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マツダMX-30とCX-30。ボディサイズは同じ。でもまったく違うクルマ。デザインも違う! プロポーション&デザイン比較【東京モーターショー2019】

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マツダ初の量産EV、MX-30が東京モーターショーでベールを脱いだ

マツダ量産初のピュアEV、MX-30。ボディサイズ(全長×全幅)は、4395mm×1795mmでCX-30とまったく同じ。ホイールベースは2655mmで、これもCX-30と同一だ。では、MX-30は「CX-30のEV版」なのか?

MX-30はCX-30のEV版ではない

 マツダ量産初の電気自動車(EV)であるMX-30は、欧州で予約が開始され、2020年から欧州でデリバリーが始まる。なぜ欧州からか?といえば、燃費規制(CAFE)が厳しいからだ。燃費のいいクルマ多いマツダと言えども、「24Vマイルドハイブリッド=M-Hybrid」「クリーンディーゼル(SKYACTIV-D)」そして「SKYACTIV-X」、さらに、このMX-30が搭載する「e-SKYACTIV」の電気自動車を欧州では積極的に前面へ出し、ある程度の数を売らなければならないのだ。

 前述したように、MX-30とクロスオーバーのCX-30のボディサイズは
全長×全幅:4395mm×1795mm
ホイールベース:2655mm
 で共通である。

MX-30とCX-30のサイドビューを重ね合わせてみると

白いボディがMX-30、ソウルレッドがCX-30だ。写真の画角がやや違うが、前軸中心で合わせてみた。車高はCX-30の1540mmに対してMX-30は30mm高い1570mm

 だから、MX-30がCX-30のEV版だ、と思うのは早計のようだ。「MX」というモデル名は、マツダが新しいことにチャレンジする際に用いられるもの。単なるCX-30のEV版にはMXは使えない……のだ。

 それは、ボディのプロポーションを比べてみればよくわかる。また、これまでの「魂動デザイン」の路線とはまったく違う「HUMAN MODERN」というデザインコンセプトを採るため、ボディデザインもまったく違う。これも両モデルを並べてみることで検証してみよう。

まずはフロントビュー 左がCX-30、右がMX-30

 全体に言えるが、電気自動車のMX-30は直線基調のデザインをとる。最大の違いは、マツダ・デザインの「顔」であるシグネチャーウィングがMX-30ではないことだ。これまでとまったく違うフロントフェイスをMX-30は採用している。
 フロントフードの下に内燃機関(エンジン)を積まないMX-30はフロントグリルから冷却用の空気をCX-30のように取り込む必要がないため、グリルは非常に小さい。それに対して、マツダのエンブレムが大きくなって存在を主張している。

こちらはCX-30のフロントヘッドランプ。円筒形(シリンドリカル)なデザインだ
こちらがMX-30。新しいランプデザインになっている

フロント7:3比較

 全体に丸みを帯びたCX-30に対してMX-30は、やはり直線基調。両モデルのフェンダーアーチの形状が違うこともわかる。半円状のCX-30に対してMX-30はやや角ばったデザインを採用している。

次はリヤ7:3で比較する

 違うのはCピラーの角度。MX-30の方が角度が寝ていて、同じクロスオーバーながら、MX-30の方がよりパーソナルなクーペライクデザインになっている。したがって、ルーフはCX-30の方が後ろに伸びている。これは後席の居住性がCX-30の方が高い、ということを意味している。

 またサイドのパネルの映り込みを見ると、CX-30の複雑な麺構成に対して、MX-30のシンプルな面構成の違いがわかる。

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