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直列4気筒 1.5ℓ(フォルクスワーゲン ゴルフ、アウディA3 etc.)BMEP:21.0bar Golf 1.4→1.5ℓ。RDE時代を見据えたライトサイジング・ユニット[EA211 series:1.5TSI evo]

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1.5 TSI evo

2005年のツインチャージャーエンジンで2.0ℓから1.4ℓへの排気量ダウンを敢行し、ダウンサイジングターボの牽引役となったVW 。だが、WLTCからRDEという燃費規制の測定基準に市街地高負荷走行が大幅に採り入れられる状況では、高負荷での効率に難のあるダウンサイジングではもはや対応ができないと、排気量を取り戻す策に出た。グループ内のアウディではすでに1.8ℓを2.0ℓに拡大する「ライトサイジング」エンジンが登場しているが、本家の主力エンジンともいえる1.4ℓターボを1.5ℓとし「evo」の名を冠して2017年からリリースを開始した。ミラーサイクルをより広い領域で使い、そのために減ってしまう吸気量を高過給圧で補うようにしている。過給圧と同時に圧縮比も10.5から12.5へ大幅に高められる。

高負荷、過渡領域の特性を改善するため、ついに大衆車クラスのエンジンにVGターボが採用される。ターボラグの解消やEGRの大量導入も可能になる。供給はボッシュ・マーレ・ターボシステムズ(当時)の模様。