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“マッキナとクルマは別物” トヨタ・ヤリスと乗り比べてみたフィアット・パンダの『価値』 同条件で燃費を計ったら、パンダ、大健闘!

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左のヤリスは1.5ℓ直列3気筒DOHC自然吸気、右のパンダは0.9ℓ直列2気筒SOHCターボ。パワーユニットの「個性」はパンダが際立つ。

 技術の視点を付け加えておくと、パンダは世にも珍しい0.9ℓ・2気筒ターボエンジンを搭載している。排気量が0.9ℓなら3気筒にするのが一般的だが、燃焼効率向上や機械損失低減の観点で2気筒にした。引き換えにトルク変動による振動の問題は出るが(実際、シーンによってはなかなか派手に出る)、振動には目をつむって効率を重視し、量産化した。大英断だ。日本ではダイハツが軽自動車向けに2気筒を検討したが、量産化に至らなかったのは振動の問題がクリアできなかったからだろう。細かいことにうるさい日本のユーザーのことを考えれば妥当な判断である。

エンジン形式:直列2気筒SOHC エンジン型式:312A2 排気量:875cc ボア×ストローク:80.5mm×86.0mm 圧縮比:10.0 最高出力:85ps(63kW)/5500rpm 最大トルク:145Nm/1900rpm 過給機: ターボチャージャー 燃料供給:PFI 使用燃料:ハイオク 燃料タンク容量:37ℓ

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 TWINAIR(ツインエア)と呼ぶこのエンジンは、油圧を使って吸気側のバルブリフトとタイミングを自在に制御するMULTIAIR(マルチエア)も採用している。フィアット・パンダは大らかに見えて、その実先進的な技術を搭載したマッキナなのである。望外に燃費がいいのは、優秀なツインエアのおかげだ。

(編集部)
 首都高湾岸線大井PAでパンダとヤリスのトリップメーターをリセット。そこから、湾岸線〜横浜横須賀道路・佐原IC〜国道134号線で城ヶ島まで走り、復路は国道134号線〜逗葉新道〜横浜横須賀道路・逗子IC〜横浜新道〜第三京浜・都筑PAまで約100km走行した。

フィアット・パンダeasyのモード燃費は
JC08モード燃費:18.4km/ℓ

ヤリスZのモード燃費は
WLTCモード燃費:21.6km/ℓ
 市街地モード16.1km/ℓ
 郊外モード22.9km/ℓ
 高速道路モード24.3km/ℓ

 実走行の燃費は、次の通りだった。

走行距離:98.7km
平均速度:35km/h

パンダが17.7km/ℓ
ヤリスが18.4km/ℓ

 パンダの健闘が光るが、パンダの燃料はプレミアムであることに注意が必要だ。

フィアット・パンダ Easy
全長×全幅×全高:3655mm×1645mm×1550mm
ホイールベース:2300mm
車重:1070kg
サスペンション:Fマクファーソンストラット式 Rトーションビーム式
エンジン形式:直列2気筒SOHC
エンジン型式:312A2
排気量:875cc
ボア×ストローク:80.5mm×86.0mm
圧縮比:10.0
最高出力:85ps(63kW)/5500rpm
最大トルク:145Nm/1900rpm
過給機: ターボチャージャー
燃料供給:PFI
使用燃料:ハイオク
燃料タンク容量:37ℓ

JC08モード燃費:18.4km/ℓ
車両価格○224万円

※画像ギャリーに、ヤリスとパンダの比較写真を掲載しています。画像ギャラリーへは画像をクリックするとリンクします。

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