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マツダCX-30のメカニズムをピンポイント解説! |SUVレビュー

  • 2019/12/26
  • ニューモデル速報
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目次開く

大き過ぎず小さ過ぎない、絶妙なサイズ感を実現

大型化されたアームレスト

CX-5と同等の余裕あるカップルディスタンス

スタイリッシュなデザインながら頭上空間も確保

歩行姿勢に近いS字の姿勢

振動の伝達経路を的確に制御

楽な姿勢を提供する工夫

自然な関節の角度で快適な着座姿勢を提供

グローバルサイズのベビーカーにも対応

中型スーツケースふたつを余裕を持って搭載可能

荷室トリムの工夫で より使いやすく

筋力の負担を少なく重い荷物の乗せ降ろしができる高さ設定

作動音にも配慮したパワーリフトゲート

軽量・高剛性な安全ボディを構築

新世代マツダ車に採用される環状骨格

各部に施される空力処理

独自発想の「減衰節」で静粛性を向上

高効率で走りと燃費を両立する

実用燃費と環境性能を追求しつつ力強さと静粛性を獲得

ダイレクトな走りを楽しむなら6速MT

ディーゼルを圧倒的に静かにする独自技術

応答性とダイレクト感が魅力の6速ATミッション

世界初の燃焼技術を投入したSKYACTIV-Xエンジン

思いのままの走りを支える新技術

路面状況に合わせて「i-ACTIV AWD」が駆動を最適制御

フロント:マクファーソンストラット式サスペンション リヤ:トーションビーム式サスペンション

新たな乗り味を決定づけるタイヤ開発

振動対策が凝らされたヒンジ構造

入力をピークでなく時間軸で制御する新世代の乗り心地

クルマとつながるマツダコネクティッドサービス

万一の時に心強い緊急通報機能

運転手の状態を見守るドライバーモニタリング

スマートフォンで遠隔操作と確認が可能

カメラとレーダーで高速道路の走行を支援

見えない方向からのクルマをお知らせ

対向&先行車を眩惑せずに視界を確保

高効率で走りと燃費を両立する

コンベンショナルなガソリンエンジンには、2.0ℓの主力を担ってきたPE-VPS 型を搭載。ピストンにボウル状の燃焼室を形成して低負荷時の着火性を高め、吸気弁側に電動VVTを使用して遅閉じミラーサイクルをコントロールする。

〈SKYACTIV-G 2.0〉
エンジン型式:PE-VPS
排気量(㏄):1997
種類・気筒数:直列4気筒直噴
弁機構:DOHC16バルブ
ボア×ストローク(㎜):83.5×91.2
圧縮比:13.0
最高出力(kW[㎰]/rpm):115[156]/6000
最大トルク(Nm[㎏m]/rpm):199[20.3]/4000
使用燃料:レギュラー
WLTCモード燃費(㎞/ℓ):14.8~16.2

実用燃費と環境性能を追求しつつ力強さと静粛性を獲得

マツダの名声をひときわ高めたSKYACTIV-Dの1.8ℓ仕様。1.5ℓ仕様に対してボア径を3㎜、ストロークを7㎜拡大し、行程容積を258㏄増やしている。圧縮比の14. 8に変更はなく、採用技術もほぼ同じ。

〈SKYACTIV-D 1.8〉
エンジン型式:S8-DPTS
排気量(㏄):1756
種類・気筒数:直列4気筒ディーゼル直噴ターボ
弁機構:DOHC16バルブ
ボア×ストローク(㎜): 79.0×89.6
圧縮比14.8
最高出力(kW[㎰]/rpm):85[116]/4000
最大トルク(Nm[㎏m]/rpm):270[27.5]/1600~2600
使用燃料:軽油
WLTCモード燃費(㎞/ℓ[2WD/4WD]):19.2/18.4

ダイレクトな走りを楽しむなら6速MT

スカイアクティブ-Xを含むガソリン車には、6速マニュアルミッションを設定。よりダイレクトな走りを楽しみたい、アクティブなドライバーにドライビングプレジャーを提供する。

