快適&安全装備で、渋滞も苦にならない…かも? トヨタ新型アルファード/ヴェルファイアで首都高速を走ってみた【試乗インプレッション】
- 2018/01/27
-
MotorFan編集部
去る1月8日にマイナーチェンジモデルが発売したトヨタのアルファード/ヴェルファイア。全モデルに標準装備となった予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」の実力を首都高で試してきました。(PHOTO&REPORT:石川順一)
それぞれの個性を増したデザイン
プラットフォームを共通にしながら特徴的な外装でそれぞれにファンを持つアルファードとヴェルファイア。今回のマイナーチェンジでは個性がさらに強調された。
アルファードは大型のフロントグリルとキリっとしたヘッドランプでワイルド感を演出。リアに目を向けるとガーニッシュが拡大されていて、低重心感がアップさせているのがわかる。
一方、ヴェルファイアは前モデルでも特徴的だったヘッドランプの上下二段構成をさらに明確にしてクールさを強調。ダンベル形状をテーマとしたフロントマスクが、ワイド&ローなイメージを際立たせている。
ファーストクラスのようなセカンドシート
今回試乗したモデルは上級グレードの「executive lounge」仕様だったこともあり、車内は豪華そのもの。特にセカンドシートは飛行機のファーストクラスのような快適さで、落ち着きのあるベージュの革シートに腰かけると、左右の大型アームレストの安定感や包まれるような座り心地も相まって、まるで社長になったような気分が味わえる。
ボタン一つで飛び出してくるサイドテーブルもしっかりとしていて、ちょっとした作業をする際にも十分使えそうだ。
好みの分かれるパワートレイン
運転してみると、ミニバンとは思えないほど安定感のある走りが楽しめる。2.5L直列4気筒ベースのハイブリッドとV6 3.5Lガソリンの2つの異なるパワートレインを持つモデルに乗ったが、好みが分かれるところという印象を受けた。ハイブリッドモデルはエンジンの力強さやダイレクト感をこそそれほどではないが、高速走行時でもかなり高い静粛性を保っている。一方、ガソリンモデルは少々静粛性は劣るものの、勇ましいエキゾースト音が社内でも心地よく聞こえ、加速性能も高い。ダイレクトシフトも装備されているので、走りを楽しむならガソリン、居住性を求めるならハイブリッドといった住み分けになりそうだ。
「Toyota Safety Sense」の実力を体感
第2世代となった予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」の実力も首都高で試した。中でも、驚いたのが同一車線内中央を走行できるよう、ステアリング操作を補助する「レーントレーシングアシスト」機能だ。高速道路や自動車専用道路でしか使用できないとしているものの、車線に従って真っ直ぐ走るのはもちろんのこと、ちょっとしたカーブならこちらからハンドル操作をすることなく曲がってくれる。自動的にブレーキを操作し、進入に最適な速度と舵角を調整してくれるのだ。
さすがに急なカーブやアップダウンのある見通しの悪いカーブではハンドル操作が必要。その際はクルマからドライバーへ操作の主導権を渡すことになるが、メーターなどに表示は出ない。もっともハンドルを握っていれば、かかっていたテンションが抜けたことを手から感じられるのであまり問題はない。ちなみにレーントレーシングアシストはハンドルを握っていないと6秒で機能が切れ、再びハンドルを握ることでもう一度作動するようになっている。
車間距離を保って追従走行する機能「レーダークルーズコントロール」も装備されているので、もはやドライバーはブレーキもアクセルも踏む必要がない。ただ、ステアリングを握っているだけで、交通の流れに沿って高速道路を悠々と走ることができた。
高速道路でたびたび起きがちな渋滞による相次ぐ事故も、この機能を使えばかなり緩和できることだろう。自動運転に付随する様々な技術の進歩をひしひしと肌で感じられる試乗だった。
【SPEC】
トヨタ「アルファード」「ヴェルファイア」
エグゼクティブラウンジ
総排気量:2493cc / 3456cc
サイズ:全長4935×全幅1850×全高1950㎜
価格:335万4480円~750万8160円
問い合わせ先/トヨタ自動車 お客様相談センター
TEL:0800-700-7700
|
|
自動車業界の最新情報をお届けします!
