Motor-Fan[モーターファン]|自動車最新ニュース・速報、試乗記など、クルマとカーライフを楽しむサイト

  • モーターファンテック
  • モーターファンバイクス[Bikes]
  1. TOP
  2. ニュース・トピック
  3. CAR MONO図鑑

カーナビ昔話 【カーナビ歴史探訪】 ナビとオーディオ2つの顔を持つデュアルフェイス イクリプス AVN9903HD 【CAR MONO図鑑】

  • 2018/11/30
  • 浜先秀彰
このエントリーをはてなブックマークに追加
2DINサイズボディに格納式モニターを内蔵した珍しいスタイル。

イクリプス2003年モデルの最上級「AVN9903HD」はモニター部を収納するとカーオーディオに見えるユニークなデザイン。使い勝手のよさも追求した秀逸なものだった。
REPORT●浜先秀彰(HAMASAKI Hideaki)

ナビフェイスとオーディオフェイスを使い分けられる

モニターを収納すると2DINサイズのカーオーディオに見える。操作性にも優れている。

 2000年代初めのカーナビ市場は百花繚乱といえるほどで、上級指向の華やかなモデルが数多く揃っていた。各メーカーともフラッグシップ機にはコストのかかるオリジナル技術を惜しみなく投入しており、30万円オーバーのプライスも珍しくなかった。

 2003年に登場したイクリプスの「AVN9903HD(当時価格:35万5000円)」は当時のシリーズ最上級機。2DINサイズボディ(横幅180mm×高さ100mm)に格納式の7型VGAモニターを搭載し、独自の「デュアルフェイス」を実現。このデュアルフェイスではモニターの使用時には「ナビフェイス」、格納時には「オーディオフェイス」となり、どちらの場合でも大きなボタンサイズを確保。特にオーディオフェイスではロータリボリュームや液晶表示なども搭載され、一般的なカーオーディオ同様の使い勝手を生み出していた。

 また、記憶メディアには20GB・HDDを2基搭載した贅沢な設計。ナビとオーディオで独立したHDDを使用することで互いの干渉を防いで高速アクセスを達成しているという。機能面ではIKONOS衛星画像の表示やCDからHDDへの3000曲の録音、本格サラウンドが楽しめるDVD5.1chデコーダーの内蔵などを備え、ナビ機能、エンタメ機能ともに業界トップレベルの充実度を誇っていた。

 このほか同社のラインアップには2DINサイズのAV一体型ボディにETC車載器を内蔵したモデル、「AVN3303D(当時価格:22万1000円)もあった。

市販初のETC車載機を内蔵したカーナビ「AVN3303D」。ETCレーン案内図なども表示する。

カーオーディオおすすめ15選|Bluetooth対応【2023年】

音楽好きであれば、カーオーディオにもこだわりたいもの。そこでBluetoothなど、スマホとの連携機能が充実したカーオーディオ...

あわせて読みたい

おすすめのバックナンバー

自動車業界 特選求人情報|Motor-FanTechキャリア

「自動車業界を支える”エンジニアリング“ 、”テクノロジー”情報をお届けするモーターファンテックの厳選転職情報特集ページ

motorfuntech

これが本当の実燃費だ!ステージごとにみっちり計測してみました。

これが本当の実燃費だ!ステージごとにみっちり計測してみました。 一覧へ

会員必読記事|MotorFan Tech 厳選コンテンツ

会員必読記事|MotorFan Tech 厳選コンテンツ 一覧へ