ディーゼルを圧倒的に静かにする独自技術

ピストンピンの空洞部に内蔵したダイナミックダンパーを使用して、ピストン〜コンロッド系の構造共振音を相殺する「ナチュラル・サウンド・スムーザー」を装備。静粛性の高さは欧州製ディーゼルを凌駕する。

応答性とダイレクト感が魅力の6速ATミッション

基本構造は古くから使われている遊星歯車式ながら、トルクコンバーターを小容量化してロックアップ領域を広く取り、DCT並みの変速応答性とダイレクト感を実現したSKYACTIV DRIVE6速トランスミッションを採用する。

世界初の燃焼技術を投入したSKYACTIV-Xエンジン

量産ガソリンエンジンとしては世界で初めて、予混合圧縮着火燃焼(HCCI)を実現したSKYACTIV-X 。ディーゼルのような純粋な圧縮着火ではなく、火花点火による筒内圧の上昇を利用するため、マツダSPCCI(SParkControlledCompression Ignition)と称している。 日本向けにはレギュラーガソリンの使用もできるようにするため、圧縮比を16.3から15.0にまで下げている。燃料系配管の位置から、インジェクターはボアセンターにあるとことが分かる。手前に見えているのが、ルーツブロワー式の過給器。出力向上というより、吸気量とEGR量のバランス制御に使用しているのではないか。

〈SKYACTIV-X(MAZDA3欧州仕様)〉
排気量(㏄):1998
圧縮比:16.3
最高出力(kW[㎰]/rpm):132[180]/6000
最大トルク(Nm/rpm):224/3000

思いのままの走りを支える新技術

操舵開始と同時にエンジントルクをわずかに落とし、前輪の接地圧を高めて旋回開始をスムーズにするG-ベクタリングコントロールは、立ち上がり時にブレーキ制御も行なうG-ベクタリングコントロールプラスに進化した。

路面状況に合わせて「i-ACTIV AWD」が駆動を最適制御

AWDといえども、対角輪の接地荷重が抜けてしまうと、前後デフの差動機構が働いて、グリップしているタイヤにも駆動力が掛からなくなる。そこで空転輪にブレーキを掛け、その反力を利用して、グリップしているタイヤに駆動力を発生させる。

フロント:マクファーソンストラット式サスペンション リヤ:トーションビーム式サスペンション

サスペンション形式はMAZDA3と同様だが、車高アップに対応するため、フロントはナックルとロワアーム、リヤはトーションビームアクスルのトレーリングアーム部を新設計している。

新たな乗り味を決定づけるタイヤ開発

操縦安定性や乗り心地を大きく左右するタイヤは、専用 の先行試作車を仕立て、早期から特性がつくり込まれた。 基本的なコンセプトは、しなやかなサイド部としっかりと したトレッド部を持つ、最近のマツダ車に共通するもの。

振動対策が凝らされたヒンジ構造

バックドア開閉部のヒンジ機構。単純な部品だが、振動性能面から見ると「バックドアという質量を支持するバネ」として機能するため、この剛性をチューニングするだけでも、ブルブル振動を低減することができる。

入力をピークでなく時間軸で制御する新世代の乗り心地

新世代マツダ車は、乗り心地を良くするためにボディに伝わる入力の大きさ(ピーク値)を低減するのではなく、入力の伝わる時間軸に着目。時間を長く取って振動を吸収することで、滑らかな動きで上質な乗り心地と操安を実現している。

クルマとつながるマツダコネクティッドサービス

人とクルマをつなぎ、「安心」「快適」「楽しさ」を提供するマツダコネクトは全車に標準装備。8.8インチディスプレイとコマンダーコントロールのほか、スマートフォン専用アプリ「MyMazda」によって、11に及ぶ機能が操れる。