Follow @MotorFanwebおすすめのバックナンバー
自動車業界 特選求人情報|Motor-FanTechキャリア
東証プライム上場、トヨタ系列の内装部品システムメーカー
生産技術<自動車シート機能品>
年収
450万円〜800万円
勤務地 愛知県豊田市猿投工場に配属予定です。
この求人を詳しく見る
トヨタ直取引の高品質/サイドバイザーのパイオニア
品質保証
年収
350万円〜500万円
勤務地 愛知県小牧市小牧本社に配属予定です。
この求人を詳しく見る
東証プライム上場、トヨタ系列の内装部品システムメーカー 生産技術<自動車シート機能品>
年収 | 450万円〜800万円 |
---|---|
勤務地 | 愛知県豊田市猿投工場に配属予定です。 |
トヨタ直取引の高品質/サイドバイザーのパイオニア 品質保証
年収 | 350万円〜500万円 |
---|---|
勤務地 | 愛知県小牧市小牧本社に配属予定です。 |
これが本当の実燃費だ!ステージごとにみっちり計測してみました。
日産キックス600km試乗インプレ:80km/h以上の速度域では燃費...
- 2021/03/26
- インプレッション
BMW320d ディーゼルの真骨頂! 1000km一気に走破 東京〜山形...
- 2021/04/03
- インプレッション
日産ノート | カッコイイだけじゃない! 燃費も走りも格段に...
- 2021/02/20
- インプレッション
渋滞もなんのその! スイスポの本気度はサンデードライブでこ...
- 2019/08/11
- インプレッション
PHEVとディーゼルで燃費はどう違う? プジョー3008HYBRID4と...
- 2021/06/28
- インプレッション
スズキ・ジムニーとジムニーシエラでダート走行の燃費を計って...
- 2019/08/09
- インプレッション
会員必読記事|MotorFan Tech 厳選コンテンツ
フェアレディZ432の真実 名車再考 日産フェアレディZ432 Chap...
- 2018/08/28
- 新車情報
マツダ ロータリーエンジン 13B-RENESISに至る技術課題と改善...
- 2020/04/26
- コラム・連載記事
マツダSKYACTIV-X:常識破りのブレークスルー。ガソリンエン...
- 2019/07/15
- テクノロジー
ターボエンジンに過給ラグが生じるわけ——普段は自然吸気状態
- 2020/04/19
- テクノロジー
林義正先生、「トルクと馬力」って何が違うんですか、教えて...
- 2020/02/24
- テクノロジー
マツダ×トヨタのSKYACTIV-HYBRIDとはどのようなパワートレイ...
- 2019/07/27
- テクノロジー
Motor-Fanオリジナル自動車カタログ
自動車カタログTOPへMotor-Fan厳選中古車物件情報
トヨタ アルファード
Z 登録済み未使用車 純正ディスプレーオーディオナビフルセグTV&パノラミックビューモニター 前...
中古価格 780万円
トヨタ アルファード
Z モデリスタエアロ(F/S/R) ヘッドアップディスプレイ デジタルインナーミラー ムーンルー...
中古価格 848万円
トヨタ アルファード
Z ワンオーナー 禁煙車 モデリスタエアロ モデリスタ20インチホイール 左右独立ムーンルーフ ...
中古価格 870万円
トヨタ アルファード
2.5S Cパッケージ サポカー 電動両側スライドドア サイドエアバッグ Bカメ フルセグ地デジ...
中古価格 546.1万円
トヨタ アルファード
2.5S Cパッケージ ツインサンルーフ フリップダウンモニター デジタルインナーミラー ディス...
中古価格 553万円
トヨタ アルファード
2.5S Cパッケージ ツインムーンルーフ 純正フリップダウンモニター デジタルインナーミラー ...
中古価格 558万円