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2014年11月のマイナーチェンジで「アイサイト」がVer.3に進化。2015年6月には「ハイブリッド」も仲間入り 四代目スバル・インプレッサ(GP/GJ系)|コスパ抜群中古車! 一世代前の狙い目モデル

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四代目スバル・インプレッサG4(右、GJ系)、スポーツ(左、GP系)。いずれも2011年12月発売モデル

中古車は世代が古く低年式なモデルほどお買い得かと言えばさにあらず。生産終了から年月が経つにつれ残存台数が減り、希少価値が上がることで相場が高騰することは珍しくない。

また本体価格が安かったとしても程度の良い個体が少ない、あるいは部品代が高いどころか一部の重要保安部品が生産終了していて入手困難なため維持そのものが困難、というケースも多々見られる。

そこで狙い目なのが、流通台数が多く故障や部品の心配も少ない、また燃費を含めた動力性能や安全性能の面でも大きく見劣りしないためコストパフォーマンス抜群な、現在新車販売されている世代よりも一つ前のモデルだ。

今回は、2011年11月に国内デビューしたスバルのCセグメントカー「インプレッサ」の四代目をご紹介しよう。

TEXT●遠藤正賢(ENDO Masakatsu) PHOTO●SUBARU

目次開く

【2011年11月30日発表、12月20日発売】フルモデルチェンジ(A型)

【未公表、2012年7月発売】仕様変更

【未公表、2012年10月5日発売】一部改良(B型)

【未公表、2013年4月発売】仕様変更

【2013年5月14日発表、5月31日発売】特別仕様車

【2013年10月29日発表、11月12日発売】一部改良(C型)

【2013年12月24日発表、2014年2月4日発売】特別仕様車

【2014年11月25日発表・発売】マイナーチェンジ(D型)、特別仕様車

【2015年4月14日発表・発売】特別仕様車

【2015年5月19日先行予約開始、6月19日発表、7月10日発売】追加モデル

【2015年10月6日発表、10月14日発売】一部改良(E型)

歴代スバル・インプレッサ。左より初代、二代目、三代目、四代目スポーツ、四代目G4

 スバル・インプレッサは三代目まで、EJ20型2.0L水平対向4気筒ターボエンジンにMT、フルタイム4WDを組み合わせた「WRX」および「WRX STi」を走りのトップモデルとして設定していた。

 またこれが、1992年から2000年まで販売された初代では、市販車の性能がラリーでの戦闘力を左右しやすいグループAマシンをトップカテゴリーとしていたWRC(世界ラリー選手権)の向けのホモロゲーションモデルとなった。

 2000~07年販売の二代目、2007~11年販売の三代目では、スバルのWRC参戦マシンがすでに改造自由度の高いWRカー規定に移行していたため、市販車との直接的なつながりは薄れていたものの、引き続き「WRX」や「WRX STi」を設定し、WRCをルーツとする超高性能スポーツセダン&ハッチバックとしてのキャラクターを堅持している。

 だが、2011年11月にインプレッサがわずか4年半でフルモデルチェンジし、5ドアハッチバックの「スポーツ」と、4ドアセダンの「G4」をラインアップする四代目となった際、「WRX STI」と、2010年6月に発売されたクロスオーバーモデルの「XV」は、三代目インプレッサをベースとしたモデルの販売を継続しつつ、いずれもインプレッサから独立した車種となった。

死角が少なくスイッチ類も直感的に操作しやすいよう設計された運転席まわり
広さだけではなく乗り降りのしやすさにも配慮された室内空間。写真はスポーツ
四代目および三代目インプレッサのパッケージング比較図

 こうして誕生した四代目インプレッサが目指したのは、日常的な場面で扱いやすくコストパフォーマンスに優れたベーシックカー。「New Value Class」を商品コンセプトとし、「スタイリッシュな外観と質感の高い内装」「軽快で気持ちの良い走り」「燃費のよさを実感できる環境性能」が開発の主要テーマに掲げられた。

FB20型2.0L水平対向4気筒エンジン
新リニアトロニック

軽量化されたボディ骨格
 具体的には、1.6LのFB16型および2.0LのFB20型からなる新世代ボクサーエンジンと新リニアトロニック(CVT)、アイドリングストップ、空力性能向上と軽量化が追求された進化型「SIシャシー」、そしてADAS(先進運転支援システム)普及の立役者となった「アイサイト(Ver.2)」といった新技術が積極的に投入されている。

