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自動運転、パワートレイン、シャシー制御、空力/燃費  〜リーフ開発の真実に迫る〜 日産リーフは、この技術が凄い! 開発担当者が、4つの開発秘話&うんちくを大公開!! 【NISSAN LEAF 開発秘話 説明会】

  • 2018/03/12
  • MotorFan編集部 西内 辰夫
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その1 「駐車を楽しく! カメラと超音波センサーのフュージョン技術」

まず、自動運転技術の開発担当者による「駐車を楽しく! カメラと超音波センサーのフュージョン技術」というプレゼンテーションを紹介しよう。

リーフに搭載されている「プロパイロットパーキング」は、カメラ4個、超音波センサー12個を組み合わせることで、より正確で安全な自動駐車が可能となった。加えて、ステアリング、ブレーキ・アクセル、シフト、電動パーキングブレーキのすべての操作を自動化することで、新型リーフは『国産車初の本格的自動駐車』搭載モデルという勲章を得たのである。

複数のカメラやセンサーで得た情報を、より正確な解析・制御を行うことを「フュージョン技術」と呼ぶ。そう、このフュージョン技術こそが、プロパイロットパーキングの“技術うんちく”なのである。

リーフに搭載された自動駐車システム「プロパイロットパーキング」は、最新鋭の画像認識システムによって、わずか3つの操作で自車と駐車スペースの位置関係をリアルタイムで高速演算し、経路を補正しながら正確に目標位置へ向かう。

もしも障害物にぶつかりそうになった時は、超音波センサーでキャッチして自動ブレーキをかけて止まる。駐車場には白線が必要で、立体駐車場のパレットには非対応など、一部に条件や制約はあるものの、駐車枠の検出だけではなく、移動可能スペースも認識する。また、切り返しが必要な場合は、途中の切り返しも自動で行う。とても賢い自動駐車システムだ。

5km/hほどのクリープ走行と巧みなステアリングワークでスルスルと駐車していくその様は、まさに未来カーの象徴でもある。

「“バイ・ワイヤ”化されているリーフだから可能な技術でした」

「プロパイロットパーキングは、ステアリング、アクセル、ブレーキ、パーキングブレーキのすべてが“バイ・ワイヤ”化されているリーフだから可能になったシステムです。カメラやセンサーは、アラウンドビューモニター、クリアランスソナーといった他の装備と兼ねることで、ある意味でムダのないシステムになっています。最新鋭の画像認識システムは、リアルタイムで高速演算処理し、自車と駐車スペースの位置関係を割り出して補正することで、ズレのない自動駐車が可能となりました」
(日産自動車株式会社 電子技術・システム技術開発本部 ADAS&AD開発部 プロジェクト開発グループ 浅見 陽氏)

記者が感じた“技術うんちく”度=★★★

カメラと超音波センサーを組み合わせることで、移動可能スペースの認識、障害物の位置把握することで最適な経路を計算して走行することが可能となった。超音波センサーは、歩行者も検知し、衝突の恐れがある場合はブレーキをかけて止まる。プロパイロットパーキングは、前記した理由により、現時点では新型リーフだけに搭載されている。

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