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直列4気筒ディーゼル 1.5ℓ(A、B、CLA)BMEP:22.4bar A180d 横置きメルセデスのためのディーゼルエンジン[OM608]
OM608の型番は振られている新エンジンではあるものの、実際は協業するルノー製ベテランニュニット・K9K型ディーゼルエンジン。鋳鉄ブロック、SOHC2バルブという基本は同じとしながら、「メルセデス・ベンツに載せる」という気概からか制御は刷新、アイドルストップ機能を加え、振動対策としてエンジンマウントは当然のこと、デュアルマスを備えるフライホイールを採用している。ピストンはスチール製を採用、細かいところではオルタネーターおよびACコンプレッサーもOM608型独自の仕様として調達。後処理装置としては尿素SCRを装備、EGRは高圧および低圧の双方を用いる。なお、ルノー協業による横置き1.5ℓのディーゼルエンジンとしては第二世代であり、先代にあたるOM607型も同様にルノーK9K型だったが、ディーゼルゲートでNOxの排出量が制限値を超えていることが発覚したことから大がかりな対策を施し、本機にシフトしたものと思われる。
■OM608
気筒配列:直列4気筒
排気量:1461cc
内径×行程:76.0mm×80.5mm
圧縮比:15.1
最高出力:85kW/4000rpm
最大トルク:260Nm/1750-2500rpm
給気方式:ターボチャージャー
カム配置:SOHC
吸気弁/排気弁数:1/1
バルブ駆動方式:ロッカーアーム
燃料噴射方式:DI
VVT/VVL:×/×
(A180d)
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