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MotorFan.jp メカニズム解説ダイジェストVol.6 『LEXUS LC』 レクサスLCのメカニズムを徹底解説!

  • 2018/07/14
  • ニューモデル速報
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シリンダーヘッド一体型EXマニフォールド

エキゾーストマニフォールドはシリンダーヘッドと一体鋳造。マニフォールド周囲に冷却水を回し、冷間時には水温上昇を早めると同時に、高負荷時には排気温度を下げ、触媒の熔損を防ぐ。

V6エンジンブロックの冷却強化

シリンダーブロックはアルミダイキャスト製法のサイアミーズ型。ボア間にドリルパッセージを設けて冷却水を流し、全周を冷却することで、ボア変形によるフリクションの増加を抑制する。

駆動用主電池

走行用バッテリーには、リチウムイオン電池を採用。ニッケル水素式と比べて、容積で20%、重量で約34㎏軽量化を行なっている。電圧3.7Vのセルを84個直列につなぎ、310.8Vを得る。

自動変速機構のギヤレシオ表

1及び2速は減速段として、トルクを増幅すると同時に、出力軸の回転数を上げて、エンジン回転を最高出力領域まで引き上げる。4速は増速段として、高速域での燃費と静粛性を向上させる。

解決された従来システムの課題

トヨタ式HVシステムは、発電機とエンジン、出力軸の回転数が上図のような関係で動く。エンジン回転数を上げると、それ以上に発電機の回転数が高まってしまうから、低速域では最高出力発生回転数まで上げられないのだ。

フロントサスペンション

上下ともウイッシュボーン(鳥の胸骨)型リンクを2分割して仮想キングピン軸を形成するマルチリンク式サスを採用。アッパーアームを高い位置にマウントすることで、支持剛性を高めながら低いボンネット高も実現している。

リヤサスペンション

リヤサスは5本のリンクがホイール内に収まる“インホイール型”のマルチリンク方式。トーコントロールリンクはアクスルの後ろ側に付く。LDH装着車は、トーコントロールリンクを電動アクチュエーターで押し引きする4WSシステムを採用する。

さらに進化したフロントサスのアッパーアーム

ダブルウイッシュボーンのA型リンクをIアーム2本に分割すると、その仮想交点が転舵軸(キングピン軸)となるため、Aアームでは不可能な位置にキングピン軸を設定することができる。一方で、制動力や操舵反力でパンタグラフ変形し、交点が移動する。その動き量は、ボールジョイント間の距離が大きいほど大きくなる。GA-Lプラットフォームのフロントサスは、ボールジョイントを上下にずらすことで、この間隔を狭くしている。

タイヤ

全グレードにランフラットタイヤを採用。ランフラットタイヤは「乗り心地が硬い」と言われてきたが、ランフラット走行時の放熱性を高め、より耐久性の高い材料を使用することで、補強を最小限に抑制。乗り心地性能をコンフォートタイヤに近づけながら、スポーツタイヤに近い横剛性の確保を図った。

アルミホイール

20インチと21インチの2種類があり、さらに20インチは鍛造と鋳造の2種類を用意。あえて鋳造もそろえているのは、リム部にレゾネーター(共鳴音を消音する空洞)を設けるため。より静かな走りを求める向きは、オプションの鋳造ホイールを選択すべきだ。

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