、各気筒に配置される筒内圧センサーくらいというシンプルな構成も特徴のひとつ。先に発売された欧州仕様(RON95ガソリンの仕様が前提)は圧縮比が16.3となっていたが、ハイオクガソリン(RON98)推奨となる国内仕様では圧縮比が15.0に変更されている。