 では、そんな四代目インプレッサがどのように進化していったのか、モデルの変遷を以下に記す(価格はいずれも発表時点のもの(当時の税率における消費税込み))。

【2011年11月30日発表、12月20日発売】フルモデルチェンジ(A型)

四代目スバル・インプレッサスポーツ(GP系、2011年12月発売モデル)
四代目スバル・インプレッサG4(GJ系、2011年12月発売モデル)

グレード構成はスポーツ、G4とも下記の通りで、価格も同一。

「1.6i」…1.6L車のベーシックグレード。FF・CVT:155万4000円、AWD・5速MT:169万500円、AWD・CVT:174万3000円

「1.6i-L」…1.6L車の装備充実グレード。FF・CVT:171万1500円、AWD・5速MT:184万8000円、AWD・CVT:192万1500円

「2.0i」…2.0L車のベーシックグレード。FF・CVT:185万8500円、AWD・CVT:208万9500円

「2.0iアイサイト」…2.0iにアイサイト(Ver.2)を装着。AWD・CVT:219万4500円

「2.0i-S」…17インチアルミホイールなどでスポーティな装いに。FF・CVT:199万5000円、AWD・CVT:222万6000円

「2.0i-Sアイサイト」…2.0i-Sにアイサイト(Ver.2)を装着。AWD・CVT:233万1000円

【未公表、2012年7月発売】仕様変更

 ボディカラーのラインアップを一部変更した。

【未公表、2012年10月5日発売】一部改良(B型)

「XV」の発売に伴い、ヒルスタートアシストを全車に標準装備。ボディカラーのラインアップを一部変更した。

【未公表、2013年4月発売】仕様変更

 G4のボディカラーのラインアップを一部変更した。

【2013年5月14日発表、5月31日発売】特別仕様車

「アイボリーセレクション」の室内
 専用のアイボリー内装に加え、クロームメッキのドアハンドル、ブラックハイラスター塗装のアルミホイール(2.0L車のみ)を採用した「アイボリーセレクション」を、スポーツとG4の「1.6i-L」(FF・CVT:182万1750円、AWD・CVT:203万1750円)、「2.0i」(FF・CVT:197万9250円)、「2.0iアイサイト」(AWD・CVT:231万5250円)に設定した。

【2013年10月29日発表、11月12日発売】一部改良(C型)

G4 2.0i-Sアイサイトの室内
 ステアリングまわりのデザインを変更したほか、助手席パワーシートを新たに設定。遮音材の強化やエンジンの作動音低減により静粛性を高めつつ、電動パワーステアリングのチューニングを変更によって、より軽快で安心感のあるハンドリングを実現している。

 グレード構成に変更はないが、「2.0i-S」がFF・CVT:201万6000円、AWD・CVT:224万7000円、「2.0i-Sアイサイト」がAWD・CVT:235万2000円へと、価格がいずれも2万1000円アップした。

【2013年12月24日発表、2014年2月4日発売】特別仕様車

「リミテッド」の室内
 専用のレッドステッチ入りブラックアルカンターラ/トリコット内装に加え、サテンメッキドアミラー、クロームメッキドアハンドルを採用した「リミテッド」を、スポーツとG4の「2.0i-S」(FF・CVT:204万7500円)、「2.0i-Sアイサイト」(AWD・CVT:238万3500円)に設定した。

【2014年11月25日発表・発売】マイナーチェンジ(D型)、特別仕様車

G4のアイサイト(Ver.3)使用イメージ
G4 2.0i-Sアイサイトの運転席まわり

スポーツ2.0iアイサイト・アクティブスタイル
 初のフェイスリフトでフロントマスクを刷新。ドアミラーの形状を変更して前方死角を減らした。G4にはさらに、光輝ウインドゥモールやトランクリップスポイラーを採用するとともに、リヤバンパー下部をブラックアウトしている。

 インテリアは、加飾パーツの追加により質感を高めつつ、メーター中央に3.5インチカラー液晶のマルチインフォメーションディスプレイ、フロントセンタートレイ内USB電源(×2)、SDナビを新たに設定し、利便性をアップ。アイサイトをVer.3にアップデートした。

 走りについても、サスペンションセッティングを変更し、ステアリングギヤ比を16.0:1から14.5:1へとクイック化。ボディ各部への吸音材の追加やウインドゥガラス周りの構造変更などにより、静粛性を向上させた。2.0L車はさらに、エンジンのフリクションを低減したほか、走行モードを切り替えられる「SI-DRIVE」を新たに採用している。