万一の時に心強い緊急通報機能

他社を含め搭載事例の増えてきた「エマージェンシーコール」。エアバッグ作動時や追突時、もしくは写真のSOSボタンが押された場合に、車両通信機から緊急通報と位置情報を発信。オペレーターが救急や警察の手配を行なう。

運転手の状態を見守るドライバーモニタリング

センターディスプレイには赤外線カメラと赤外線LEDが組み込まれ、ドライバーのまぶたの開き具合やまばたきの頻度などを監視して居眠りを検知。また顔や視線の方向から脇見も検知し、それぞれ警告を行なう。

スマートフォンで遠隔操作と確認が可能

スマホの専用アプリ「MyMazda」を使用することで、遠隔地から燃料残量やドアの施錠ハザードランプの消し忘れなどクルマの状態が確認できるほか、施錠や消灯操作も可能。ナビの目的地設定なども行なえる。
■機能項目
コンディションモニター(クルマの健康状態を確認できる)/バーグラアラーム(クルマの状態を確認できる)/カーファインダー(クルマの異常を知らせてくれる)/リモートモニター(駐車位置を確認できる)/うっかり通知(ドアロックを教えてくれる)/リモートコントロール(離れた場所からクルマの機能を操作できる)/目的地送信(スマートフォン経由で簡単に行き先をナビ設定できる)

カメラとレーダーで高速道路の走行を支援

「クルージング&トラフィックサポート」追従走行機能とステアリングアシスト機能により、先行車との車間距離を一定に保ちつつ、車線を検知している場合は車線沿った走行をアシスト。車線検知できない場合は先行車の軌跡に沿ってアシストする。

「クルージング&トラフィックサポート」追従走行機能とステアリングアシスト機能により、先行車との車間距離を一定に保ちつつ、車線を検知している場合は車線沿った走行をアシスト。車線検知できない場合は先行車の軌跡に沿ってアシストする。

見えない方向からのクルマをお知らせ

「ブラインド・スポット・モニタリング」は走行中に自車の後方から接近する車両の存在を知らせ、車線変更の際の後方確認を支援する。「後側方接近車両検知」は駐車場などで後退する際に左右後方からの接近車両を検知し危険を知らせる。

対向&先行車を眩惑せずに視界を確保

安全運転に必要な視認性を確保する「アダプティブ・LED・ヘッドライト」は、夜間走行時にクルマが先行車や対向車の状況を判断し、ヘッドライトの照射範囲や明るさを自動的に調整変化させ、周りに迷惑を掛けずに視認性を高める。

モーターファン別冊・ニューモデル速報 ニューモデル速報 Vol.590 マツダ CX-30のすべて

試乗インプレッション「至極の普遍性」
CX-30はMAZDA3のSUVスタイルと位置づけられ、成熟した乗り味や高い質感のインテリア&エクステリアが特徴。巧みなパッケージングで新たなマツダの人気車種となる予感。最新のマツダCX-30を徹底解説。

ライバル車比較「個性が際立つ存在感」
各社屈指のコンパクトSUVカテゴリーに加わったCX-30の魅力個性豊かなライバル達との比較で分析する。
ライバル車:C-HR、UX、エクリプスクロス

開発ストーリー「新たなスタンダードに」
CX-30のパッケージングはファミリーカーとしても使えるサイズ感と実用性、万能性がまさに絶妙なうえ美しさや所有感へのこだわりに一切の妥協はない。渾身の一台の開発秘話をインタビュー取材を通して詳しく解説。


使い勝手徹チェック「流麗スタイルに隠れた実用的パッケージング」
運転席まわりの操作レバーやボタンからナビ、空調の操作感、後部座席の居住性までクルマの基本的な使い勝手を徹底チェック。さらに室内収納スペースやラゲッジルームの広さなど実際に使うユーザーの目線で各所の機能を解説。


メカニズム詳密解説「マツダの思想色濃きメカニズム」
車体各部に独自思想に基づいた技術が投入され、マツダが求める「人馬一体」の走行性能が実現した。性能向上ののために投入された最新技術を詳密に解説。

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