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〈トヨタ・ヴェルファイア ハイブリッド〉先進装備に磨きを掛けて魅力増大【ひと目でわかる最新ミニバンの魅力】

  • 2020/02/26
  • ニューモデル速報
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撮影車両:ハイブリッド エグゼクティブラウンジZ

月間登録台数:511台(19年6月〜11月平均値)
現行型発表:15年1月(一部改良 19年12月)
JC08モード燃費:19.2㎞/ℓ ※「ハイブリッドX(8人乗り)」

REPORT●山本 晋也(YAMAMOTO Shinya)
PHOTO●平野 陽(HIRANO Akio)
MODEL●藤木 由貴(FUJIKI Yuki)

※本稿は2019年12月発売の「2020年 最新ミニバンのすべて」に掲載されたものを転載したものです。

撮影車はエアロバンパーを装着したグレード。テールレンズは全車共通で、ハイブリッドを示すのは小さなエンブレムだけとなる。スパッタリングの17インチアルミホイールは「エグゼクティブラウンジ」系の専用品。

■主要諸元 ハイブリッド エグゼクティブラウンジZ
全長×全幅×全高(㎜):4935×1850×1950
室内長×室内幅×室内高(㎜):3210×1590×1400
ホイールベース(㎜):3000
トレッド(㎜):前/後 1600/1595
車両重量(㎏):2240
エンジン種類:直列4気筒DOHC+モーター
総排気量(㏄):2493
エンジン最高出力(kW[㎰]/rpm):112[152]/5700
エンジン最大トルク(Nm[㎏m]/rpm):206[21.0]/4400-4800
モーター最高出力(kW[㎰]) 前:105[143] 後:50[68]
モーター最大トルク(Nm[㎏m]) 前:270[27. 5] 後:139[14. 2]
燃料タンク容量(ℓ):65(レギュラー)
トランスミッション形式:電気式無段変速機
駆動方式:4WD
タイヤ・サイズ:225/60R17
最小回転半径(m):5.6
JC08モード燃費(㎞/ℓ):18.4
車両本体価格:775万2000円

先進安全装備

グリル中央のエンブレム裏に置かれたミリ波レーダーとフロントウインドウ上部に見える単眼カメラを使ったシステム。夜間の歩行者や横断する自転車を検知する能力は、トヨタの先進安全装備の中では最上級の内容だ。

撮影車両データ

ボディカラー:ホワイトパールクリスタルシャイン
オプション装備:ITS Connec(t 2万7500円)/特別塗装色(3万3000円)/7人乗り専用エグゼクティブラウンジシート運転席側マニュアルウォークイン機構レス/専用フロアマット〈エグゼクティブ/エントランスマット付き〉(13万7500円)

ボディカラー

インパネ

「エグゼクティブラウンジZ」には9.2型ワイドのタッチディスプレイ(改良前)を用いたナビシステムが標準装備。「パノラミックビューモニター」を活用することで死角の障害物なども確認できる。ゴールドをあしらったメーターは最上級グレードに相応しい。

乗降性

1列目:助手席シート高 825㎜ ステップ高 410㎜
2列目:シート高 865㎜ ステップ高 410㎜

3列目
前後ともフロアは高いが、フロアから10㎝程度低いステップが用意されている上、A&Bピラーにはアシストグリップが備わっているので乗降性はまずまず。それでも小さな子どもや足腰の弱った高齢者にはサポートが必要なケースもあるだろう。2列目キャプテンシートは大柄だが3列目の乗降性にネガはない。

ミラー・トゥ・ミラー:2230㎜ 全幅:1850㎜
開口高;620㎜ 全高:1950㎜
リヤゲート地上高:1860㎜ 全長:4935㎜ 最小回転半径:5.6m

言うまでもなく国産ミニバンとしては最大級のボディだが、ワイド感を強調する大きなバンパーガーニッシュなどが実際の寸法以上に大きく感じさせるスタイリングだ。リヤゲートを開けた時の最高地点は2.1mを超えるため狭い駐車場での開閉には気を付けたい。写真ではフロントドアの開口角がタイトに見えるが、開口部そのものが広いため狭さは感じない。