 グレード構成は大きく変更されていないものの、1.6L車にスポーティな装いの「1.6i-S」が追加されている。スポーツ、G4とも下記の通りで、価格も同一。

「1.6i」…FF・CVT:159万8400円、AWD・5速MT:173万8800円、AWD・CVT:179万2800円
「1.6i-L」…FF・CVT:176万400円、AWD・5速MT:190万800円、AWD・CVT:197万6400円
「1.6i-S」…FF・CVT:181万4400円、AWD・CVT:203万400円
「2.0i」…FF・CVT:191万1600円、AWD・CVT:214万9200円
「2.0iアイサイト」…AWD・CVT:225万7200円
「2.0i-S」…FF・CVT:207万3600円、AWD・CVT:231万1200円
「2.0i-Sアイサイト」…AWD・CVT:241万9200円

 また、「スポーツ2.0iアイサイト」をベースとして、ルーフレールやサンルーフ、専用アルミホイールなどを装着してアウトドア色を強めた特別仕様車「アクティブスタイル」(AWD・CVT:254万8800円)を設定した。

【2015年4月14日発表・発売】特別仕様車

スポーツ2.0アイサイト・プラウドエディション
 アイサイト搭載車がJNCAP最高ランクの「先進安全車プラス(ASV+)」を獲得したことを記念し、メッキドアハンドル、ピアノブラック調加飾パネル+シフトブーツ、キーレスアクセス&プッシュスタート、クリアビューパックなどを採用。価格を抑えた特別仕様車「プラウドエディション」を、スポーツとG4の「1.6i-L」(FF・CVT:180万3600円、AWD・CVT:201万9600円)、「2.0i」(FF・CVT:201万9600円)、「2.0iアイサイト」(AWD・CVT:236万5200円)に設定した。

【2015年5月19日先行予約開始、6月19日発表、7月10日発売】追加モデル

インプレッサスポーツハイブリッド2.0i-Sアイサイトのエクステリア
インプレッサスポーツハイブリッド2.0i-Sアイサイトインテリア
インプレッサスポーツハイブリッドのシャシー&パワートレイン

「スポーツ」にスバル独自のパラレル式AWDハイブリッドシステムを採用した「ハイブリッド」を追加。エンジンは2.0L、トランスミッションは駆動用モーターを一体化した専用リニアトロニックのみを設定し、JC08モード燃費20.4km/Lを実現した。

 これに合わせ、タイヤサイズをガソリン車の205/50R17から215/50R17へと拡大し、フリクションを抑えたダンパーを採用するなど、サスペンションセッティングを変更。液体封入エンジンマウントの採用や遮音材・吸音材の追加・強化で、静粛性も高めている。

 エクステリアは専用のフロントバンパーやスポイラー、インテリアはブルーのアクセントなどでコーディネート。そのほか、ハイブリッドシステムとアイサイトを協調制御する「ECOクルーズコントロール」を実装した「アイサイト(Ver.2)」を全車標準装備した。

 グレードは「ハイブリッド2.0iアイサイト」(AWD・CVT:250万5600円)と「ハイブリッド2.0i-Sアイサイト」(AWD・CVT:263万5200円)の2種類。

【2015年10月6日発表、10月14日発売】一部改良(E型)

G4 1.6i-Lアイサイト
 アイサイト(Ver.3)を装着する「1.6i-Lアイサイト」(AWD・CVT:208万4400円)、「1.6i-Lアイサイト・プラウドエディション」(AWD・CVT:2124万7600円)、「1.6i-Sアイサイト」(AWD・CVT:213万8400円)を、スポーツとG4の双方に追加した。

 なお、これらグレードのタイヤ・ホイール・ブレーキサイズは2.0L車と同等で、リヤスタビライザーも装着されるようになっている。

■スバル・インプレッサスポーツ2.0i-Sアイサイト(F-AWD)*2011年12月発売モデル
全長×全幅×全高:4415×1740×1465mm
ホイールベース:2645mm
車両重量:1350kg
エンジン形式:水平対向4気筒DOHC
総排気量:1995cc
最高出力:110kW(150ps)/6200rpm
最大トルク:196Nm/4200rpm
トランスミッション:CVT
サスペンション形式 前/後:ストラット/ダブルウィッシュボーン
ブレーキ 前/後:ベンチレーテッドディスク/ディスク
タイヤサイズ 前後:205/R17 84W
乗車定員:5名
車両価格(当時):233万1000円

四代目スバル・インプレッサスポーツ(左、GP系)、G4(右、GJ系)。いずれも2011年12月発売モデル

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