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旧車は騒音規制をクリアしていれば意外と自由に作れるのですが… マフラーの長さで危険なことも!!

  • 2017/09/19
  • G-WORKS編集部
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現行車では様々な規則で自由に取り付けられないけど、旧車なら自分の思い描いた形に作ることも可能

チューニングの代名詞的なマフラー。旧車、特に昭和47年式以前の車両は法規的にも材質や形状などある程度自由に作れるのも魅力の一つだけど、いくら自由に作れるからと言って排気口(出口)の位置を間違えるととんでもないことが起きるのです。今回はその注意喚起を行います!

こちらはドラッグレース車両の「腹下直管」。排気口がこの位置だと長く乗っていると生命の危険が!
ノーマルやアフターマーケットのマフラーで長く乗っている方や自作でマフラーを作っている方に今一度、自分のマフラーについて点検してもらいたい!

オレンジ色のマシン「スターロード・ニューZ」(ベース車両S30フェアレディZ)のようにバンパー/リヤ形状を大幅に見直し、マフラー出口もアクセントの一つとしてデザイン。カッコいいですねぇ〜!排気音と排気効率をとことんこだわり、さらに街中での「大人の静かさ」があり低くて図太い音ながら早朝の住宅街でも気兼ねなく走れる。こういう「ショップ単位」でもこだわりのマフラーが作れ、もちろん合法というのは、旧車の魅力でもあります。

さて、前置きが長くなりましたが注目してもらいたいのは「マフラー出口の位置」です。テール部分、リヤボディから少し飛び出しているのが分かると思いますが、ココが重要。例えば出口がリヤボディから少し入った位置だと、都合が悪い事が出てきてしまうのです。それはなにか?それは「排気ガスが室内に入り込んでしまう事がある」と言うことです。

極端な例ですが下回りが写っているもう一つの写真を見て下さい。こちらもベース車両S30フェアレディZでライジングガレージの車両。マフラーが腹下で無くなっています。これはドラッグレースカーでストックボディでの排気効率を最優先しての事ですが、注目は回りに付いているスス。これだけ排気口から有害なガスが出まくっているのです。

停車しているときだけでなく、走行風の流れでリヤボディより前側に出口があるだけで下回りに流れる空気が渦を巻き、ガスと共に室内に侵入。そのガスで室内にいる人が中毒を起こしてしまい、最悪命に関わってくることもあるのです。

意外と身近にこの状況は存在していてマフラーの穴あきによる排気ガスの漏れや、フランジの隙間から排気ガスが漏れて…と言う状況はあるのです。自分で製作してリヤボディ、リヤスカートより前に排気口を作ってしまったと言う方も要注意!「なんかクルマに乗ると頭が痛いな」と思ったらすぐに点検し、改善をして下さい。

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