Motor-Fan[モーターファン]|自動車最新ニュース・速報、試乗記など、クルマとカーライフを楽しむサイト

  • モーターファンテック
  • モーターファンバイクス[Bikes]
  1. TOP
  2. カタログ
  3. レクサス|LEXUS
  4. LC

レクサスLC500コンバーチブル 国産最強の大排気量NAエンジンを積む優雅さが魅力。走りもFRスポーツとして磨き込んだ

このエントリーをはてなブックマークに追加
レクサスLC500 Convertible 車両本体価格○1500万円

レクサスのフラッグシップクーペのLCに優雅なコンバーチブルモデルが追加された。メルセデス・ベンツSLがライバルになるであろうLC500コンバーチブルは、いまや絶滅危惧種とも言える5.0ℓV8DOHC自然吸気エンジン(477ps/540Nm)を積む。その走りを試した。
TEXT◎瀨在仁志(SEZAI Hitoshi) PHOTO◎Motor-Fan

ボディカラーはコンバーチブルの場合、11色から選べる。試乗車はブレージングカーネリアンコントラストレイヤリング(メーカーオプション色)

2020年7月レクサスのフラッグシップクーペモデルに追加された『LCコンバーチブル』に乗る機会を得た。LC自体なかなか乗るチャンスがないが、20年マイナーチェンジを受けたクーペモデルではリヤの安定感が増し、ボディはより一層のフラット感を得ている。リヤからユルユルと外へ押し出されていくような感覚や、上下にルーズに動く感覚が薄くなったことで、ボディはピタリと安定しトレース性能が向上した。

全長×全幅×全高:4770mm×1920mm×1350mm ホイールベース:2870mm 車両重量:2050kg 前軸軸重1070kg 後軸軸重980kg
トレッド:F1630mm/R1635mm 最低地上高:130mm 最小回転半径:5.4m
車重はLC500クーペのL packageより100kg重い2050kg。

定常域になってからGを追い込んでいくと、わずかに揺すられる印象は残るものの、優雅なクーペであることに加えて、FRスポーツとしての一面もしっかりと磨き込んできた。このところのレクサスのクルマ作りは、走りに妥協がなく進化し続けていることがよくわかる。

このLCにコンバーチブルが加わった。レクサスにとってIS350C以来のオープンボディとなるが、SCやISのハードトップモデルとは異なり、LCでは初のソフトトップを採用。レクサスならでは高級感あふれる流麗なシルエットと、コンバーチブルならではの軽快さにこだわった結果だという。

実車を見てみると、確かに従来のコンバーチブルモデルのように、バッサリと切り落として、折り目の入った屋根を無理矢理載せたようなフォルムとは異なり、クーペに負けない流麗なシルエットを実現。屋根を開けてもソフトトップゆえに、コンパクトに折りたたむことができ、フラットでハードタイプのトノカバーの採用と相まって、伸びやかなオープンフォルムを生み出している。

LC500 Convertibleではオートエアコンと連動して、シートヒーター、シートベンチレーション、ステアリングヒーター、そしてネックヒーターも合わせて緻密に自動制御する。真冬の青空の下でオープンエアを楽しんだが、寒さは感じなかった。
プラス2とはいえ、リヤシートがあるのは便利だ。車検証上、乗車定員は4名。

屋根を開けたときに感嘆を呼ぶすっきりとしたボディシルエットと、クローズドボディの小さなキャビンから生まれる美しいクーペスタイルを同時に味わえる。そんな贅沢な思いがこのソフトトップに込められている。

それでいながらキャビンは、+2レイアウトをキープ。前後にややタイトで角度がきついものの、大きめのバックを置くスペースや緊急時に子供を近所に乗せて行くことくらいはできる。もちろん、フロントシートリクライニングも仮眠できる程度の傾きまでは倒すこともでき、実用面においてはオープン2シーターとは大きな開きがある。

室内長×幅×高:1520mm×1550mm×1070mm
ルーフの操作スイッチはここ。50km/h以下なら走行中でも操作できる。

おすすめのバックナンバー

これが本当の実燃費だ!ステージごとにみっちり計測してみました。

これが本当の実燃費だ!ステージごとにみっちり計測してみました。 一覧へ

会員必読記事|MotorFan Tech 厳選コンテンツ

会員必読記事|MotorFan Tech 厳選コンテンツ 一覧へ

Motor-Fanオリジナル自動車カタログ

自動車カタログTOPへ

Motor-Fan厳選中古車物件情報

中古車TOPへ