居住性

1列目:「エグゼクティブラウンジ」系に標準装備されるプレミアムナッパのレザーシートはしっとりとした肌触りだ。座面のサイドの張り出しも最小限で乗降性とホールド性をバランスさせた形状となっている。運転席は8ウェイ電動調整式となっている。

3列目
2列目

「エグゼクティブラウンジ」系の特等席が、左右にアームレストを用意した2列目シートであることに疑問の余地はない。1列目の背面にはアシストグリップが付くなど至れり尽くせりだ。3列目の中央はエマージェンシー的、2名乗車であればほとんど不満はないだろう。

ラゲッジルーム

通常時:高さ 1190㎜ 奥行き 250㎜
3列目格納時:奥行き 1250㎜

2+3列目格納時:幅 910㎜ 奥行き 1740㎜
巨大なキャビンのほとんどをパッセンジャースペースとしていることもあり、フル乗車状態での積載性は心もとない。3列目シートはスライド可能で、最前位置に動かせば奥行きは700㎜まで拡大することができる。また、シート下の空間を上手く利用すれば長尺物などを積むことが可能。ラゲッジ優先ならば最大2025㎜の奥行きとなる8人乗り仕様がお薦めだ。

うれしい装備

シート脇のレバー操作に連動してオットマンが格納され、背もたれが前に倒れるマニュアルウォークイン機構を「エグゼクティブラウンジ」系の運転席側2列目シートに装備。これにより3列目に素早く乗り込める。
内側アームレストにはドリンクホルダーや格納式テーブル、AC電源を備える。オットマンは角度、前後スライドを電動で調整可能。
パワーバックドアは予約ロック機能付き。ボタンを押すだけでリヤゲートを閉じることができる。リモコンキーの操作でも、電動で開閉することが可能だ。
2列目シートの外側アームレストにはポジション調整や読書灯、快適温熱シートなどの操作系が置かれる。単機能型スイッチのため初めてでも使いやすい。
スライドドアやリヤゲートを開閉する操作系はコックピットのマップランプ付近に置かれる。助手席からも操作しやすいのはうれしい。
シフトレバー脇の「EV」ボタンを押せば、可能な限りエンジンを掛けずに電気だけで静かに走行可能。深夜の帰宅時などに活用したい。
右側ふたつのボタンを押すと2列目シートを標準ポジションに戻すことができる。左のボタンはマルチビューカメラシステムの起動用。
夏も冬も気持ち良い温度に設定できる快適温熱シートを1列目と2列目に装備。写真は1列目の操作系だがダイヤル操作でわかりやすい。

SEAT ARRANGE

7人乗り:1+2列目シートフルフラット状態
7人乗り:2+3列目シートフルフラット状態
7人乗り:4名乗車+ラゲッジスペース
7人乗り:4名乗車+最大ラゲッジスペース

グレードにより主に2列目シートが異なっている。シートアレンジ例としてピックアップしたのは、「V“Lエディション”」と「ZR“Gエディション”」。2列目は最大500㎜のスライドが可能で、荷物量に応じて調整しやすい。フルフラットモードは1+2列、2+3列の2パターンを持つ。後者のシートアレンジは長尺物を積む際の参考にもなるだろう。

バイヤーズガイド

2列目が単独シートの7人乗りの他に、ベンチシートになる8人乗りも用意されている。小さな子どもがいる人は、ベンチシートでお世話もしやすいし、チャイルドシートを装着してのアレンジも、乗車人数によってはメリットが高いことがあるので、家族構成を考えてのチョイスを。

主にバンパーの違いにより標準ボディとエアロボディを用意する。改良で三眼タイプのフルLEDヘッドライトの採用車種が増えた。外観では、トヨタエンブレムに変更されたことがトピックスだ。
ハイブリッド エグゼクティブラウンジ Z
ハイブリッド Z

ハイブリッド X

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